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KAN NAGI〜〜神様実在、地球に襲来?!  作者: ヤチ ヒトニカ
神々再誕編
40/76

Ep.39 特異



 戦闘開始から2分経過、残り8分となった頃、ギアを上げた千年(チトセ)の猛攻が始まる。


 そんな中、遠くからそれを眺める云大(ユウダイ)は、


虎影(トラカゲ)師匠先輩、1ついいですか?」


「なんじゃ?(相変わらずの好奇心の塊じゃな)」


「そういえばなんですけど、千年先輩の神通力(ジンツウリキ)ってなんなんですか? バリア出したり、炎で自分作ったり……なんかいっぱいあるように見えます!」


なななんと!? 千年様の神通力を知らない?!

此奴、千年の神域(シンイキ)で特訓していたのではないのか?


「な、なぜ本人に聞かなかった?」


「え? う〜〜ん、まぁ聞く機会はたくさんあったんでしょうけど、自分のことで精一杯で(苦笑)」


ホッホ、好奇心旺盛で一生懸命、何事も曲げずに向き合う……全く、伸びしろしかないのぉ。


「千年の神通力は"模倣(モホウ)改変(カイヘン)"。見たもの、触れたもの、感じたもの、それら全てを模倣し、自分なりに改変する力じゃ。要は、コピーしてそれをそのまま使うもよし、自分なりにアレンジするもよし、ということじゃ」


「模倣改変……それって、ちょっとチートでは?」


「ホッホ、確かにな。じゃが、神通力とは強大あればあるほど、神力もかなり消耗するし、操作も難しくなる。強大だからと言って強いかどうかはまた別の話。使いこなせなきゃ宝の持ち腐れよ。(まぁ、千年様は普通に使いこなしておるがな)」


「なるほど、血の滲む努力が必要ってことですね!! おおおお、俺ももっと頑張るぞ!!」


ホッホ、確かに云大の言う通り千年様の力は強大じゃ。じゃが、あの力は千年様の一端に過ぎない。最も恐れないといけないのは模倣改変ではなく、『もう1つの神通力』じゃがな。


云大と虎影の会話中も戦いは勢いを増す。

グレン、キゼルはギアを上げた千年の猛攻(殴る・蹴る)に手も足も出ずにいた。


「ックソ、見えねぇ!! つうか痛えぇ!」


「黙れ、弱音を吐くな!」


にしてもだ、さっきから顎・こめかみ・みぞおちと、急所にピンポイントで拳やら足が当たる。まさか、神通力なんか使わなくても勝てるということですか? それは流石に、


「グレン、連携で攻める。お前は前に突っ込め! 俺が援護する!」


「おうよ!!」


 グレンは炎を纏いながら千年に突進する構えを取り、キゼルはその後ろに隠れた。ーーしかし、


「あぁ、ダメダメ。そういう会話は意思伝達(ヴェルシオン)でしなきゃ」


2人の動きよりも早く、千年は地面に片手をつき、一瞬、目線を上へ向けた。


何かくる!! 待て、いま上を見た!?


「グレン、上だ!!!!」


神戯(ジンギ) 絶光(ゼッコウ)(ライ)" 『(サカサ)塵散(チリジリ)』」


 2人の"地面"から大量からの黒い(イカヅチ)。何かしてくると読んで、視線が向けられた上空に意識を持っていったせいで、2人の足下はガラ空きに。モロに電流が直撃し、2人の体から自由を奪った。


ックソ、視線誘導。完全に嵌められた!!


雷の神通力者であるキゼルですら硬直する威力。故に、雷に耐性のないグレンからすればただの拷問。

 千年もそれを狙っていたかのように、キゼルを無視してグレンに向かって飛び出した。


「ほいほい、次行くぞ!!」


未だ全く身動きの取れないグレンを横目に、キゼルは自分自身に電撃を走らせそれを相殺。

 飛び出した千年の意表を突いて攻撃を繰り出そうとした……が、


「はい、予想通り」


 千年はそれすらも読んでいた。グレンに体を向けたまま、片手をキゼルに向け、


「神戯 絶光(ゼッコウ)(エン)" 『焚焔(タケムラ)』」


 ※ 焚焔(タケムラ)

