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30最後の砦「皆の想い」①

30話更新しました

少し遅れぎみですがよろしくお願いします

皆の空気は重苦しい

又1人仲間を失ったのだからな当たり前だ。

「ジン、アイツらに報いる事はこの戦いに勝つ事それだけだ」

「そんな事は分かってる、だが仲間の犠牲の上に勝っても何の喜びも無い」

「それでも前に進まなきゃならないんだ、例え1人になろうとも俺達全員が望むのは勝利のみだ」


とにかく今はこの砦を突破することに全力を注ごうと言う事になった。

改めて辺りを見渡すと少し違和感を覚える

ここまで見てきた砦より明らかに狭い。

「この砦何か狭すぎないか」

「あぁ、これまでの砦の半分くらいのフィールドだな」

「何かあるかもしれんな、皆気をつけろよ」


取り敢えずソルトが偵察から帰って来てから改めて考えよう。

ソルトは出掛けて直ぐに戻ってきた。

「この砦は多分幾つかに区切られているみたいだ」

「どうゆう事だ」

「そのままの意味だ、このエリアには数ヶ所砦が存在するという事だ」

「幾つあるか分からないという事は一つの砦にあまり時間を掛けられないわけか」

「そうゆう事た」

「なんという鬼畜仕様」

「後この砦には4人が配置されていた」


ぐずぐずしてる暇はなさそうだ

一気ににカタをつけないと完全制覇が遠退いてしまう。

「希望を託してくれたアイツらの為にも」

「じゃあ行こうか、最後の戦いだ」

まずはリーダー以外を全力で倒しリーダー戰に備える。

その時

「ジン、リーダーは俺に任せてくれないか」

「ソルト」

「たまには俺にもカッコつけさせてくれ」

「分かったよ、ソルト頼むしかしくれぐれも無理だけはするな」

「ジン、ありがとな」

リーダーをソルトに任せ俺達は他の3人の殲滅に向かう。

「良く、ここまでたどり着いな俺はレン」

「俺はソルトだ、いざ勝負」

戦闘が始まると激しい攻撃と言うより殴り合い

まさに死闘と呼ぶに相応しい

「ソルトとやら楽しいなあ」

「あぁ、楽しいぜ」

「まだまだ行くぜ」

「当たり前だ、最後まで付き合ってくれよ」


俺達が獣人3人を倒しソルトの元に駆け付けた時は2人ともズタボロ状態だったが

目は死んでいないし口元は笑っていた。

助太刀に入ろうとしたら

「ジン、これは俺とコイツの勝負だ邪魔しないでくれ」

「だが」

「俺の好きにさせてくれ、そして先に行け」

「ソルト、分かった」

俺達はソルトの意思を尊重して扉の先に向かう


「レン待たせてスマン続きをやろうか」

「ソルト、お前は最高だぜ」

そして又殴り合いが始まる。


それから更に時間は過ぎ

「ソ、ソルトよお前もしぶといな、まだまだ楽しみたいがあと一発が限界みたいだ」

「な、何だよだらしないな~と言いたい所だが俺も残り体力が無い一発が限界だ」

「へっ、気が合うじゃねえか、この一発でカタをつけようか」

「あぁ、望むところだ」

最後の力を振り絞り最高の一撃を繰り出す

互いの顔面にクリーンヒット

「見事だソ、ソルトよ」

「レ、レンお前もな」

2人は崩れ落ちる。

「ソルトよ、楽しかったなぁー、又やり合おうぜ」

「勿論、大歓迎だ・・ジン後はよろしく」


「あんなソルト見た事無かったな、無事でいてくれよ」

俺達は次のフィールドに足を踏み入れた。

ここも砦までの距離が短い

もはや作戦も何も無い

突き進むのみだ。

「突撃だ」

「おぉ~」


「砦が見えたぞ、果たして今回の敵の数はどれぐらいだ」

辺りは暗いが2人ほど動いているのは分かる。

「多分2人だな」

更に砦に進むにつれそのシルエットが見えて来た

「まさか」

完全に姿が見えた時

「やはり女獣人」

この戦争が始まって初の女性の対戦者だ


「良く来たわね、次はアタイら姉妹が相手だよ」

「これはヤりづらいな」

正直いくら獣人でも女性とは戦いたくない。


「ようやく私達の出番のようね」

「ジン、ここはわたくし達に任せて先に進んで下さい」

「やはり女性対女性が絵になりますわ」

「しかし、大丈夫か?」

「心配不要ですわ、貴方に鍛えられたのですか

ら無様な戦いは致しませんわ」


「ジン、一つお願いがあります」

「何でも言ってくれ」

「ありがとう、では」

そう言うと急に俺に抱きついて来た

「アーニャ急にどうした」

「こうすると力を貰えるから」

「アーニャ貴女は抜けがけばかりでズルいわ」

「早い者勝ちでしょ」

「じゃあわたくしも」

ラベンダー、マーガレットも俺に抱きついて来る。

「これで百人力ですわ」

「わたくしも力が溢れてきました」

良く分からんが確かに3人の目が輝いているのは間違いない。

「早く行って」

「分かったくれぐれも気をつけてな」

俺達3人は扉を開け次のステージに進む。


「黙って見てればイチャイチャして腹立たしい」

「あら、羨ましいのかしら」

「べ、別に羨ましくなんかないわ」

「フフ、羨ましいのね」

「まぁまぁ、お可哀相に」

「黙れ、痛い目に合わせ黙らせる」

「今の私達はジンの愛で一杯力がみなぎってますの」

「貴女達こそお覚悟してくださいね」

こうして女性達の醜い口撃は更に激しさを増していく

それは多分耳を塞ぎたくなる様なヒドイ内容だったのではないかと思う。

女性陣はその後更に激しい戦いを繰り広げて行く



























31話をお楽しみに

BEASTWARSも最終に差し掛かっています。

ブクマ、レビュー、いいねよろしくお願いします

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