28選択肢
遅くなりましたが28話更新しました
よろしくお願いします
「皆、リーダーは俺に任せてくれ、後は頼む」
「あぁ、分かってる残りは任せろ」
お互い頷きそれぞれの敵に向かう。
「お前がリーダーだな」
「パウラだ」
「俺はジンギードだ」
お互い名乗りをあげまずは第一撃の攻防
「お前パウラだったかなかなかの一撃だな」
「お前もな」
「でもこんなもじゃないだろ、本気で来い」
「フッ、では本気で参る」
この後は相手の攻撃を受け本気がどの程度なのかを様子見をする。
「なるほどな、お前の本気はだいたい分かった、そろそろ決着をつけようか」
「お前はとことん俺を舐めてくれるな」
「別に舐めてはいないさ、底が見えただけだ」
「同じじゃあねえか」
敵が次に繰り出す攻撃が完全に読めている
攻撃をかわして簡単に懐に入り込める。
「これで終わりだ」
腹、鳩尾、顎に一発ずつパンチを入れKO
パウラは崩れ落ちて行く
「ふぅ~、一丁上がりっと」
他の仲間を見ると丁度戦闘が終了した所だった
「お疲れ」
「ジン、お疲れ今回は休息時間がタップリ取れたな」
残り時間6時間
まずは小屋の中を家捜ししてそこそこの食料と水を手に入れる事が出来た。
腹を満たして、5時間ほどの休息も取れた
そして
「さてこの砦の残り時間も30分を切った、皆気力は充分か」
「かなり体力が回復したよ」
「BEASTWARSが開始されてから約2日経とうとしている、残り1日気張って行くぞ」
「確かここの砦は計5つだったよな、だとしたらあと2つか」
「時間経過が先か砦完全制覇が早いか、どちらにせよ先が見えて来たな」
「ところで、次は前半に陽が昇ってますわね、ジン君勝負は暗くなるまでになるのかしら」
「アーニャの言う通りだ、出来れば開始9時間である程度メドをつけたい」
「そうだな皆もこの予定を頭に入れておいてくれ」
そして残り時間が5分を切った。
「よっしゃ、行くぞ」
扉を開け次のエリアに入る。
「さてと、いつも通り偵察からで良いかジン」
「あぁ、それで頼む」
「どうせ俺が行くんだろ」
「ご名答ソルトよろしく」
ソルトは手を上げ颯爽と走り去る
それから30分後ソルトが帰って来た
「今回は12人だがなかなか厄介だな」
「ソルトどうゆう事だ」
「配置がなぁ~助っ人に行きやすく分断しにくい、つまり真ん中に集まってる感じかな」
「それは面倒臭そうだな」
「分断が無理なら小細工無しで正攻法で行くしか無いな」
さてどうしたものか、むやみやたらに突っ込んで行くのは愚策もいいところ。
何か良い方法は無いものか
「しゃーない俺が1人で動く後は頼む」
「ジンよ、それは少し無茶じゃないか」
「それでもやるしかない」
あまり奥の手は使いたくないが最悪の事態になったら使うしかない。
「だが俺は無謀なギャンブルが大好きだ」
前世でもギャンブル狂で有名だった
特にパチンコは手持ちが千円でも行っていたほどだ。
組内ではパチンカスと呼ばれていたほどキチガイだった。
そんな俺がこの様な一か八かの賭けに乗らない選択肢はない
「イヤ~このヒリつく感覚ゾクゾクするねぇ」
そういえばあの時もこんなヒリついた感じだった
組の金を持ち出しギャンブルの軍資金に使った時と良く似ている
シチュエーションは違うが死と背中合わせの綱渡り
「良いね~しかし俺って破滅願望が強いのかそれとも単なるドMなのか」
「じゃあ先に行くぞ」
俺は駆け出し敵陣に殴り込む。
結局俺の所には7人の敵が群がって来た
それからは戦闘というより、もはやドツキ合いの喧嘩状態。
流石に7VS1はシンドイ
「一発殴ったら三発のお返し上等だよ、俺の体力が勝つかお前達の打撃が勝つか勝負だ」
まさにリンチ状態だ
コイツらとドツキ合いを始めてどれくらい経っただろう。
「やべ~意識が遠くなる、痛えーぞコラ、男前が台無しになるじゃねえか」
もはや気合いのみでやり合っている感じがする
取り敢えず3人は倒した
だが後4人も残っている
「身体中が痛い、最後まで持つか」
その時ロンギウス達が加勢に来た
「ジン?だよな、顔がおたふくみたいになってるぞ」
「失礼な奴だな、色男はどんなにシバかれても色男なんだよ」
「ラベンダー、ジンの回復よろしくな」
「OK任せて」
ロンギウス達は残りの敵と激しい戦いを繰り広げている。
ラベンダーの回復魔法で徐々に痛みは和らいでるがダメージの蓄積がヒドくなかなか良くならない
「まぁ寝たら治るやろ」
「動いちゃダメ」
「俺の事は気にしないで良いロンギウス達の戦闘に加勢してくれ」
「分かったわ、だから大人しくしていてね」
「了解でーす」
そういえばこんなにボコボコにされたのはいつ以来だろう。
「やっぱシバかれるのは痛気持ちいいな」
言っている事が完全にドMだけどな。
「それにしてもあのリーダーは砦の前から一歩も動かないな」
少し不気味な感じがする
ロンギウス達も残り2人に苦戦している。
「ジン、スマン一度下がる」
「仕方ない」
俺達は一度敵陣からの撤退をし後方へと下がる
「あの二人かなりの腕前」
「ソルトとレイズンも負傷した」
今の状況はあまり良くない。
「ロンギウス、俺達はまだまだ行ける、このぐらいは平気だ」
「いや、今無理をするのは得策ではない、少し休め」
ロンギウスは的確な指示を出す
「俺も同じ意見だ」
俺の回復もまだ少しかかる
「ここは我慢の時間だ」
そして俺達は2時間体力の回復に勤めた
第4の砦タイムリミットまで
後7時間
29話をお楽しみに最近リアルが忙しくてなかなか更新出来ていませんが、頑張りますので
ブクマ、レビュー、評価よろしくお願いします
やる気が上がります