対象の周辺を覆う巨大な黒い炎。


 逆に不意を突かれたキゼルに、またしても千年の神戯が直撃。彼は炎の中で悶え苦しんだ。


 だが、その数秒があったおかげで、グレンの硬直は治まり、こちらに向かってくる千年に対し、迎撃態勢に入ることができた。


火楼羅炎(カルラエン)(シュ)" 『炎鎧(エンガイ)』」


分厚く、熱い炎の鎧。それを纏い、千年を迎え撃つ。


「いくらお前でも、これに触れたら溶けるぜ!」


「あぁ、言われなくてもわかってるよ」


千年はグレンの眼前で方向転換、彼の真上へと移動した。


「わははは! 俺にこれを発動させたお前のミスだぜ千年!! もう俺に指1本たりとも触れることは出来ねぇ!!」


「ミス?(笑) それはお前だバカれた。

俺に見下されてるこの状況、軍配はこっちに上がる」


あんまり"こっちの神通力"使いたくねぇけど……絶好のタイミングですので、


千年は大きく腕を振りかぶり、


「ーー絶戯(ゼツギ) 『蹂躙(ジュウリン)』」


 すると、グレンは炎鎧を発動したまま、千年から放たれる重力によって押しつぶされる。

 それにより、みっともなく、グレンはうつ伏せのまま身動きを封じられた。


「お……もい!! くそ……ったれ!!」


「思考が守りに入ったか? そんなんじゃダメだぞ? もっと、」


身動きを封じたグレンにトドメをさそうと、千年はゆっくり彼に歩み始めたが、背中から感じる神力の上昇に足を止める。


「"混血(コンケツ)族種(ゾクシュ)転換(テンカン)"『雷獣(ライジュウ)』」


発動と同時に、千年の放った『焚焔(タケムラ)』は跡形もなく消え去り、猛獣と化したキゼルが姿を見せる。


混血族種転換か……はぁぁあ! いいな、いいな〜〜。俺も混血がよかったなぁ〜〜。


 呑気なことを考えながらも、千年はすぐにキゼルに体を向ける。


「さて、それで俺にどう挑む?」


 向かい合い、1ミリたも視線を外さない両者。それから数秒後、キゼルの目線が少しだけ上を見る。


 直後、千年ですら目で追えない速度でキゼルが消える。


 だが、キゼルを見失いながらも、彼は焦ることなく、


速いな。それに、俺がさっきやった視線誘導をすぐに実践するか。……でも、


「絶戯 『落雷(ルカ)』」


消えたキゼルは千年の頭上に移動しており、すぐに絶戯を放った。ーーだが、


「凄く凄く惜しい。 神戯 『絶空(ゼックウ)』」 


 千年は、見失ったキゼルを探そうともせず、全く動かない状態で神戯を解放した。


 それにより、ほんの少しだけキゼルの絶戯よりも早く、自身とキゼルの間と、倒れるグレンの真上に『絶空(ゼックウ)』を展開できた。


 ※『絶空(ゼックウ)

薄黒い靄が2つ同時に発生する。(発生させる場所は千年が指定できる)

2つの靄にはそれぞれ役割があり、1つは『(ハイ)』。靄の強度を勝らないものであれば、どんなものでも中へと吸収する。

そしてもう1つは『(イデ)』。『入』で吸収したものを瞬時に吐き出す。要は、瞬間移動をさせる力である。


 今回の場合だと、『落雷(ルカ)』を『入』側で吸収し、それを『出』側から放出する。ということになる。


 つまり、千年とキゼルの間に展開されたのが『入』側で、キゼルの放った落雷(ルカ)はそこへと吸収される。

 そして、グレンの上に展開した『出』側から、威力そのままに『落雷(ルカ)』が放出された。

 

 速さでは勝てないと踏んだ千年の予測と反射がキゼルを上回ったのだ。


「な、なんですかそれ!? 初めて見ました。模倣改変……いや、それは絶望(ゼツボウ)の方ですね?」


「ふふ、それはどうかな? 手の内は仲間にこそ隠しとくものだよ」


2人が会話する中、重力で身動きを封じられていたグレンは、『落雷(ルカ)』が直撃したことにより、重力が消え、重みからは解放されたものの、全身が痙攣を起こしていた。


やはり俺1人じゃ手も足も出ない。早急にグレンを叩き起こさないと。だが、千年様がみすみすそれを見逃すわけがない。なら……時間を稼ぐか。


「千年様、さっきなぜ自分が『落雷(ルカ)』を発動するとわかったのですか?」


「それはお前が賢いからだ」


「賢い……どういう意味ですか?」


「視線誘導、すぐに実践したことは素晴らしいと思う。だが、あれだとわかりやすすぎる。何故か、それはお前が賢いから。俺がやった時は上を見て、下から攻撃をした。それを真似たお前も同じように、上を見て下から攻撃をする……ってのはブラフ、そう思わせたかった。だろ?」


千年の読み通り、キゼルは裏の裏をかいた。

だが、逆にそれが動きを読まれた原因となってしまった。


「それに、お前が雷獣になったということは、族種特質である"速異(ソクイ)"、つまり速さを活かしたかったわけだ。となれば、お前の中で最も速く、威力も出て、俺の視界から消えることのできる攻撃がくるってことくらいは予測できる。

