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05子分なんかいらね~

この学校に入学して早1ヶ月が過ぎた

授業は超退屈だがそれなりに楽しく過ごせている。

ただ2つほど憂鬱な事を抱えているのだ。

まずは模擬戰の後先生から本当の実力を隠している事がバレてしまった件だ。

「別に隠していた訳じゃ無いんだけどなぁ~」

実力テストが余りにもクソ過ぎてやる気がゼロになっただけだか面倒臭いので素直謝った・・・

のが間違い。

「内緒にしてあげる代わりに先生の言う事を聞いてもらうわよ」

判断ミスだった。

「これは奴隷モードまっしぐら、まぁ良いか、この先生はマジで俺のドストライクだし」

何を命令されるかゾクゾクする。

「アレ、俺ってM属性だったかな?」

まぁ良い、もう一つがかなりウゼ~

模擬戰後対戦した6人が金魚のフンの様に付きまとってくる。

6人に呼び出された時は、アオハル展開あるかーとワクワクしたのだが

「俺達6.人ジンギード君の下につく、なので稽古をつけて欲しい」

「君たちは十分に強いから」

「俺をなめないでくれ」

いやいや誰も君の顔なんてなめないから

「君が本気を出してない事ぐらい分かってる」

「コイツらウゼ~子分なんかいらね~から」

そう断った筈だが1ヶ月経っても付きまとっている。

「マジでしつけ~な、何食ったらそんなに粘れるんだ、納豆かよ」

ちなみにこの世界には納豆は無い。残念大好物なのだが。

あいつらから逃げ回っていたら、今度は先生に捕まる。

「ジンギード君、話があるのだけど」

「うわ、嫌な予感、で話とは?」

「実はね、2ヶ月後にクラス対抗戰があるのだけど君に人選して鍛えて欲しいの」

「何で俺が面倒臭せ~、他の人に頼んで下さいよ」

「あら、そんな事を言って良いのかしら」

この女狐め、マジでおっぱい揉んだろか

「分かりましたよで何をやらせるつもりですか」

「対抗戰までに選んだ人達を強くして欲しいの」

「うわっ、更に面倒臭せ~それをして俺に何のメリットがあるんです」

「無いわ、私の査定が上がるだけよ」

コイツおっぱい揉むだけじゃ足りねぇ~舐めたろか

「それから、君の対抗戰の出場はNGだから」

「うわっ、最悪何の楽しみも無いわ」

「じゃあ、お願いね」

「勝手な事ばかり言って、クソがバックレたろうかな」

実際出来るわけもなく、タメ息をつきながら

「カッタルイけどやるしかないか」

教室に戻りロンギウスを始め他5人を呼び出し

「仕方ないから稽古をつけるからあと4人集めてくれ」

「本当か」

「あぁ、早くしないと心変わりするぞ」

10人が集まる

「2ヶ月後にクラス対抗戰があるらしい、君たち10人が出場する」

「ジンギード君は出ないのか?」

「NGだとさ」

「俺達だけでやれるのか」

「知らん、少しでも戦える様に稽古はつける、超面倒臭いけど」

コイツらにはまず基礎体力をつけないとどうにもならん。

「まずは1週間走り込んで筋トレ以上だ」

「はぁ、それだけかよ」

「グズグズ言わすやる」

ロンギウス達は文句を言いながら訓練を始める

1週間分のメニュー表は渡した。

「俺は何をやってるんだ、他人の為に前世では考えられん」

この世界に来て少しは変わってきてるのか

「アホらしい、そんなわけ無いか」

そして1週間メニューをひたすらこなし次のメニューに入る。

正直1週間やった所で大した変化は無いが大会まで日にちがあまり無いので仕方ない。

次の1週間は素振り、次は戦略といった感じに対抗戦前日まで黙々とメニューをこなした。

「やる事はやったし後は知らねー」

さて最後に

「じゃあ1人ずつ俺との試合をやりまーす、まず君から」

名前は聞いたはずだが覚えてない。

モブ男その1でいいか、とりあえず打たせて悪い所を指摘する、評価普通

次モブ男2、コイツはモブの中で一番成長している。

将来有望株だ、センスがある。

評価大変良く出来ました

次モブ男3、彼は逆に一番成長していない、剣術の才能が無い。

ただ動きはピカ一だ、敵の撹乱役に丁度良い短剣を持たせたらもう少し使える

評価もう少し頑張りましょう。

次はカレン、女性の名前はしっかり覚えている

この娘はこれから強くなる、もう少し時間があればまたまだ伸びる。

潜在能力は最強だろう。

評価超可愛いからOK

基本的に女性には甘いのだ、俺の長所

さてここからメイン

まずはレイズン

模擬戰の時と比べ格段に速度が速くなっている

基礎体力強化と筋トレを中心に鍛練した効果が出ている。

課題はまだ多いが現状は合格だろう。

次はソルト

体術を得意としているがバリエーションが無かった。

攻撃パターンを増やし単調にならない様になった

ガタイが良いから仕掛ける時は一気に攻める、その為に体力強化をしたのが良かった。

こちらもまだまだ課題はあるが今の段階ではこれで良しとする

次はマーガレット

この娘は基本がしっかりしている、ただ真面目過ぎて剣筋が分かりやすかった。

だから基本はそのままで所々でフェイントを入れたり緩急をつけるだけでかなり読みづらくなった。

こるならかなり戦える。

お次はラベンダー

直接指導したのはこの娘が1番多い

ちなみに女の子だから指導が多かった訳じゃない

まずは無詠唱の練習、これを理解するまで時間が掛かった。

イメージが大切だと理解させ何とか間に合った

魔法の高速化が大きい。

残り二人ライオネルとロンギウスは剣術に関しては今の所は言う事がない。

とにかく場数を増やす為毎日二人で模擬戰と筋トレを中心にやらせていた。

多分この二人が主力になるだろう。

こうして2ヶ月間修行をし何とか戦える戦力になった。

明日はクラス対抗戰、はてさてどうなることやら
















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