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115作戦会議

115話更新しました

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昨日は遅くまでどんちゃん騒ぎをしたせいで寝不足ぎみだ

「ファ~~眠い、眠いが気分は上々や」

「おはよー」

「ラベンダーおはよう、皆はまだ寝てんのか」

「えぇ~昨日は久しぶりにハシャギ過ぎたのでしょう、まだ起きて来ないわ」

「そうか、でもラベンダーは早起きやな」

「私は今から自主練よ」

「へぇ~自主練か感心やな」

「ジンが居なくなってから毎日やっているから習慣みたいになっちゃった、じゃあ又後でね」


ラベンダーはここ2年ぐらいは毎日こうして鍛練をして己を鍛えている

「ラベンダー頑張っとるんやな」

なんだか嬉しくなる


それから暫く城を歩き回り

大広間に戻るとようやく皆が集まっていた

「お前ら遅い、少しはラベンダーを見習えや」

「たまには良いでしょう、ジンが帰って来たのよ羽目を外すぐらい許してよ」


そんな風に言われて満更でもない俺が一番浮かれてんなって分かる。

「ま、まぁ良いか、それより皆が集まった事だしこれからの動きについて議論したいと思う、問題はあるか?」

「は~いごめ~んあーし良く分かんないんだけどさぁ~この話し合いってさぁ~要は敵をやっつけたら良いって事?」

グレスは苦笑いをして

「姫、確かにそうなんですが、ノープランで攻めても単なる侵略っぽくなるでしょ、だからどうゆう風に動くかそしてこの国の現状を情報共有して意見を出し合う為ですよ」

「あっ、そ~なんだ~あーしバカだから分かんなくて邪魔してごめ~んね」


俺もパラミア達も二人のやり取りを微笑んで見ていた

ちなみにパラミア達はリンネが冥府の王ハデスの妹である事は俺達と再会して初めて知ったそうだ

その事をリンネに尋ねると

「何も聞かれなかったし~それとあーし自身を見てもらいたいのよねぇ~」

まぁもっともな返答だ

冥王の妹なんてワードが出たら誰でも距離をおくだろう

まぁそれだけが全てではないだろうが今はその話は置いといて


「まずこの国に来て俺達が見た事聞いた事感じた事を話したいと思う、何か気になる事があれば遠慮なく発言してほしい」

俺はこれまでの事を細かく話した


「正直ただの欲深クサレ貴族がここまで綿密に計画を立てたとしてもそうそう出来るもんじゃない、これはあくまで俺の見解なんやけど誰か後ろで糸を引いてるんじゃないかと思ってるんや」

「なるほどのう、妾もこの国に来てずっと違和感を感じていたのじゃ」

「恐らくは先代の王が暗殺されるかなり前からの計画だったんじゃないかと思ってるんや」

「ウム、ではマリアンヌよ余り思い出したくない事じゃろうが先代の王を暗殺した魔法がどんなもんじゃったか教えてほしいのじゃが」

「パラミアさん気になさらないで下さい私の知ってる事はお話しします」

マリアンヌは自分が見た事を話した


「何とその話はまことか」

「はい、私の目の前で起きた出来事です忘れる事など出来ません」

「マリアンヌよすまぬ、その魔法は恐らく魔族の仕業じゃろう」

俺もマリアンヌも驚いてパラミアを見る

「なんだって、おいパラミアそれは間違いないのか」

「断定は出来んのじゃが、我々魔族の中にそうゆう魔法を得意とする一族がおるのは間違いないのじゃがな」

「何だか歯切れが悪いな、気になる事でもあるんか」

「ウムその一族の名はウォーレン、主に精神や肉体、状態異常を引き起こす魔法を極めた一族じゃが妾が知る限りその者達は野心も無く何処の傘下にも入らず一本でやっていた、とてもこの様な大それた事をする輩とは思えんのじゃ」

パラミアはタメ息をつく


「なぁパラミア気持ちは分かるが現魔王が一本でやって行く自由を許さなかったら、又は魔王がその力が役に立つと判断し力で従わざるおえない状況に陥っていたとしたらどうだ」

これに関しては極道に通じるものがある

一本でやっている組織は当然ながら規模が小さい、シマを広げる大きな勢力にとっては格好の獲物となる

例えるなら大量の象が少数の蟻に向かっていく様なもんだ

戦力も経済力も勝てる要素が無い

ただただ付き従うしか生きる道はないのだ

例え行き着く先が捨て駒だろうが破滅だろうがだ


「確かにジンの言う通りかもしれんな、じゃがもし今回の件に魔族が関与しておったら妾が必ずケジメをつける」

「パラミアさんの責任では無いです」

「それでもじゃいくら悪魔とて何でも許されて良い筈が無いじゃろう」

「パラミアさん・・・」

「マリアンヌよ全ての魔族がこの様な野蛮な奴らばかりでは無い、嫌いにならないでほしい」

「当然です、パラミアさん」

「ありがとうじゃ」


「パラミアよ質問してええか」

「なんじゃ」

「もし魔族がこの件に関わっていたとしてそのメンツは既に魔界に戻ったと思うか」

「それは無いじゅろうな、完遂するまではこの大陸の何処におるはずじゃ」

「では現状俺達がやる事は4つ、1つ目は王城に攻める、2つ目は人間と亜人の国境に行き戦争を終結させる、3つ目は塀の向こうに追いやられている次期国王アレクと有能な者達の解放、そして最後が首謀者の捜索や」


「ジンよ妾は魔族の捜索をやらしてほしい」

「あぁ~分かったが1人でケリを着けるなよ」

「約束は出来んが、あい分かった」

「次に解放に向かうメンツやが、マリアンヌとグレスさんリンネ姫でお願いします」

「おう任せとけ」

「あーしも頑張るしか無いっしょ」

「ジン分かったわ」

「マリアンヌ、アレクさんを頼んだ」

マリアンヌは頷く

「国境に向かうメンツはマーガレット、ラベンダー、アーニャの3人」

「承りましたわ」

「腕が鳴るわ~」

「了解~」

「で王城に攻めるのは俺が行く」

「ちょっと待て、ジンよソナタ1人で行かせらんわ、メチャクチャにしそうじゃラベンダーよソナタが付き添いじゃ」

「はい、お姉さま」

「パラミアこれじゃ俺がまるでただの暴れん坊やないか」

「その通りじゃろう、妾は何か間違っておるか」

「俺の事何やと思ってるんや」

こうして無事?に会議は終了し後は行動をおこすのみとなった。



116話「行動開始」をお楽しみに

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