71創造の力
71話更新しました
良ければブクマ、評価、感想よろしくお願いします
俺は大広間にいる
「こ、これは」
目の前に広がる料理に興奮が止まらない
「ヤベ~和食に洋食に中華だと飯まで生み出せるんか」
久々の料理に目から涙が溢れそうになる
当然女性陣は
「「何これ~」」
「初めて見る料理じゃ旨そうじゃのう」
カレンとレイナが広間に入って来て
「初めて見る料理ばっかりでお口に合うか分かりませんがどうぞ召し上がって下さい」
「ありがとうございます、ごちそうになります」
皆恐る恐る見慣れない料理を食べる
「うわ~この料理とっても美味しいわ」
「えぇいくらでも食べられますわ」
「ラベンダー食べ過ぎはダメよ、太るわよ」
「うるさいわね、分かってるけど止まらないわ」
皆の食いっぷりが凄まじい
まぁ俺も久々の懐かし飯に箸が止まらないんだけどな。
「しかし何だこの飲み物はウマイではないか」
「あぁパラミアそれはワインだ」
「ワインかえたまらんのう」
それから暫く食事を楽しんだ
「もう食べられないわ」
「わたくしもお腹一杯」
「満足して頂けた様で何よりです」
「とても美味しかったです」
「食事の後は温泉などいかがですか」
「温泉?」
「あっすみません、お風呂の事ですよ、お肌に良い成分が含まれていますよ」
「本当ですか、是非お願いします」
「皆さんを温泉にご案内して下さい」
「ハッ」
女性陣はウキウキしながら案内人の後をついていった
「ジンギードさんもどうですか」
「いえ俺は二人と少し話がしたいです」
「それでは別室にご案内します、話はそこでよろしいかしら」
「はい」
「妾も一緒に良いか」
「えぇ」
場所は別室に移り
「お話とはどのような事でしょう」
「まずは多分ですが俺はレイナさんと同じ違う世界からコチラに来ました」
「えっジンギードさんもですか」
「ジンで良いですよ、そしてレイナさんは日本から来たのでは」
「そうです、ワタシは日本で生まれ日本で死にこの世界に来ました」
「俺も同じです」
「まぁこんな奇跡ってあるのね」
それから暫く何気ない会話をして
「ところでレイナさんの創造の能力はどのような感じなんですか」
「実はワタシの頭の中には分厚いアルバムがあるのです」
「アルバムですか」
「はい、恐らくワタシが前世で経験した事が写真としてビッシリ詰まっています」
「鮮明にですか」
「そうです、その写真を取り出すと同じ物がこの世界に現れます」
「マジかよ、それは流石にチート能力過ぎる」
「いえその代わりにワタシは他の力が何一つありません」
「その力は魔力は使わないんですか」
「えぇワタシは魔力も0です」
では普通の人間がそのまま転生した事になるのか、いや普通ではないか
「この世界で生きるのはかなり大変ですね」
「えぇワタシはここでは一生生まれたてのヒヨコみたいな感じですね」
「難儀や話ですね」
「だからこの能力を出来る限り生きる為に活用しようと日々考えています」
確かにこの力で身辺をガードしないと襲われたらあっという間にお陀仏だ
いやひょとしたら何とかなるかも
「レイナさんもしかしたら身を守る事が出来るかもしれませんよ」
「それは本当なのですか」
「俺はその力がまだ分かってはいません、ちなみにそのアルバムに無い物は出せないのですか」
「まだやった事がありません」
「では可能性はあるかもですよ」
「ジンよ何だか面白い事になって来たのう」
「あぁ上手く行けばだかな、レイナさんもしこれが成功したら俺達のお願いも聞いてもらえるかな」
「えぇそれは勿論ワタシに出来る事なら構いませんが」
これは都合が良いな
「レイナさんアルバムの中に無い物で前世で見た物を思い出してみて下さい」
「はい、やってみます」
レイナは目を閉じ記憶を思いかえしている様だ
そして目を開けると
目の前に一つの物が姿を現す
「レイナさん何故に自販機」
「すいません他に思い浮かばなくて」
「自販機はアルバムの中にありますか」
「いいえありません」
「ではレイナさんの能力はアルバムの中に無い物でも作れると言う事になりますってか元々そうゆう能力だったのではないですか」
「ジンさんから言われるまで考えもしませんでした」
「でもこれで自分の身は守れる力が手に入ると思いますよ」
これでコチラのお願いもしやしくなった
「レイナさんまずはチャカいや拳銃を出して下さい」
「やってみます」
暫くすると目の前にチャカが現れる
「上手く行きましたね、この世界の人はこの武器を知らないので不意打ちや遠距離攻撃は出来ますよ、まぁ練習は必要ですが」
「ありがとうございます、練習して自分の身を守れる様にします」
これで少しは気休めになるだろう
「レイナさんその力を見込んで色々な武器を出して欲しいのです」
「えぇ喜んで」
それからレイナさんの頭が痛くなるまで色々な武器を出してもらった
これでこれから先の戦いが楽になる
有意義な1日を過ごし俺は部屋でゆっくり休んだ。
翌日
大広間にてビュッフェスタイルの朝食を取り
俺達はカレンさんに会いに行く。
72話「未開のダンジョン」をお楽しみに
少しずつペースを上げていきますので
これからもよろしくお願いします




