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冴えないド田舎おっさんヤクザ~異世界転生仁義~  作者: KEIOH


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62/117

62異常事態

62話更新しました

ブクマ、評価、感想など頂ければ嬉しいです

よろしくお願いします

パラミアはこれまでの事を王様達に話し

今の原因なっている現魔王の企みを語った

「これはあくまでも妾の考えによるものであって真意は分からぬ」

「ではパラミアさんは今の魔王は人類を全滅させようとしているのか」

「妾はその可能性は充分にあると思っておる」

「何て事だ」

「だからそうならぬ為には魔界に入る必要があるのじゃ」

「魔界にですか」

「そうじゃその為には鍵を探さねばならぬ、この世界の何処かのダンジョンの最深部に眠っておる」

「俺達は既に一つは見つけました、ただ魔界の扉を開く鍵は全部で5つ必要です」

「つまり後4つを探さないと」

「そうゆう事です」

「鍵はダンジョンの最深部の何処にあるのか分かるのか」

「鍵は最深部のクリスタルの中あるがこればっからは行ってみないと分からんのじゃよ」

「なるほど」

「クリスタルが出す波形が邪魔をして鍵の気配が消されるのじゃ」

「ところで王様このダンジョンは現在何処まで探索が進んでいるのですか」

「40階層までだ」

「分かりました、明日俺達もダンジョンに行きます」

「それはありがたい、よろしく頼む」

「ジンよ少し気になる事があるんじゃが」

「パラミアどうしたんだ」

「ウム実はこの国に来た時から試していた事あるんじゃよ」

「話してくれ」

「現魔王がこの様な所業に出ているのに神は何もしないのが変だと思い妾はずっと神の気配を探しておった」

「神の気配が分かるのか」

「妾でも微かには分かる、だかいくら探っても神の気配すらしないそれどころか神族も誰1人として感じぬ」

「どうゆう事なんだ、神はいないのか」

「考えられる可能性は二つ、まずは何かしらの結界又は誰かが阻害しているこれが一つ目、二つ目は神がもういないすなわち神堕じゃコチラは厄介な事になるじゃろうな」

「神堕だと神は死んだと」

「その可能性もあるという事じゃ、じゃがそれ自体はさほど問題では無いむしろ神族の気配が無いのが問題なんじゃ」

「神堕が問題ではないと言うのか」

「どの種族でも世代交代という物があるじゃろう、神堕しても次の神を神族の中から誕生させれば良いだがその神族の気配が無いのじゃぞこれは大問題であろう」

「次の神が出ないとどうなるんだ」

「この世界は神族と魔族この2種族のパワーバランスで成り立っておる、どちらかの力が弱まれば世界は破滅の道をたどる事になるじゃろう」

「パラミアさん悪いが詳しく教えてもらえないだろうか」

「人には正のエネルギーと負のエネルギーの二つがある、我々は正をポジティブエナジー、負をネガティブエナジーと呼んでおる神は正を魔族は負が力の源になっておるのじゃ」

人間の感情から生まれる正と負

人には喜怒哀楽がある

つまり喜と楽が正、怒と哀が負と分けられるのだろう

「俺の前世は間違いなく負の塊だっただろうな」

そう思いながら話の続きを聞く

「問題は負のエネルギーを魔族が取り込まなくなった時正のエネルギーは生まれない、神の力の源が無くなるというわけじゃよ」

「では正のエネルギーが生まれないと神の力が衰えるという事ですかな」

「そうゆう事じゃ更に力を失えば神は天空に居続ける事が出来ぬ様になり地に堕ちる、神堕のもう1つの意味じゃな」

「そうか、神族は既に地に堕とされたと考えるべきなんだな」

「ウムジンの言う通りじゃ、そして地に堕ちた神族は力を失い人と同じ力にまで減退するのじゃ」

「神族が堕ちれば魔族の思いのままになるわけか」

「そうじゃ負のエネルギーが人を鬼にする、そして争いが起きそれにより神族も巻き込まれて結果的には人も神族も滅ぶ」

「パラミアさん話は良く分かった、それで我々は何をすればいいんだ」

「何も出来ぬな、人の負の感情はどうしようもない、嫉妬、妬み、怒り様々な感情から負のエネルギーは生まれるからのう」

「今は鍵を見つける事だけしかないのか」

「もう1つこの世界の何処かに堕ちた神族を探し守る事じゃな」

「どちらにせよやる事は限られてるわけだ」

「そうじゃ」

「お姉さまあまりのんびりもしてられませんわね」

「ウム明日から気合いを入れてさっさと片付けねば取り返しのつかない事態になるやも知れんからのう」

「お任せ下さいませ」

「ジン殿又君達に負担かけて済まないがよろしく頼む」

「王様気にしないで下さい、話はかなり大規模になりましたがやる事は変わらないので」

「せめて宿屋はコチラで用意させよう、それぐらいはさせてくれ」

「王様ありがとうございます」

明日からはいよいよダンジョン探索にはいる

まずはスタンピートしているモンスターを蹴散らし恐らく中にいるフュージョン体を倒し最下層を目指す

やる事は何も変わらない


「ジンよ先ほどはこの国の王を不安させない為にサラっと話したが状況はあまり芳しくないぞよ」

「あぁ分かってるよ正味の話あまりゆっくりも出来ないだろうな」

「ウム流石はジンじゃ良く分かっておる」

「とにかく明日に備えて今日はゆっくりしようぜ」

「わたくし達は露天のおばちゃんにご挨拶に行ってきます」

「俺もお世話になった人にお礼と挨拶をしてくる、パラミアはどうする?」

「妾は少し街を回ってみる、もしかしたらこの国に神族がおるやもしれんからのう」

こうしてそれぞれがつかの間の休息を楽しむのだった














63話「ダンジョン探索開始」をお楽しみに

下の⭐を押してもらえたら

わたしのやる気が上がります

よろしくお願いします

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