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45POWER-DOWN

45話更新しました

明けましておめでとうございます

今年もかわらぬ応援よろしくお願いします

ブクマ、評価もよろしくお願いします


あれから数日

アーニャのキズも大した事は無く今はすっかり良くなっている。


あの後家に帰り親父から話を聞いた

親父に頼るのは癪だったが背に腹はかえられない。

「何だ俺に聞きたい事だと」

「あぁ20階層についてたが」

「おいおい、人に物を聞く態度じゃねえな」

くそがやっぱり親父に頼るのは間違いだったか

「親父頼むよ」

「仕方ねえな~まあ良いだろう、教えてやる」

このマウントは何なんだ

「20階層はPOWER-DOWN階層だ」

「POWER-DOWNだと」

「あぁ、どうゆう仕組みかは分からんが20階層は力が制限されるんだ」

「だから敵に全くダメージが入らなかったのか」

「あそこを抜ける答えを教えてやろうか」

ドヤ顔になってやがる

「いや結構自分で探す」

「折角教えてやると言ってるのに果たして自分で正解に辿り着けるかな」

「やってやるさ」

「まぁ、頑張れや」

親父に舐められてたまるか

俺は早速色々な策を考える、一番最初に思い浮かんだのは魔法攻撃だが

「ありきたり過ぎて面白く無いな」

多分これが正解なのだろうとは思うが親父にバカにされる未来しか見えない。

「アレをやってみるか」

昭和の筋力強化の定番

「早速作ってみるとしよう」


試作品が出来るまで数日かかった

試しに俺が装着している

「なかなかの重さだな体にしっかり負荷がかかってるな」

パワーウエイトスーツだ

重さはかなりのものだ、大体だが20キロほど

もう少し重くしたかったが子供の体には無理があるような気がして少し軽めにした。

「取り敢えず日常はコレで過ごそう、それにしても重力ってスゲー、体が下に持っていかれる」

今はダンジョンに潜るのを控えている

POWER-DOWN対策がきっちり出来るまでは潜っても返り討ちに合うのは間違いない。

「まぁ、暫くは鍛練するのみ」


翌日

「ジンおはよう、どうした動きが変だぞ」

「うるせー今20階層対策を試しているんだ」

「そうか、親父さんに20階層の秘密は聞いたんだな、それでどうだった」

「あぁあの階層からは力が制限されるみたいだ、POWER-DOWNエリアらしいぞ」

「なるほどな、たからアレだげ攻撃してもダメージが入らなかったんだな」

「そうゆう事」

「で、お前のその変な動きは?」

「これか全身に重りをつけたパワーウエイトスーツだよ」

「ちなみに何キロなんだ」

「20キロほどだ」

「お前はアホか」

「アホだあ~何もせんよりマシやろ」

「いやいや、打撃が通らないなら魔法があるやろ」

「アホはお前だ、そんなありきたりな方法なんてツマンナイだろ」

「ツマンナイとかそんな問題じゃないだろ、楽に進めるならそれで良いじゃんか」

「だからお前はダメなんだ、常に体を鍛える事を考えて上を目指すこれが鉄則」

「出た出た、鍛練バカ」

「余計なお世話だ」

「それでダンジョンはどうするよ」

「暫くは休みだな」

「了解」

こうして他は魔法の鍛練を重点的に俺は肉体強化に重きをおく。


そして10日後

「ジン、俺達試しにダンジョンに潜ってくる」

「そうか、誰が潜るんだ」

「俺とライオネル、ソルト、レイズン、ダリルの5人だ」

「くれぐれも気を付けろよ」

「あぁ、無理はしないさ」

「ロンギウスの奴調子に乗りすぎだ、何も無ければ良いが」


ロンギウス達が潜る日

俺もソロでダンジョンに入る事に決めた

パワーウエイトスーツを装着したまま10階層で腕試しをする。


このスーツを着たまま10日余り普通に動ける様になった

もしこの階層で余裕で対応出来る様なら更に負荷を掛けるつもりだ。


ダンジョン10階層

取り敢えず一回戦闘してみて決めよう

するとすぐに敵とエンカウント

「ヨシッまずはお前とタイマン勝負だ」

敵の動きについて行けている

攻撃も余裕でかわせる

「良い感じだ、この重さも慣れてきたな」

それだけ分かれば充分だ、数回の戦闘を終えて

「うん大丈夫だ」

さっさと戻って重量を加算しよう。

敵を倒し急いで地上に戻る


家に戻りスーツに重量を加算していく

これで全重量が30キロを越えた

「成長期にここまでの負荷を掛けて良いものか」

だがあんなみっともないマネはもうゴメンだ

敗北は一回で終わりたい、何回も繰り返すと負け癖がつき知らないうちに恐怖が生まれる

「どうせ一回死んだ俺だイジメるだけイジメてやる」

ただ今の段階ではこの重さがリミットだろう

後はこの重さでも普通に動ける様になる事だ

「まぁ、暫くはこれで頑張るか」


その日の夕方

フェルトが俺の家に訪ねて来た。

「珍しいなフェルトどうした」

「ジン、大変だダンジョンに潜っていたロンギウス達がケガを負って帰って来た」

「なんだと、それは本当かそれでアイツらは無事か」

「命に別状はないが、ダリルが重症だ」

「何処にいるんだ連れていけ」

フェルトに連れられてダンジョン近くの医療施設に行った。


そこには

ロンギウス達がいた。

「ジン、済まない俺のせいだ」

「テメーこのくそバカタレがダンジョンを舐めてるのか」

「本当にスマン」

「BEASTWARSで何を学んで来たんだ、お前達は甘過ぎるんだよ」

「あぁ、甘くみていた魔力欠乏症を舐め過ぎていたんだ」

「今さら何を言ってももう遅い、それでダリルはどうなんだ」

「全治1ヶ月だ」

「このケガはお前が負わせたのと同じだ、その事だけは忘れるな」

「ジン、俺は正直自分の力を過信していた、ヒーローになったと自惚れてたんだ」

「テメーの言い訳なぞ聞いちゃいねーんだよ」

俺はロンギウスに背を向けその場を立ち去る

外に出ると俺の怒号が暗い夜空に響き渡る












46話「リベンジ」をお楽しみに

下の⭐をポチっと押してくれたら幸いです

よろしくお願いします

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