とどのつまり、相手に劣っている部分があったとしても、冷静に考えることでどんな状況も容易に打開はできる」


……さすがは千年様だ。完璧すぎてぐうの音も出ない。


「あぁ、あとお前が時間稼ぎしてることもバレバレなので、俺は今からグレン君にトドメをさしま〜〜す。さて、お前はどうする?」


そういうと、千年はキゼルに背を向け、未だ痙攣するグレンに向かって走り出した。


 その直後、彼の真横を目にも止まらぬスピードでキゼルが横切る。


ほぉ? 俺に1人では勝てないと踏んで、グレンを叩き起こす策だな? だから俺を一旦無視して……あははっ、ほんと分かりやすいなお前は。


千年の思惑通り、キゼルは彼を無視してでも、グレンを叩き起こす策に出た。

 しかし、行動を読まれてしまってる以上、後手に回るのはキゼルの方。

 彼がグレンに到達する寸前のところで、


「残念、それは浅はかだよ。(終わりだな。2人まとめて……)ーー神戯(ジンギ) 絶光炎雷(ゼッコウエンライ)(マジリ)" 『屍宴(カバネウタゲ)』」


 広範囲に及ぶ激しい黒い炎と雷に、2人は飲み込まれる。


「最後の最後で焦りが出たかな?(やっぱ模倣改変だけでやるべきだったな〜〜)」


千年は2人を包む炎雷を見つめながら、一応次の一手を考えていた。ーーがしかし、ここであることに気づく。


待て、 『屍宴(カバネウタゲ)』の中からキゼルの反応がない。まさか……死んだ? いや、あり得ない。雷獣の効果で防御力も多少は上がって、


 しかし、気づいたときにはもう遅い。

後手に回っていたのはキゼルではなく、千年であった。


神刀(シントウ) 『雷霆(ケラウノス)』」


 目の前にいたはずのキゼルは、千年の背後、つまり、変わらず同じ位置で神刀を地面に向けていた。


「ははっ、これは1本取られたよ」


さっき千年を横切ったのは、キゼル本人ではなく、キゼルと同じ質量・体長・匂いをした雷。速さが倍増していたこと・キゼルに背を向けていたことで、千年はそれに気がつかなかった。故に、今こうしてキゼルが優位に立ってる状況となる。


俺なら2人まとめて仕留める。キゼルはそう考えたのか。プラス、グレンの『炎鎧』なら俺の技を受け切れる。自分の力とグレンの力、その両方を信じて取った行動……うん、とても素晴らしい。

だがしかし困った、この距離・この位置、そして今のキゼルの速度から考えて……ははっ、絶対に避けれないじゃんこれ。


「千年様に俺の動きが読めるなら、自分にも千年様の動きが読めます(敬愛してますから)」


「お、良いこと言うね〜〜。確かに、完全に読まれたよ」


「千年様の裏をかけたこと、一生の誇りとします。そして、それに恥じないよう、全力で撃ちます。御覚悟を」


 そういうと、キゼルは力を解放する。


「神刀絶戯(ゼツギ)  『螺旋落雷(インドラ)』」


 ※『螺旋落雷(インドラ)

対象の足元から、空に向かって長い螺旋状の雷が発生し、それが対象を包み込む。(これにより対象の逃げ場を奪う)

そして、螺旋の完成と同時に、螺旋の頂上から特大の雷が落とされ、それに合わせて螺旋から大量の電撃が対象に放たれる。


 これには流石の千年も反応できず、『螺旋落雷(インドラ)』が直撃する。


「神刀に込めていた神力の全てを使い果たした。これでもう一時は神刀が使えない。ーーってことで、さっさっと起きて加勢しろバカ」


 すると、さっきまで倒れていたグレンが起き上がり、


「ちぇっ、俺の気絶したフリ作戦が台無しじゃねぇかよったく」


「バカか。千年様にそんな小細工通用しない」


「そうかいそうかい」


炎鎧のおかげで無傷のまま起き上がったグレンは、攻撃に入るため炎鎧をとき、


「仕返しだ千年!!!」


 『螺旋落雷(インドラ)』の中にいる千年に向かって足を踏み出そうとしたその時、


「ありゃ? なんだこれ」


 足元に突如現れる黒い(モヤ)


空間移動(ゲート)? いやあり得ない。空間移動(ゲート)が他人を移動させるには、発動者と触れ合わないといけない。この場合でいうと発動者は千年様で、千年様はいま『螺旋落雷(インドラ)』の中にいる。ってことは、さっきのやつか?!


「グレン!! それに触れるな!!!」


 慌てて声をかけるも間に合わず、グレンの左足が靄に触れる。そして直後、その靄の中へとグレンが吸収される。


「しまった、やはり『絶空』か!! 1回目使用時にちゃんと見ておくべきだった」


 グレンの姿が完全に見えなくなったと同時に、グレンの苦しむ叫ぶ声が『螺旋落雷(インドラ)』の中から溢れ出す。


まさか『絶空』で『螺旋落雷(インドラ)』の中にグレンを移動させた?! やばい!!


