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101/106

101grandSage

101話更新しました

ブクマ、レビュー、リアクションを押して頂けるとやる気が上がります

よろしくお願いします

何かが弾けた後

俺の脳に声が響く

「ふあ~~おはようございますぅ~、主さん」

「あぁおはようさん・・・ってお前誰や」

「あらあらツレナイお人やね~」

「いいから名を名乗れや」


一呼吸おいて


「まぁまぁ~せっかちな主さんですこと、ゴホンあたしは主を守護し魔法を司るgrandSage女霊アレグリアですぅ~」

「grandSage?何だそりゃ~」


「主さんは横文字が苦手なのですね~、ウフフ」

「ほっとけや、それでgrandSageって何や」


「ハイハイgrandSageはズバリ大賢者ですよ」

「大賢者か随分と大層やがさぞかし凄いんやろうな」

「さぁどうでしょうかねぇ~」

このおっとり口調に調子が狂わされる


「ワッハハ、えらくおちょくられてるみたいだね」

「笑い事じゃ無いで」


「貴女はどちら様ですかぁ~盗み聞きとは感心しませんねぇ~」

「ほぅ~私にも噛みつくとは面白いな」


「これはお仕置きが必要なようですねぇ~」

「私とやるのか」


「主さんあたしあの方のお相手をしてもよろしいかしら」

「はぁ~何言っとんのや」

「少しムカついたので」

「お前って案外短気やな」

「あら、お褒めにあずかり光栄ですぅ~」

「誰も褒めて無いわ、まぁやってみたらえぇ」

「ありがとうございますぅ~」


これはチャンスだコイツの実力が分かる


「主さんのお許しも頂いたので遠慮なく行きますわよ」

アレグリアは俺の体から出てきた

その姿は

白銀のロングヘアーに紅い目

肌は白くとても美しい顔立ちの女性だ


「更に面白い、手間が省けるってもんだよ、お前の力見せてみな」

「ではお言葉に甘えて行きますよぅ~」

まずは小手調べとばかり様々な属性の攻撃魔法を放つ

俺がガルムに受けた魔法と同じだ


ガルムは難なく素手で魔法を叩き落とす

「何だいこの程度なのかい、期待外れも良いところだよ」

「あらあら、せっかちな方ですねぇ~まずは準備運動、徐々に威力を上げていきますから楽しみにして下さいねぇ~」


「ほぅこの私の実力を試そうってか、生意気な小娘だよ」

「あら、立派なレディーに小娘は失礼じゃないですか」

「フン、無駄話は良いからさっさときな」


アレグリアは更に強力な魔法をガルムめがけて放つ

「あの魔法の威力はかなりヤバイな」

続けて炎と氷を合成させ螺旋状になった物を何本もぶっぱなしている


ガルムは厚い魔法防御壁を張り

「ほう~これは凄いねぇ、アンタなかなかやるじゃないか」

「あら~ありがとうございますぅ~ですがまだまだこれからですよ~」

「そうでなければ張り合いが無いからね」

 

それから暫くは交互に魔法を繰り出す展開が続く

魔法の威力もどんどん上がっていく


「やり過ぎだろう、この領域を破壊するつもりかよ」

そう思えるほど二人の魔法の威力が限界を超えているように見える


「嬉しねぇ~この世界に私と互角に戦える奴がいるとはね」

「コチラこそビックリですぅ~あたしが威力で押されるなんて」


「私はね今が楽しくてしょうがないんだ、なぁ続きをやるよ、良いだろう」

「あら~気が合いますねぇ~お付き合いしますわ」

「おいおい無茶な事はやめてくれや、この領域が吹き飛ぶぞ」


「大丈夫だよ、私達がいくら魔法をぶっぱなしてもビクともしないさ」

「ならいいけど」


二人は又魔法の打ち合いを始め出した

「やれやれやがこの規模に割り込める筈もないしな、好きなだけやらせるしかないか」


二人は嬉しそうに打ち合いを続けている

「よくまぁ魔力が続くなぁ」

呆れながらガルムとアレグリアの戦いを見守っている

いや

戦いと言うより遊んでいる様にも見える

「コイツら楽しそうにやってるよな、コリャ~飽きるか満足するまで止めないだろうな」


その後も飽きる事も満足する事も無く永遠に続く


「お~いいつまでやるつもりなん?」


「「コイツが倒れるまでよ」」

「はぁダメたコリャ~アカン」


いずれ魔力が切れるだろうとタカをくくっていたのだが

一向に終わらない

「ガルムさんアレグリアの資質は充分分かったんやないか」

「もうそんな事はどうでも良いよ、今が楽しければね」

「主旨が変わってるやんか」

「うるさいな、黙って見てな」


今度はアレグリアに話し掛ける

「お~いアレグリア俺早く外に出たいんや、そろそろ終わりにしよ~や」

「主さん、慌てる乞食は貰いが少ないと言いますよ、男はどしっと構えて欲しいですぅ~」


「コイツら似た者同士何を言っても無駄やな」

タメ息をつく

「もう好きにやったらええわ」


俺はマリアンヌの元に行き

「マリアンヌ、スマンな」

「大丈夫ですよ、そんな事より凄いモノを見れてとても感激してます」

「そうか、それは良かった」


それにしてもアレグリアの実力には驚かされた

あのガルムとほぼ互角

正直魔法に関してはバケモンだ

「しかしどうして俺の中にあんなモンがいるんや、ライアンといいアレグリアいい人の手に余るやろ」


その後も魔法でキャッチボールでもしてるかの様に戦い?は続く











102話「継承」をお楽しみに

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