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僕はどうすれば

「申し訳ございません申し訳ございません申し訳ございません!」


「あの……」


気付けば目の前にはメイドが謝っている。


どうして謝られているなかはさっばりわからん。


わかることはただ一つ。


『デカイ……』


目の前にいるメイドは、立派なお胸をしている。


下手したら3桁を超えている、何かは言うわないが。


そして頭を下げるたびにぷるんぷるんする。


流石これは目への毒だ。


「よくわからないが、とりあえず頭を上げてくれないか?マリアさん」


「はい……」


彼女はゆっくりと目を僕へ向く。


目の前にいる彼女は、鮮やかな赤い髪をしており、うろうろしている目はなかんか可愛いらしい。


その立派な胸を含めて、そんな状態の彼女に見つめられたら、落ちない男はいないだろ。


彼女の名前はマリア、僕のメイドで、ゲームのヒロインの一人でもある。


なんというか、流石抜きゲーのヒロイン。


……変なことを考える時間じゃない!


「どうして急に僕に謝るんだ?」


「僕……?」


「え?」


「元はわたくしだったのに!!!やはりお嬢様は狂った!!!!!私のせいで!!!!!」


「えええええ!?」


そういえば確かに、ゲームのアリスの第一人称はわたくしだった。


そんなことより!


「落ち着いてくださいマリアさん!!」


「私のことを名前で呼んだこともないのに!!!!わああああああああ!!!」


「えええええ!?」


僕がボロが出る度に、マリアさんはパニックする。


僕はどうすればいんだああああああ。


「わあああああああああああ」


「僕の話を聞いてくれええええええええええ」




「落ち着いたか……」


「はい……すみません……」


五分くらい時間を掛けてマリアさんをなだめたら、彼女はやっと落ち着いた。


「とりあえず、どうして僕に謝るの?」


「え?お嬢様覚えていないのですか?」


「え?」


「お嬢様が庭で遊んでいたら、私がちゃんと見守っていないせいで岩にぶつかって……」


「そして気を失ったと思いきや、口調が変になって、私のことを名前で呼んで……わあああああああああ、私のせいで!!!!!」


「このくだりはもいいから!」


「ひい!」


僕のツッコミに、マリアさんは悲鳴をあげた。


彼女は、僕に怯えているようだ。


なぜだろう?


……


考えてみれば、答えはすぐにわかった。


元の僕は高飛車なお嬢様だから、きっと今までいろんな無理をさせたでしょう。


実際記憶の中でも、似たような思い出は結構ある。


庭で倒れるのも、彼女の足に気をつけてという忠告を無視したという節がある。


こう考えてみると、昔の僕はかなりひどい人かも知れない。


だから僕は……


「マリアさん」


「はい!」


「本当に!申し訳ございませんでした!」


「え……」


全力で謝った。


「今まであなたは僕のせいで色々苦労しただろう?庭のことだって、僕がマリアさんの忠告を無視したせいだ」


「そんなことは……」


「許されないかも知れないが、せめて謝らせてくれ!」


「今まで、申し訳ございませんでした、そして、頑張ってくれて、本当にありがとうございます!」


「……」


「だからマリアさん……マリアさん!?」


気付けば、マリアさんの目から涙が川のように流れる。


「僕のことがこんなに怖いの!?ねえ!ごめんって!」


「違う!違うです!その、嬉しくて、うううううううううう」


「いじめてるみたいからやめて!!!!!!」





その後、やっと落ち着いたマリアさんは、「失礼致しました」と言うマリアさん対し、僕が「笑ってるマリアさんの方が可愛い」と言ったら、マリアさんは顔が赤く染めながら部屋から去った。


さすかエロゲのヒロイン、やはり可愛いさが半端ない。


「でも、僕はこれからどうすればいい?」


僕は自分の未来について、考え始めた。





マリア視点


私はマリア、アリスお嬢様の元で務めるメイドである。


彼女はかなりのヤンチャで、いつも私に無茶のことを望む。


正直、彼女の元でメイドをやるのが、結構辛いでした。


でも私は、やるせざるを得ないんだ。


なぜなら、私の実家は、今でも王様からの支援を受けてる。


私の実家は、いわゆる落ちこぼれ貴族で、いろんなことがあって、今残しているものは地位だけ。


そんな私の実家に、王様は支援してくれた。


だから私がメイドになった理由は、恩返しのためだ。


だからたどえどんな無茶な要望でも、私にはそれをなんとか叶うしかなかった。


そんなある日、お嬢様は庭で岩にぶつかって、気を失った。


医者さんは大丈夫というけど、私は怖い。


もしこの件のせいで、お嬢様から大目玉を食らったら。


きっと私の実家は王様からの支援を失い、本当の落ちこぼれになるだろ。


だから私は、どう謝るべきか、必死に考えた。


そしてそこに現れたのが今までと違うお嬢様でした。


口調が男口調になり、私のことを「マリアさん」と呼びました。


今までは「そこのメイド」だけなのに。


私は思わずパニックした、きっとお嬢様は頭が痛んだせいで狂ったと。


そしてそこて、お嬢様はこう言った。


「今まで、申し訳ございませんでした、そして、頑張ってくれて、本当にありがとうございます!」


お嬢様は自分の今までの行動を謝っただけでなく、私を感謝してくれた。


私は思わず泣いてしまった。


今まで、私がどんなに家のために頑張でも、誰も私の感謝してくれないし、そもそも親に会うことができない。


考えてみれば、私はずっと一人だった。


だがそこで、あのお嬢様は私に感謝してくれた。


まるで今までの私の頑張りは、無駄じゃなかったってことを、教えてくれたのように。


気付けば、涙が止まらなくなってきた。


だから私は決めた、これからはもっとお嬢様のために頑張ります。


きっと今のお嬢様なら、私のことを認めてくれる、いい主人なんだろ。


「笑ってるマリアさんの方が可愛い」に言われた時、私はお嬢様の顔に見惚れてしまった。


今のお嬢様は、まるで逞しい殿方に見える。


そん考えていると、私は思わず頬を染めた。


私って、チョロいのかな?

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