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43醜い策略とクラス対抗戦

43話更新しました

いつも読んでくれてありがとうございます

出来ればブクマ、レビュー評価をお願いします

新学期が始まって早いもので1ヶ月

楽しい日々を過ごしている。

不満があるとするならこの期間ダンジョンに潜る暇が無い事だった

理由はクラス対抗戦が迫っているからだ


話は新学期が終わってから先生に

「ジン君、実はクラス対抗戦があるの」

「はぁ~知ってますがまさか」

「そのまさかよ、ジン君達にクラスの皆を鍛えてほしいの」

「面倒臭いです、俺達が出場すれば済む話でしょう」

「実は貴方達は今回の対抗戦は参加出来ません」

「はぁ~意味分かんないんですけど」

「まぁ、これには各クラスの先生達の思惑があるのよ」


「実はね、私がSクラスの担任をしている事を納得してない人達がいるのよ」

「バカバカしい下らない嫉妬じゃないですか」

「貴方の言う通りよ、しかも君達がSクラスにいるから特にね」

「はぁ~俺達がどうしたと言うんですか」

「君達はねこの国の有名人どころか英雄に近いのよ、少しは自覚しなさい」

「こんなガキ共が英雄さんですか、笑わせますね」

「貴方達がどう思おうとこの国の人達の目にはそう映ってるのよ」

「はぁさよですか、それでもしウチのクラスが負けた場合はどうなるんですか」

「私はSクラスの担任を下ろされて、教師の入れ替えと負けた生徒と勝った生徒の入れ替えをする事になると思うわ」

「ふ~ん俺達は大人達の醜い争いに巻き込まれたと言う訳ですね」

「大人として恥ずかしいけどそうゆう事になるわね」

「本当に下らない、どうして大人は利権だの名誉だのにそこまでこだわるんだろうな」

まぁ、本当は俺もその気持ちは分かるけどな


「分かりましたよ。やりますよ短期間で何処まで成長出来るかは知りませんが、ただしこれは貸し一つですよ」

「貸し?君には貸しは無いはずでしょ」

「イヤ今回のは間違いなく貸しでしょ」

「君には獣人の国に行く前に胸を鷲掴みにしたのを忘れたのかしら」

「イヤあれは餞別でしょ」

「甘いわね、私の体はそんなに安くないのよ」

「うわっマジで汚ねえ」

「今回の件でチャラにしてあげるわ」

「女ってしたたかでマジ怖ぇぇ~」

「じゃあそうゆう事でよろしくね」

先生はそれだけ言うとその場を立ち去っていった。

「何かおっパブでボッタクリにあった気分だな」


教室に戻りロンギウス達に事情を説明し早速行動に移してもらう。


暫くすると色々な情報が入って来た

「実はなSクラスの奴が他に流れているみたいなんだよ」

「どうゆう事だ」

「詳しい事は分からんが本人の意思で移動したらしい」

「裏取引か」

「あぁ多分な、確証は無いがな、後Aクラスにあのランウスがいたんだ」

「あぁあのランクズか」

「これも確証は無いがアイツが絡んでる可能性があるんだ」

「どうゆう事だ」

「先生の指示でウチの上位を引き抜いている可能性が高い」

「相変わらずクズたなそのセンコーもだけどな」

「どうするよ」

「取り敢えずはウチのクラスの出場者を鍛えてくれ、まぁ、この短期間では大した成長は見込めんとは思うが」

「分かった、それでお前はどうするんだ」

「もしもの時に備えて色々と対策を練るよ」


時は今に戻り現在、数日後にクラス対抗戦が始まる

「ロンギウスアイツらはどうだ」

「やれる事はやったが今の状態で勝つ確率は良くて4割行けば良い方だな」

「そうか、仕方ないなロンギウス耳を貸せ」

俺は負けた場合の対策をロンギウスに伝える

「フッお前らしいな、皆にも伝えておく」

「まぁ、目には目を歯には歯をってやつだ」


そしてクラス対抗戦当日

俺達の予想通り善戦はしたがAクラスには負けてしまう。

それでも期待以上の戦いに俺達は満足していた

「さてロンギウス作戦を開始するぞ」

「おう、全てひっくり返してやる」


翌日

俺は一言先生に謝ろうと呼び出して

「申し訳ないです、俺達の力不足でした」

「良いのよ、貴方達は良くやってくれたわ、ありがとう」

「先生のクラスは何処になったんですか」

「Aクラスよ、じゃあね」

「さて、ここからが本当の戦いだ、覚悟せえよランクズと腹黒センコー」


俺が教室に戻ると皆は既に集まっていて

「ジン、ランウスが挨拶したいとよ」

「それはご丁寧な事で」

「おい、ランウスこっちに来いよ」

「やあ、ジンギード君久しぶり又一緒のクラスになれた事を嬉しく思うよ、色々あったがお互いに水に流して仲良くしようや」

その言葉にカチンと来てしまい思わず椅子を蹴り倒す。

「おい、お前先に言わなきゃならん事があるやろ、俺を舐めてんのかコラ」

「えっあっ俺何かしたか」

コイツ自分が1年前にやらかした事をもう忘れてやがんのか

「お前はバカなのか、1年前の事のワビもせんで何を水に流せってんだ」

「あっ、ごめん」

コイツ本当にシバイたろか


「皆席について」

腹黒センコーが入って来た

「今日からSクラスの担任になった、よろしくな」

見た目は爽やかな体育会系だが中身はクズ

早速行動に移すか

「先生すいません、少し話があるんですが良いですか」

「ジンギード君か何だね」

「実は俺はAクラスに移籍しますので」

「ちょっ急にどうしたんだね」

「言葉の通りです」

「先生俺達も移籍します」

「君達まで何を言ってるんだ」

「分からんのか、アンタの下ではやって行けないって言ってんだ、ネタは上がってんだよ」

俺達は教室を出て行く。


この事件がきっかけで上層部と王家の調査が入り不正が明らかになった

張本人の先生は懲戒免職となり、今回のクラス対抗戦の結果は無効となった

全ては元通りになり先生はSクラスに戻ってきた

今回の騒動はこれにて一件落着となった。
















44話「ダンジョン20階層」をお楽しみに

ブクマ、レビュー評価と下の⭐の評価もよろしくお願いします

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