47MAGIC-DOWN
47話更新しました
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地上に戻ってから30階層の対策を皆で考えている。
「魔力を上げる鍛練もした方が良いよな」
「そうだな今はステータスが分からんからやっていた方が良いな」
俺達は特別待遇でギルド登録をしてもらっているからステータスは見れない。
来年正式に登録して始めてステータス画面を見ることが出来るらしいのだ
「しかしよ、次から次へと試練がやってくるなぁ~流石はダンジョン」
「魔法はともかく打撃が有効なら押しきれるんじゃね」
「皆、今の鍛練を継続しつつ魔法も強化しようぜ」
「今回はどうにかなりそうだな、それじゃ又週末に潜ろう」
「それじゃ又明日学校でね」
家に着くと親父が又ちょっかいをかけてきた
「ジンどうやら上手く行った様だな」
「まあな」
「まぁ、たかが20階層で苦労してる様じゃこの先が思いやられるな」
「うるせー、ガキに高望みしてんじゃねえよ」
「はっ、お前がガキだってそんなオヤジ臭いガキがいるか」
「大きなお世話だよ」
最近親父は間もなく誕生するダンジョン周辺の街の開発に忙しく冒険が出来ていない
なので間違いなくストレス全開なのだろう。
「楽しくダンジョン探索している俺の事が気に入らないのだろうな」
つまり八つ当たりだ。
「どっちがガキなのか分からないな」
まるでとっちゃんボーヤだな
魔法もちゃんと強化しないと先々困る事になりえる。
「体術ばかりじゃダメだなちゃんとバランス良くしないと、やっぱ好き嫌いはしちゃいけないな」
週末のダンジョン探索に向け各自がそれぞれの鍛練に励んでいく
「俺はやっぱ体術時々魔法と剣術のスタンスでいいや」
MAGIC-DOWNなんて体術で対処さえ出来れば魔法なんて必要ない。
さてこのスーツにも慣れてきたので今はパワーリストとパワーアンクルを装着している
一つ3キロが4つで計12キロ
今の総重量は俺の背中に俺がもう1人いるといった感じだ。
斤量はこれ以上増やすつもりはないそれより
体術を駆使しながら魔法を打つ同時攻撃を練習している
毎日ダンジョンの浅い階層で実践しているのだが
これがなかなか上手くいかない
「どっちかに集中すると片方がショボくなるな、う~んムズい」
俺は器用ではないからひたすら練習しかない
「努力は裏切らないからな」
平日はこんな訓練を繰り返した
そして週末
「さて今日の目標は40階層な」
「大丈夫よ、鍛練はしっかりして来ましたわ」
「足手まといにはならないわ」
いつもの通りに魔方陣にて30階層に転移した
「さて行きますか」
「ちょっと待って、今回は私達が先鋒で良いかしら」
「別にいいけど、急にどうしたんだ」
「ナ・イ・ショ・よ」
「お二人共準備はよろしいかしら」
「えぇ万端よ」
「では参ります」
マーガレットとアーニャが先陣をきる
後方にラベンダーの逆トライアングル陣形だ
まずはマーガレットとアーニャで剣と体術による攻撃
その後にラベンダーによる魔法攻撃
「アレーでも魔法は弊害があるはずだが」
敵の一団を倒し女性陣はハイタッチで喜んだ
「これはどうゆう事だ」
「実は私達この1週間魔力を高める為ずっとこの階層で鍛練していたのよ」
「マジか」
「えぇ、最初は数回で欠乏症になってたんだけど繰り返してたら回数が上がっていったわ」
「多分魔力の数値が上がったんだと思うわ」
「お前達スゲーな」
やはりこの娘達は底が知れねえ
自分達で突破口を見つけやがった
「エヘヘ、どう私達イケてるでしょ」
「あぁ、最高だよ」
「やった~ジンに誉められたわ」
女性陣の活躍で一気に階層を進む事が出来るた
そして39階層
「ここを降りたら40階層ね」
「そうねあと少しね」
「行きましょう」
「すっかりリーダーだな」
「だな」
「おい、又変なモンスターがいるぞ」
見た目からキモい生物
「やだ~キモい」
「気をつけろよ」
まずはロンギウス、ライオネル、ソルトが仕掛ける
「コイツ打撃が通用しないぞ」
プヨプヨな体で打撃を吸収しているようだ
「同じ場所を狙うぞ」
一斉に同じ所を攻めるがやはりダメージは通らない。
「くそ、やっぱダメだ」
「ジン、私達に任せて」
「何かあるのか?」
「えぇもしかしたらと思って」
「分かった、おーいお前達下がれ」
「あぁ、分かったよ」
男性陣が下がり女性陣が前に出る
「ラベンダー準備は如何かしら」
「いつでもイケるわ」
ラベンダーはモンスターに向けて魔法を放つ
すると魔法が当たった部分がドロドロと溶け出した
「今よアーニャ」
「了解よ」
マーガレットとラベンダーは溶け出した部分に剣撃を打ち込む。
剣撃を打ち込んだ後に又魔法を放つ
この繰り返しをやった結果
「敵にダメージが入って弱って来てるぞ」
「俺達も続け」
全員で怒涛の攻撃を打ち込む
「まるで餌に群がるハイエナの様だな」
かなりの時間を費やしたが何とかキモい生物を倒す事が出来た。
「マーガレット、ラベンダー、アーニャ大活躍だったな、ありがとう助かったよ」
「お役に立ててなによりですわ」
「たまには活躍しないとね」
「上手くいって良かったわ」
「じゃあ下に降りようか」
戦いを終え階段を下り
いざ40階層へ
48話「GRAVITY」をお楽しみに
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