44ダンジョン20階層
44話更新しました、明けましておめでとうございます、今年も宜しくお願いします
ブクマ、評価まだまだお願いします
読んでくれる皆様に心からの感謝を
これからもよろしくお願いします
クラス対抗戦の騒動も終わり
学校は平穏を取り戻した。
これで週末は又ダンジョンに潜れる。
「ジン、週末は皆で潜ろうや」
「あぁそうだな、この前みたいに途中で帰るのはゴメンだからな」
「私達も今回は大丈夫よ」
「ヨシじゃあ決まりだ」
俺達は週末に向け各自準備と整える
そして週末
朝早くから潜ろうと皆で決めた
「アレ俺が一番乗りか、気合い入れすぎかな」
間もなく
「あら、ジンおはよう早いのね」
アーニャが声を掛けてきた
「アーニャも早いな」
「えぇ、少し間があいたから気合い入っちゃった」
少しすると続々と集まってきた。
「全員集まった様だな、じゃあそろそろ行こう」
ダンジョンの入り口まで歩く
警備兵にカードを見せ魔方陣へと向かう。
「行くぞ10階層」
「おおー」
今回初の全員で挑むダンジョン何としても20階層到達は必須
「制限時間は9時間今回は余裕があるから大丈夫だとは思うが15階層まではサクサク行こう」
「分かってるわ、前回は私のせいだから」
「ラベンダーのせいじゃ無いから気にするな」
「ジンありがとう、好きよ」
「貴女ねえこんな時に告白は辞めて下さる」
「本当に油断もすきもないわ」
「アーニャ、貴女にだけは言われたくないわ」
又もや女性陣の醜い小競り合いか始まる。
「まったく君達は見苦しいな」
ロンギウスの言葉に女性陣の矛先がロンギウスに向かう
罵詈雑言とはこの事を言うのだろう
「そこまで言わんでもいいやん」
すっかりショゲてしまう。
「さてお約束も済んだ事やし気合い入れて行きますか」
それぞれが自分の役目を果たしながらスムーズに階層を進む。
15階層
ここまではかなり順調に来ている
「まぁ、ここまでは一度経験してるから楽勝だよな」
「問題はここからが初見時間はある、慎重に行こう」
流石に10人いると攻略がかなり楽になった
1人頭の討伐数が減り体力が温存される。
「いやー前回よりかなり楽だな」
「えぇ、私も楽に戦えてますわ」
前回は敵の数に押されて撤退した形になった
「一気に攻めるぞ」
「任せて体力はまだまだあるわ」
「アーニャには良い格好させないわよ」
「あら上等ですわ」
女性陣はかなりやる気になっている
その後も連携と数で押し切り
気付けば18階層に到達していた。
「ここで暫く休憩にしようか」
「フゥーやっと休める」
「後2つね」
「えぇ、頑張りましょう」
しばしの休憩の後
俺達は動き始める
敵はこれまでと変わらないがモンスターの様子が少しおかしい
「モンスターが何かに恐れて逃げている様な感じがするな」
「確かに様子が変だ」
モンスターからの殺気は感じないどころか何かに恐怖を抱いている感じた。
18階層を駆け抜け19階層へ
そこでは更にモンスター達が逃げ回ってる光景が広がる
「一体何なんだ」
すると一匹の四足歩行のモンスターがモンスターを喰らっていた。
「アレってもしや、コモドドラゴンか?」
その姿は間違いなく写真とかで見たコモドドラゴンそのものだ。
「確かインドネシアの方に生息していたはず何故こんなところにいるんだ」
似ているだけがもしれない
「しかしデカイなどう見ても5m以上あるぞ」
次々と中型のモンスターを丸呑みにしている。
「皆気をつけろよ」
コモドドラゴンは俺達を見つけコチラに向かって来る
動きはそれほど速く無い
しっかり見極めれば避けられるがコチラの攻撃もなかなか通らない
「コイツ固すぎる、剣が弾かれるぜ」
この敵がコモドドラゴンかは分からないがもしそうだとしたら弱点がある
「おい、鼻だ鼻を狙え」
「分かった」
一斉に鼻を攻撃する
ようやく攻撃が入り敵に傷を負わせる事に成功する。
コモドドラゴンもどきの回りを逃がさない様に囲む
「一斉に斬りかかれ」
鼻と首もとに剣が刺さる
鳴き声か呻き声か分からぬ声を上げて動かなくなる
「これでトドメだ」
首に剣を振り下ろし切断した。
「フゥーようやく倒せたわ」
「わたくし疲れましたわ」
「もう少しで20階層に続く階段だ」
「えぇ、頑張りましょう」
それにしてもコモドドラゴンと同じ弱点だとはこの世界にも生息しているのか?
何とも不思議な事もあるもんだな。
「少し休んでいこうか」
「賛成」
俺はこの下の20階層の事を考える
モンスターの強さが格段に上がっている。
知能も高い
この先にはどれくらい強いモンスターが待ち構えているのか
楽しみでワクワクがとまらんな
「ねぇジンお父様から聞いたのだけど新しい街の領主になるって本当なの?」
「急にどうした、まぁ最近親父から聞いて知ったばかりだが本当だよ」
「マジか、学校とかはどうするんた」
「あ~多分普通に通うよ、親父が街に学校を作ったら話しは変わるがな」
「これでジンも貴族の仲間入りね、結婚も出来るわ」
「ちょっとアーニャどさくさに紛れて何を言っているの」
「アラ貴女達も同じ事を思ったんじゃないの」
又始まった
「お前達いい加減にしろ」
ロンギウスの一喝で静かになった。
「そんだけ元気ならもう行けるな」
階段を下りた先には魔方陣がある
「ヨシッ今日の目的達成だ」
「ジン、まだ時間に余裕ががあるから少し戦って行こうや」
「俺は全然構わんが皆はいけるか」
「大丈夫よ、まだいける」
こうして俺達は数回ほど戦闘をしようとモンスターー探した
暫くするとやっと敵とエンカウントする事が出来た
相手は骸骨、スケルトンだ。
皆で攻撃を加えるもダメージが一切入っていない。
「コイツは何なんだ、ダメージを与えられない」
するとスケルトンが装備していた小剣がアーニャの腕を切る。
「アーニャ大丈夫か、ヤバいここは撤退しよう」
俺達は逃げるように20階層から離れる
苦い20階層の戦いとなりダンジョンの洗礼を受けた。
45話「POWER-DOWN」をお楽しみに
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