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46リベンジ

46話更新しました

皆さんのブクマ、評価をお願いします

あれから数日

日々あの重量を背負って暮らしている

まだこの重さに慣れないがこれを克服出来れば良い結果が待っていると勝手に思っている。


ロンギウスは俺が一喝してからすっかりショゲている。

「少し言い過ぎたかな」

それでも同じ失敗をしない為にも心を鬼にしないといけなかった。


今は俺を含め半分の仲間がスーツを着用している

最初は男性15キロ、女性10キロから始めてる

まずは日常生活を普通にこなしてもらう

慣れたら組み手その後は重量を加算する

このローテーションで力をつける

最初は「ジン、このスーツ重いわ」

「動けな~い」

と愚痴っぽい事を言っていたが今は何も言わなくなった。


それから更に数日後

全員がスーツを着用した。

慣れてきた者は組み手をやりだした

俺は既に普通に動く事が出来ている

最近は全力で動いても20分は耐えられるほどだ


今日は俺とアーニャ、ラベンダー、マーガレットの3対1での組み手を行っている

「ジン、行きますわよ」

「いつでも来い」

「わたくしも参ります」

皆そこそこ動けてる

とても10キロの重量を背負って組み手をしてるとは思えないほどだ。

「良いね、とても良いよ」

「ありがとうでもまだまだよ」

「わたくしももっといけますわ」

「私だって」

やはり女性陣は良く張り合っているな

「この娘達まだまだ強くなる、底が知れねえ」

それから約20分ほど組み手をして

「私達、もう少し重くしたいわ」

「そうか分かった、後5キロほど足そう」

1ヶ月後には俺を含め5人で一度再トライをするスケジュールとなっている。

「焦る必要は無い」

あくまでも予定、自信が無いなら先延ばしても何も問題は無い。

放課後、週末はこの修行に全てを費やしてる


そして再トライする前日

ずっと着用していたスーツを脱ぐ

「何だこれは、体が軽すぎる」

まさに空をも飛べるほどの軽さ

「ヤベーこりゃ~大変だ負ける気がしねぇ明日が楽しみだ」

多分アイツらも同じ感じだと思う。

「さてと明日は早いさっさと寝るか」


翌日

いつもの待ち合わせの場所には既に皆集まっていた。

「ジン、おはよう」

「早いわね」

「お前達こそ早いな」

「気合い入りすぎて早起きしてしまったわ」

「それより体が凄く軽いの、羽が生えたみたいだわ」

「わたくしも地に足がついてないみたい」

「俺もだよ」

「良い感じだなそれじゃ行こうか」


20階層に転移し修行の成果が試される

「俺達のやって来た事が無駄に終わるのか試される時が来た」

魔法で倒すのは簡単、だが使い過ぎると魔力が無くなり動けなくなる。

ロンギウス達がそれで敗走した

これがダメなら他に方法が思い付かない。

「やるっきゃない」

そしてスケルトン3体とのエンカウント

「俺は左真ん中はラベンダーとアーニャ、右はマーガレットとフェルトで頼む」

「了解よ」

「任せろ」

それぞれのは敵に向かって行く

俺は敵と対峙した

敵が動いた瞬間に動く

自分が思っている以上の速さで懐に入り込めた

素早く掌手を打ち込む

軽く打ち込んだつもりなのだがスケルトンの首がぶっ飛んでいった。

「倒したのか?」

スケルトンが魔香に変わり俺の体に吸い込まれていった。

「やったぞ、俺達の苦労は報われたんだ」

そしてホッと胸を撫で下ろす

他の仲間の様子を見ると

既に敵を殲滅しコチラに向かって来ている

「ジン、やったわ結構余裕で倒せましたわ」

「ジンの言う事には間違いなんて無いのよ」

「素敵」

女性陣の信頼が更に厚くなった瞬間である

俺達はその勢いのまま24階層まで降りたが魔力を一切使わずに打撃だけで対処出来た

「今回は試すだけが目的だからこの辺で戻ろうか」

「オッケー」

24階層から引き返して地上に戻る


翌日は残り4人にてダンジョンに潜り確かな手応えを持って帰還する。

負傷していたダリルもすっかり良くなり今日からスーツを着用している。


再度全員での突入は1ヶ月半後に決まった

それまでは各自更なる強化を目指しひたすら鍛練に励んだ。


そして1ヶ月半後リベンジの日

「じゃあ行くか目標30階層準備は良いか」

「おお~」

俺達は気合いを入れ20階層に転移する

「よっしゃ行くぜ」

次々出現するスケルトンを倒しながら奥へと進み

あっという間に25階層に到着する

この階層も順調に進んでいたら

突然スケルトンの変異体と遭遇する

「おいおい、何だコイツは」

「腕が4本スケルトンの希少種か」

「取り敢えずアーニャとラベンダーは魔法攻撃、残りは剣と打撃で行くぞ」

一斉に攻撃を仕掛け弱った所でトドメをダリルに任せる。

「意外に大した事無かったな」

「スケルトンより少し上ぐらいか」

それからは何事もなく

30階層に到着した。


「よっしゃ、目標クリアだ」

「ようやくリベンジ出来たな」

「この階層を少し探索して帰ろう」

30階層

力は戻っている

「パワーじゃないな、ここは制限無いのか」

「じゃあ魔法かな、ちょっと使ってみるわ」

アーニャが敵に向かって魔法を使う

一度使っただけでフラついた

「そうか30階層からはMAGIC-DOWNか」

たった一度で欠乏症になりかけてる

「制限が分かっただけでかなりの収穫だ、皆帰るぞ」

急いで地上に戻る

こうして20階層のリベンジは果たされた

























47話「MAGIC-DOWN」をお楽しみに

下記の⭐を押してもらえたら幸いです

よろしくお願いします

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