第四桜 不幸の記憶達
今回は大変悲惨なシーンがあります。嫌な人はブラウザバックしてね。
妖夢は架依に任せ幽々子を見に行った。その時にスペルカードルールが始まった。
舞歌の世界。スペルカードルールが始まったのを見る舞歌は残った真楽に質問をした。
「これは?」
「冥界の魂達だと思います」
舞歌はクスクスと笑う。真楽はポカンと疑問に思ったが舞歌は真楽に言った。
「真楽。狂気の道をさ迷い続ける自信がある?」
真楽はポカンとなったまま首を横に振った。
「でしょうね。私は少し外すわ。一番大きな桜を探しなさい」
舞歌はそのまま暗闇に消えていった。
この女の子は全力で桜を守っている。架依はなかなか折れずにスペルカードをお互いに発動し合っていた。
「スペルカード!憶符『死の転生ドール』!」
架依はぎゅっと手を握り前にその手を突き出すと青い線が架依の手の中にすっと入る。そして青い剣に変わる。
「これで終わりっ!」
その剣は高く空に投げられ二つの青い線に戻り地面に消えると次のスペルカードを構えた。
「故郷『名は無き母と父』!」
なにかが二つ、女の子に這い寄る。出てきたのは青いツタのようなもの。それが女の子の足を捉え完全に身動きができない状況。
「スペルカード!記憶『ポイズンメモリー』!」
記憶の剣が女の子の頭を刺した。女の子は立っていられる気力がなくなりツタも離れこれで架依の勝利となった。記憶はそれぞれ冥界の魂たちに戻され、帰ろうとしたところ。
「おめでとう架依」
堂々と舞歌が姿を架依の前に見せる。ここ数週間いなかった舞歌。久しぶりに会ったような気がする。
「舞歌、どこいってたの?それと体調は」
というところで人差し指で合図される。
「架依。自分の名前だけは渡さないでね」
と言い疑問に思い瞬きすると舞歌の姿はなくなっていた。架依はそのまま妖夢に終わったという挨拶をするとそのまま帰った。
「あと三ヶ月…この喜びはいままでになかった…」
自分の世界。椅子の上で体操座りになって今までを振り返る。
「ならお前は自分の狂気を受け入れるんだな。これまで喰らってきた魂をな…」
ニヤリとした顔。舞歌の耳元で囁く。不幸を集めに来たにも同然だろう。
「お前の不幸は私の褒美。ならもっとくれよ!」
大きな声。舞歌は大きく目を見開いた。さらに目が虚ろになっていき最後には不幸を湧き出す小那姫の褒美の人形になった。
真楽は恐怖する。これまでにもこんなことがあったがやっぱり慣れない。目を背けるしかない。
小那姫は不気味に笑いながら舞歌の不幸をもらっていく。最大のチャンスを見逃すわけなかった。
「あははっ!」
ただ笑い、ただ笑い。舞歌の不幸をもらっていく。
今回は架依より小那姫が目立っているね((((;゜Д゜)))))))
みんなも私のキャラ1の腹黒小那姫に気をつけよう!