67未開の大地
67話更新しました
体調の都合で週2話ペースでの更新としました
もし楽しみにしてくれてる方がいたら申し訳ないありませんがご了承下さい
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「お嬢よ貴女も分かっているとは思いますが現魔王を倒さぬ限りこの大地にフュージョン体が溢れ人間族は全滅します」
「分かっておる、今魔界の門の鍵を探して旅をしておれのじゃ、現在一個は見つけておる」
「鍵を見せてもらってもよろしいか」
パラミアは鍵を見せると
「この鍵は魔界に入る為のマスターキーです」
「武の魔将の鍵ではないのか」
「これは我々が偽装しております、武の魔将の鍵はこちらにあります」
ワークスは同じ鍵をパラミアに渡す
「偽装とはどうゆう事なのじゃ」
「現在魔界に入る為には6つの鍵が必要なのです、魔界の門を通り、魔の螺旋を降りデビルロードを行くと魔界ですが今は結界が張られています、その結界を解除するのがこのマスターキーです」
「ウムこのマスターキーは知られてはダメと言う訳じゃな」
「その通りです、そしてこのマスターキーで解除出来る時間は数十秒ほどです」
「あい分かった」
「残りの鍵も我等4魔将と魔王様が守っています」
「それは本当なかえ」
「はい場所までは分かりませんが残留思念が続く限りは間違いなくおります、お嬢皆に会って下さい」
「必ず必ず会いに行く」
「ありがとう、それではお嬢がこれからやるべき事をお伝えいたします」
「ウム聞かせてくれ」
「まずはこの世界の事を少しお話します、この地上には全部で10の大陸があります」
「それは妾も分かっておる」
「今いる獣人の国とジン君達の国は孤立した状態なのです、ジン君達の国から北東に船で行くと未開の大地があります又獣人の国から北西に船で行っても未開の大地なのです」
「なるほどのうつまりは未開の大地を攻略しないと他の国には行けないと言う訳じゃな」
「その通りです但し未開の大地は魔獣の生息地どんな進化をしているか我等にも不明他にも未知の生物が潜んでいるかもしれません」
「ウム充分に気をつけよう」
「未開の大地は広大な大陸です攻略にはかなりの月日が必要になります」
「その事なら心配要らぬ、妾は転移魔法が使える様になったからな」
「左様でありますか、では安心ですなですがくれぐれも無理はなさらぬ様に」
「分かっておる、ところで聞きたい事があってな以前から神族の気配を感じぬのじゃワークスは何か知らんか」
「その事ですが実はアイツが罠に嵌めて神を無きものしたのです、神を失った神族は地上に落とされました」
「何とむごい事をアヤツは狂っておるな」
「神がいなければアイツの思う通りに事は進みます」
「妾がそんな事は絶対にさせはしない」
「お嬢頼みます、ジン君達もお嬢の事よろしく頼みます」
「ワークスさん俺は自分の意思でパラミアに付いていってるんです気になさらないで下さい」
「わたくし達も同じ気持ちですわ」
「感謝する」
「ワークスよ心配するでない、ジン達はとてつもなく強い妾の良き仲間じゃよ」
「お嬢幸せそうで何よりです」
「ウム今は充実しておるぞ」
「それでは余り時間もありませんので手短に、お嬢我の残りの能力を譲渡します」
「妾に能力の譲渡じゃと」
「我の力も一緒に連れて行って下され、我が消えても魂はお嬢の中に、お嬢最後に会えて我は嬉しかったですぞ体には気をつけてではさらば」
それだけを言ってワークスは煙になりパラミアの体に吸い込まれていった
「ワークスよソナタの気持ちしかと受け取った」
帰り道俺達は一切言葉を交わさず
ワークスさんの思いを噛み締めていた
翌日は部屋に閉じ籠りこれからの事をぼんやりと考えていた
「思っていた以上に切羽詰まってるな」
それでも今日ぐらいはパラミアにしんみりする時間があっても良いだろう
俺はマーガレット達とこれからのスケジュールを話そうかとパラミアには内緒で呼び出した
「ジン急にどうしたの」
「うんこれからの事を相談しようと集まってもらったんだ」
「相談も何もわたくし達はお姉さまとジンが決めた事に従うだけよ」
「何処までもついて行くわ」
「本当に良いのか」
「当然だわ」
「分かった、ところでワークスさんの話では今度の目的地は間違いなく未開の大地だ」
「えぇ更に気を引き締めないといけないわね」
「それよりも未開の大地までの船が必要になるな」
「そうね、王様に話をしてみましょう」
「それが良いわ」
「よし、今から王様に会ってみよう」
早速王様に会い事情を説明する
「なるほどな、よし分かった船を用意しよう」
「王様ありがとうございます、後数人ほど人を貸してもらえると助かります」
「それも承知した」
「重ねてありがとうございます」
「なんのジン殿には返しきれない恩があるこれぐらいは当然だ、していつ旅立つんだ」
「準備もありますので1週間以内には行こうと思っています」
「寂しくなるな」
俺は王宮を出て宿に戻る
俺は飯を食べようと下に降りると
「ジンかソナタも食事か」
「あぁパラミアもか」
「ウム」
お互い無駄な会話をせず食事を取る
食事を済ませると
「ジンよ妾は一刻も早く未開の大地に行きたい」
「あぁ知ってる、すでに船も用意した」
「流石はジンじゃして出発は何時にする」
「準備とか色々含めると一応1週間以内かな」
「あい分かった」
それから5日ほど俺達は旅立つ準備と挨拶回りに時間を費やしいよいよ出発の日
船着き場までの道のり
「ジンちゃん皆気をつけて行くんだよ」
「何時でも戻ってくるんだよ」
と暖かい言葉をもらい心がホッコリする
船着き場に到着し船に乗り込む
「未開の大地へ向けて出航だ」
68話「上陸」をお楽しみに
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