 叫び声からコンマ数秒、キゼルはすぐに『螺旋落雷(インドラ)』を解除する。


消えた『螺旋落雷(インドラ)』の中からは、『拒絶』で自身に結界を張る千年と、キゼルの好判断で大事を免れたグレン。(気絶はしていないが、若干の痙攣)

 

「いやぁ、ナイス判断。俺は『拒絶』でガードしてるけど、あと数秒遅ければグレンはやばかったなぁ」


ってカッコつけてはいるけども、いやぁ〜〜本当にやばかった(笑)。まともに食らってたら流石の俺でも意識があるかどうか……


「『拒絶』使ったことは悪いけど、俺プライドねぇから。卑怯だなんて思うなよ?」


「当然です。寧ろ感謝します。俺の力が千年様にも通用すると教えて頂いて」


こいつ……。


「かっち〜〜ん! お前のことだから嫌味を言ったわけではないんだろうけど、物凄く嫌味に聞こえました! ってことで……もう終わらせるわ」


 千年の神力が更に上昇する。だが、キゼルはそれでも一歩も引かない。


「ここまで来たらあとはやるだけです。ーーまぁ、そう思ってるのは俺だけじゃないみたいですが」


千年のすぐ後ろで、拳を強く握りしめるグレン。


俺はこの闘いで何をした? 1回でも千年に危機を与えたか? 何か得たか? 畜生が……


「畜生がぁ!!!!」


 拳に炎を纏い、勢いそのままに彼に襲いかかる。

ーーだが、


「あぁダメダメ、怒りはコントロールしないと。制御できない怒りはただの邪念。それじゃあ全然ダメだ」


 グレンの拳は、千年に当たることなく空を切り、拳が伸びた先には三度『絶空』。

 避けることができない状態だったため、グレンはそのまま『入』に吸収される。


 そして、キゼルの視界にギリギリ入らない顔付近に展開されていた『出』から、グレンが拳を突き出した状態で出現し、その拳はキゼルの頬に直撃。その勢いのままキゼルは後方へと後ずさる。


「わぁぁぁごめんキゼル!!!」


「謝らなくていい!! その代わり、少し時間をくれ。対策を練る。1分だ、その間1人でやれ!」


「(凄え早口!!) お、おう。(結構力入ってたぞ? だ、大丈夫か?」


 そういうと、キゼルは痛みを我慢しながら、千年から目を逸らさず片足を一本下げた。と同時に千年が笑みを浮かべる。


「ダメダメ。さっき言ったじゃん。作戦は頭の中で伝えなきゃ。それに、時間稼ぐために1人が動くのは間違いだ。何のために2人いる? そういうのは動きながら考えれるようにならないとね〜〜」


キゼルが下げた片足のちょうど真下に『絶空』。

千年の笑みと言葉ですぐに気がついたが、時すでに遅し。キゼルはそのまま靄に吸収される。


「またかよ!! 千年ッ、それせこいだろ!!」


「闘いにせこいもクソもあるかよ! つうかいいのか、そんな余裕ぶっこいてて」


 吸収されたキゼルはグレンのちょうど真上から排出され、グレンと激突し、2人は倒れ込む。


「何してんだよお前!」


「こっちのセリフだ! いつまでも同じところにいるんじゃねぇよこのバカクソ野、」


 その瞬間、今までとは比にならない、2人が決して体感したことのない異常な神力が千年から放たれる。

それにより、一瞬だけ2人の体は無意識に萎縮する。


「まだまだ課題が多そうだな。だがこの経験はお前らにとって必ず良い方向に転ぶはずだ。期待してるぞ、グレン! キゼル!」


千年は手のひらを合わせ、ゆっくりと左手のみを90度回転させる。

 その動きを見て、遠くにいた虎影は云大の服を引っ張り、


「これはまずい、神域が吹き飛ぶ!! 云大()此方(コチ)から離れるでないぞ!!」


「ふふふ吹き飛ぶ?!」


そして、


「絶光 "(エン)(ヒョウ)(フウ)(ライ)" 絶戯ーー『(アガ)奉祀(タテマツリ)』」


 ※崇メ奉祀

黒い炎・雷・氷・風を同時に発動し、無差別に辺り一帯を破壊する技。


 発動した瞬間、グレンとキゼルはすぐにそれに巻き込まれ、抗う間もなく、一瞬で跡形もなく消え去った。


 そしてそれは、虎影の読み通り、空間を破壊する勢いで辺りを蹴散らす。


「流石にまずい!!」


 そう溢す虎影は、足元にしがみつく云大を横目に神域を解除した。


戦闘開始から5分31秒。千年の圧勝で闘いは終わった。

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