08いざ林間学校へ
08話更新しました
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翌日学校に行くとやはり注目を集めている。
「まぁ、あれだけやらかしたら当然か」
こちらに向ける視線は様々だ、羨望、敵意、恐怖、中にはゴミを見るような視線もチラホラ
「まぁ、ある意味Bクラスが注目を独占してるな~良きかな、良きかな」
「ジンギード君おはよう」
振り返ると先生が手を振りながら挨拶してきた
「おはようございます、昨日はエライ迷惑を掛けてすいません」
「落ち着いたみたいね、昨日から君の話題で持ちきりよ」
「いや~注目を浴びるのは苦手なんですがね」
「暫くは続くから覚悟してね、ところで今から少し話があるけど良いかしら」
「朝から説教は勘弁」
「フッフッ違うわよ」
先生の後をついていき、空き教室に入る。
「で、話とは何ですやろか」
「関係無い話だけと君は時々意味が分からない語尾や言葉を使うわね」
「あまり気にせんで下さい、クセみたいなもんですわ」
「まぁ、いいわところで昨日の模擬戰の事だけどね、君の強さが尋常ではないとAとSクラスの先生から言われているのよ」
「それで何か困る事でもあるんですか?」
「AとSクラスからスカウトがあったのよ」
「はぁー?スカウト何ですかそれ」
「あまり無い事だけど上位クラスの先生が認めたらスカウトをするの、そうすると試験を受けずに昇級出来るシステムよ」
「ふーんつまり引き抜きですか」
「君が応じれば上に上がれるわよ、どうする?」
「興味無いですね」
「えっこんなチャンス無いわよ」
「だから興味無いって言ったんです」
「理由を聞いて良いかしら」
「上に行っても得られる物が無い、しかも俺は実力テストでBと評価された、それが数ヶ月しか経たないのに昇級とか試験担当者の力量を疑われますよ」
「それは、君が真面目にやらなかったからでしょ」
「そうであってもその資質ぐらいは見極められるはず」
「フゥー君は本当に子供らしくわね」
当然だ前世の30数年の記憶と合わせると結構なオジサンだ。
本音を言うと、あの脳筋ガチムチ先生と牛乳瓶の底のメガネをしたザマス先生は生理的に無理。
それにこの先生はマジで好み卒業までシモベで良い、もしかしたらおこぼれがあるかもと期待する日々が楽しい、教師と生徒禁断の愛考えただけでも悶絶もんだ。
「とにかくその話はノーサンキュウです」
「分かったわ、君の気持ちは伝えておくわ」
「よろしくっす、話はこれだけですか」
「もう一つあるわ、彼らが謝りたいそうよ」
「あぁ、その件はもう良いっすわ、Aの奴らをシバいたお陰でスッキリしてるんで」
「そうなの、しかし一応は聞いてあげてね、あとさっきも言ったけど君は今注目の的だから周りがうるさくなるけど我慢しないとダメよ」
「前向きに検討します」
「話はそれだけよ、さあ教室に行きましょう」
教室に入るとロンギウスとライオネルを始め皆が駆け寄ってくる。
「対抗戰では不甲斐ない試合をしてしまいごめんなさい、君の試合を見て皆が感動してしまった、そして君みたいになりたいと思った」
「君たちはまだまだ強くなれるよ、諦めなければね、俺は戦うのを諦めたのが気にいらなかっただけさ」
「俺達は下位クラスに勝って調子にノリ過ぎた反省している」
「もう良いよ、二度と同じ間違いをしなければね」
「私はももっと頑張るわ」
マーガレットが泣きそうな顔で言う。
「あぁ、そうだな又同じ事をしたらお尻ペンペンな」
「もうジンギード君のエッチ」
「残念男はみんなスケベ俺は特にド変態」
「俺は紳士だそ」
「自分で紳士とか言ってる奴が一番ヤバい、ムッツリか隠れ変態が限りなく陽性だな」
場が和んだ所を見計らった様に先生が入ってきて
「は~い皆さん席についてね」
皆が席につき
「来月に林間学校があります、皆さんは初めてなので説明します」
「さあ、どんな感じかな」
「期間は1週間森の中にロッジがあり、そこで生活してもらいます、森を探索して食料確保、獣との戦闘など様々な事があります、ただ毎年怪我人が多数出ていますし死者も出た事があります、くれぐれも遊び感覚で参加しない様に、林間学校に行くか行かないかは自由ですので参加する人はこの用紙に名前を書いて下さい」
「やベーこれは燃える展開やな」
そしてBクラスからの参加者は俺を含めて15人
林間学校が始まるまで毎日訓練の日々を送る。
「日数が少な過ぎるな、皆を鍛えるには限度がある」
「いやジンギード君大分力をつける事が出来たよ、これで少しは君の足を引っぱらすに済みそうだ」
「おっやる気満々じゃん」
「当たり前だ、対抗戰の汚名返上をしないとな」
「良いね~スゴく良いよ、頼りにしてるよ」
「あぁ、俺達に出来る事はやるよ」
こうして林間学校の準備は最低限出来た
「まぁ練習と実戦は別物だからな、その時にならんと分からん、最初は大変だろう、ゲー吐く奴も居るだろうし躊躇して殺せん奴も出てくるだろう、注意して見とかないとな」
今気にしてもしょうがないかーでも
何があっても良い様にシュミレーションはしとくか
翌日
馬車にて目的地に向かう、さながら修学旅行気分だ。
皆でワイワイしながら馬車は進む。
到着までおよそ2時間ほどだ
これから俺達の林間学校が始まる。
最後まで読んでいただきありがとうございます
初等部編はあと1~2話ほどで終わります。
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