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59旅立ち

59話更新しました

ブクマ、評価よろしくお願いします

わたしのやる気が上がります

俺とパラミアはダンジョン100階層にまだ滞在していた

「なぁパラミアこのクリスタルから魔香が出ているのか?」

「魔香?あぁ~ミストの事か人間は魔香と呼んでおるのか」

「魔香じゃないのか」

「そうじゃ、この粒子が見えるか」

「あぁこれか」

「この粒子にはダンジョンを活性化させたりモンスターを産み出したり、物を作ったりするシステムがデータとして組み込まれておる」

「何でそこだけハイテク機能なんだよ」

「妾も良く分からん、じゃが分かってる事はこの粒子にモンスターを喰らう事で能力が上がり強くなるシステムが組み込まれていたらフュージョン体が生まれる事は容易に想像が付くわ」

「現魔王は何の為にそんな事を?」

「まぁあくまでも妾の予想じゃが魔族を地上に押し上げる為じゃろうな」

「魔族は地上をも征服する事が目的だと」

「それは分からんがな、しかしそうでないとフュージョン体なぞ作る必要性が無いからのう」

「どちらにせよ、あまりノンビリしてる暇は無いと言うわけだな」

「ウム」

「それで鍵は何処にあるんだ」

「おぉ~そうじゃ話に夢中で忘れていたわ、ちと待っておれ」

そう言うとパラミアはクリスタルに手を突っ込んだ

すると手がクリスタルに吸い込まれていく

「おい、大丈夫か」

「大丈夫じゃよ、おっあったわ」

パラミアの手には少し大きめの鍵が握られていた。

「赤いなこれが鍵か」

「ウムこれは武の魔将の鍵じゃな」

「うん?鍵は一つじゃないのか」

「言って無かったかえ鍵は全部で5つ必要じゃ」

「初めて聞いたぞ」

「それはスマン、魔界の門の封印を解くのは5つの鍵に封じられた魔力が必要なんじゃよ」

「じゃああと4つ必要なのかよ、えらく途方もない話になって来たな」

「あぁちなみにあと4つは、青力の魔将の鍵、緑魔道の魔将の鍵、白守護魔将の鍵、黒魔王の鍵じゃ、ちなみに武の魔将の鍵の名はバーバレスじゃ」

「鍵に名前があるんかよ」

「そうじゃよ、鍵の名はその昔の魔王と魔王の側近だった四魔将の名前じゃ」

「それであと4つもこの世界にあるのは間違いないのか」

「間違いなくある」

これは一刻も早く探さないと俺が生きている間に全部揃えるのはかなり難しくなりそうだ

「大体この世界にダンジョンは幾つあるんだよ」

「さぁ分からん」

「そこは分からんのか~い、それでクリスタルは破壊するのか」

「クリスタルはそのままにしておく、破壊すればこのダンジョンは活動を停止して廃ダンジョンになってしまう、ここを生業としている者達は仕事を失う事になるからのう」

「理解したが大丈夫か?」

「ロンギウス達もおるしソコソコ敵の数を減らしてくれれば強力なフュージョン体は誕生せんじゃろうよ」

「それなら安心だな、用も済んだし帰ろうか」

「ウムそうじゃな」

こうして俺達はダンジョン制覇をしたがギルドや他の人には内密にする事にした

理由は一度誰かの手でクリアをした後では達成感が半減してしまうしモチベが下がるからだ。

正直パラミアが居たからクリアが出来たと考えるべきだろう

これはロンギウス達にも当てはまる

なのでダンジョンは未制覇という事にする


パラミアの転移魔法で一気に10階層まで戻り

俺は一旦家に帰る事にした。


家に着くと親父に

「悪い春休みが終わってから旅に出るつもりだったけど少し早くなるよ」

「そうか、それで行き先は決まってるのか」

「いや、まだ決めてない」

「そうかでは獣人の国に行け、俺もそうだったからな」

「分かった親父ありがとう」

「出発は何時だ」

「そうだな3日後だ」

「俺は街作りに忙しくなる、今日から向こうに泊まり込みになりそうだ・・・ジン達者でな」

「あぁ、親父もな」

俺は早々て親父に別れを告げ部屋の荷物を整理する。


翌日はお世話になった人を回り1日が潰れる

その次の日

ロンギウス達に別れの挨拶をしに行く

「マジで寂しくなるな」

「たまには帰って来るさ、ダンジョンの事頼むぞ」

「あぁ、任せろ」

他の奴らも一通り挨拶を済ませたがマーガレット、ラベンダー、アーニャは姿を見せなかった


そして旅立ちの日

母さんとミリーナに見送られながら馬車は出発する

「ジンよこれからもよろしく頼む」

「何を堅苦しい二人の門出だ、楽しんで行こうぜ」

「ウム、してこれから何処へ行くのじゃ」

「港町バラクーダに向かってそこから船で獣人の国ね行く」

「ほう獣人の国とな、楽しみじゃ」


その時馬車が急に停止した

「どうしたんだ」

「君達そこを退きなさい」

俺は馬車から降りて前に行く

「ジンわたくし達を置いて行くなんてヒドイですわ」

そこにはマーガレット、ラベンダー、アーニャが立っていた

「お前達何をしているんだ」

「私達もご一緒しますわ」

「何を言ってるんだ」

「私達三人は家からちゃんと許可をもらって来ましたわ」

「しかし」

「ジンよもう諦めよ、意志が固そうじゃ」

「お姉さまありがとうございます」

「分かったよ」

「お姉さま、ジンよろしくね」

コイツらの行動力の凄さは男勝りだな

「女は度胸かぁ」

こうして俺とパラミアの二人旅が3人増えて5人旅となった

ただ男が俺一人なのは凄く嫌な気分だ

この先片身が狭くならなければ良いが

長い長い旅の始まりだ。














60話「再び獣人の国へ」をお楽しみに

下の⭐を押してもらえるととても嬉しいしわたしのやる気も上がります

よろしくお願いします

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