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16首謀者の結末と皇太子

遅れましたが16話更新しました


教室にロンギウスが戻ってきた。

「ジン遅くなった」

「あぁ、それでどうだった」

「ハワード先輩が仕組んだのは間違い無い、しかもランウスの兄貴だ」

「なるほどな、全て読めたよ」

Aクラス以下のメンツは無理矢理ヤらされただけか。

「ジン君、大変だアイツらミリーナちゃんを」

ライオネルが話し終わる前に俺は教室を飛び出す。

「ヤバイ、ジンがキレた皆を集めろ」

「分かった」

「ここは、皇太子に話を通そう」


俺は階段を駆け上がりCクラスのドアを開ける。

「クサレ先輩舐めた事をしてくれたな」

「威勢が良いな、先輩に対する口の聞き方がなってないんじゃねえか」

「汚いマネをする先輩に何の礼儀がいるんや」

「ふん、この人数相手に何処まで強がれるかな」

「雑魚が100匹おったとしても屁のツッパリにもならんわ」

「調子に乗りやがって少々痛めつけたぐらいじゃ済まさんぞ」

「ヤられる前に、俺が全員ヤってやるよ」

「おっとお前は一歩も動くなよ、じゃないとお前の可愛い妹が傷だらけになるぜ」

「ミリーナ、へっ所詮クズの兄貴はクズ以下というわけか」

「ランウス、お前から行け恨んでいるんだろ」

「お兄ちゃん」

「ミリーナ、心配するなこんなクズの攻撃なんか、そよ風並みだ」

「くっ、舐めやがって食らえ」

ランウスの木剣が1発、2発と俺の肩や腕に当たる

一応硬化魔法をかけているが一定以上のダメージで解除されてしまう。

「こんなもんか」

「お前ら全員で叩き潰せ」

一斉にジハかれる、ソッコーで硬化魔法の効力が切れてしまう。

その時

「お兄ちゃん、私に構わずコイツらをやっつけちゃって」

「黙れ」

ハワードの平手打ちが2発ミリーナの頬に当たる。

「おい、お前今何をした」

ハワードはニヤニヤしてるだけで何も答えない

「クソ野郎、何をしたか聞いてるんだ」

次の瞬間俺の中の何かが切れる音がして記憶が無くなる。

その時間数十分だったのか数分だったのかは定かではない。

記憶が戻った時目の前には3人ミリーナ、ハワード、ランウスだ

他の者は床に血まみれで倒れていた。

「ランウスどうした、かかって来いよ、ビビってんのか」

「誰がビビってるって」

ランウスは木剣を叩き振りかぶった

だが振り下ろす前に顔に2発、腹部に1発前屈みになった時に顔面に膝を入れ、床に叩きつける。

それを見ていたハワードは

「それ以上近づくな、さもないとお前の妹を刺すぞ」

「やってみろ、その代わり生きてこの教室から出れると思うな」

勿論刺させるつもりは無い、ナイフを持つ手が少しでも動いたら仕掛けるつもりだ。

その言葉に怯んだハワードの顔面にパンチを1発、すかさずミリーナをハワードから引き離す

「お前、覚悟せえよ」

「ま、待て俺が悪かった」

「寝言は寝て言え」

更に数発ハワードの顔面に叩き込む

床にうずくまった所を足で後頭部を踏みつける

もう一度踏みつけると床に顔が当たりそして鈍い音が聞こえた。

どうやら鼻が折れた様だ

「お前はこんなもんじゃ済ませねぇ」

もう一度後頭部を踏みつけようとした時に背後から

「そこまでだ」

と横ヤリが入った

俺は振り向きもせずに

「指図するんじゃねぇ」と返す

今度は見覚えのある声で

「ジン、やめるんだ、それ以上やれば死ぬ」

「ロンギウス、うるせえ邪魔するな、こんな奴は殺すに限る」

「おい皆ジンを止めろ」

ライオネル以下数人で俺を押さえつける。

その時初めて後ろを見る

見覚えの無い男女の顔があった

「ジン、落ち着いて話を聞いてくれ、こちらはこの国の皇太子ハインヒル様そしてこちらが王女様のローズマリー様だ」

「ほぅーじゃあこのクソ野郎共の親玉って事やな」

「それは違う、俺達はロンギウスに話を聞いて止めに来たんだ」

「何が違うんだ、ふざけるなくそ貴族を平気で野放しにしているお前たちに何も責任が無いと思っているのか」

「それは、確かに我々にも責任がある、しかしここまでの愚行を行うとは予想もしていなかった」

「その性根を見抜いてこその王族じゃねえのか、お前らの目が腐っているだけやろ」

ハインヒルは言葉に詰まる

「己の利を優先した結果じゃねえのか」

「それは断じてありえない」

「もういい、お前らの話など聞きたくもない、学校をクビにするならしたらえぇ、何らかの処分も勝手せえ、ただ理不尽な事があればお前らも道連れじゃあ」

「お兄ちゃんもう行こう」

「あぁ、帰ろう」

その後聞いた話だが俺がシバいた奴らは全員が全治3ヶ月以上だったみたいだ。

尚死人は無しとの事だ

こうして学校創立史上最悪の大惨事は幕を下ろした。

事件の張本人のハワード、ランウスは退学、Bクラスの生徒は2週間の停学、俺は10日の停学となった。

この決定事項が家に届いたのは2週間後だった

皇太子と王女の口添えのお陰だと後で知る

何にせよクビにならずに済んだのは良かった

ミリーナには慰謝料込みの金が支払われた

金貨20枚これは日本円に換算すると約200万ほどだ

一般家庭の月の生活費が約金貨三枚あれば裕福に暮らせる。

半年以上は遊んで暮らせる計算になる

「ビンタ2発、金額がぶっ壊れだな」

まぁ俺にはどうでも良い内容だ

今は体を癒す事だけ考えるべきだろう。


一方その頃王宮では

「ではジンギードに召集をかけるとしよう」

















ありがとうございました

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