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異世界<おせっかい>人情ラプソディ~いや、『おせっかいスキル』で無双って何⁉️~  作者: 立沢るうど


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第八十六話……スキル訓練!

「ママ~」

「……よしよし……さすさす……」


 ユアさんの訓練前に、心も体も落ち着かせようということで、リズママに彼女を癒やしてもらった。

 さらに、お腹も撫でてもらって、健康出産の願掛けもした。裸にはなっていない。


「将来的には、回復効果の高い魔壁前で出産する、なんてこともあり得るのかもな」

「モンスター達に見守られながら? そうなったら面白いね。魔壁前の景観を損なわないようにする必要はあるけど。

 それは流石にテストの問題には入れてなかったね。追加で入れておこうか。最初の内は多分、モンスターに否定されるだろうけど」

「うおおお、わしの夢が膨らむぅぅ!」

「もし、たすく様方とモンスター様方がよろしいのであれば、私がその先駆けとなるのも良いのではないでしょうか。それが我が国の未来を、より明るく照らす道標にもなるかと。陛下にも相談してみますね」


「それは良い案だ。それまでに上手く友好関係と交渉をまとめたいな。まだ時間はあるから、ゆっくりでいいけど。いや、ゆっくりの方が良いか……。まぁ、それは置いておくことにしよう。

 さて、それじゃあ訓練を始めようか。まず意識だな。無関心スキルは、短絡スキルのように対象に何かを刺したり繋げたりするわけじゃないとのことだが、みかが言っていたように、『透明』が鍵になるような気はする。

 みんなが一度無関心になっても、回復手段はあると思うから、とりあえず自分の存在を薄めるイメージで、まずは試してみるか」

「でも、念のためにリスクを最小限に留めるようにした方が良いんじゃない?」

「では、私以外を守ってください。まずは、人間から試した方が良いですし、みかさんはユアさんの状態を確認する役割を担っているので、私しかいないでしょうから」

「ありがとう、セレナ。それで行こう。じゃあ、ユアさん。やってみてくれ」

「はい」


 ユアさんは目を瞑り、意識を集中しているようだ。


「…………。あ、薄くなってきた! この部屋に入ってきた時と同じぐらいには……なった!」

「じゃあ、セレナ。ユアさんの得意料理は何だと思う? 何だったら嬉しい?」

「え……。分かりません……。何が嬉しいかと言われても……特に何も……」


「成功してそう」

「次に、ユアさんからセレナに話しかけて、スキルを維持できるかやってみようか。財務省の同僚にも使っていたから、これまでは普通にできていたはずだけど、心を許している人を前にしてもそれができるかを確認する。同じ質問でいいと思う」


 そして、ユアさんがセレナに話しかけようとすると、微妙に透明度が下がった。


「意外に難しいですね……。もう一回やってみます」


 再度、透明度を上げてから試したところ、完璧ではないにせよ、さっきよりは透明度が下がらなくなった。


「まぁ、今は完璧じゃなくていいよ。こんな感じで日々訓練すればいいってことを知るのが大事だ。じゃあ、元に戻ってみて」

「…………。戻りが遅いような気はするかな。透明度が上がった時に比べて。その方が自然と言えば自然かもしれないけど」


「元に戻るための『魔法の言葉』を決めてもいいかもな。透明度を上げる時と違って、誰かに話しかければいいだけだし。自然な言葉としては……『サーズ様、お時間よろしいでしょうか?』とか。

 『いや、忙しい』と言われたら、無関心が続いている可能性が高いから、『では、いつであればよろしいでしょうか』と、どんどん食い下がる、みたいな。

 それについては、訓練しなくても考えておくだけでいいかな。でも、絶対に必要ではある」

「そうだね。不幸を避けるためにも」

「ありがとうございます。承知しました」


「じゃあ、セレナ。ユアさんの得意料理は何だと思う? 何だったら嬉しい?」

「あ、忘れてた……」

「え……。失礼とは思いますが、料理はしたことがなさそう。でも私は肉が好きなので、肉料理なら何でもいいですね」

「お恥ずかしながら、セレナ様のおっしゃる通り、料理をしたことがありません……」


「まぁ、貴族のご令嬢なら仕方がないよ」

「あ、やっぱりそうなんだ。でも、貴族なのに娘を城の実務に従事させるって、すごいね。だから、ユアさんと会うまでは普通に平民だと思ってた」

「お父様もお母様も、たとえ女であっても世間は知っておいた方が良いというお立場ですからね。さらに、知識と知恵を身に付ければ、子どもの教育や安全にも繋がるとのお考えでした。

 私もそのお考えには完全に同意しておりましたので、日々の勉強に励みました。その勉強や就職についても、特に何かを言われたこともなかったので、自分のペースで無理なく勉強し、自分の希望で財務省に入省しました。家計の管理の参考や我が領地への予算の配分にも繋がりますから。後者については、もちろん横領などではなく、正当な評価の下で配分するという意味です」


「大丈夫。それはみかの『目』が保証してるよ。

 さて、次は部分的な無関心か……。みか、何かアイデアはあるか? ユアさんの体全体が透明になるのと、部分化が結び付きづらいからさ。例えば、ラピスが提案した『声』や『言葉』だったり、プレアが提案した『衣服』だったりが、みかの目でどのように表されるか分からないんだ」

「うーん……。それは私も分からないなぁ……。とりあえず、やってみたら? 『行動』が大事なんでしょ? それで取り返しが付かないことにならない限りはさ」

「そうだな。実験や検証では、計画や想定も大事だが、試行錯誤が必要な時もある。

 よし、ユアさん。やってみてくれ。ユアさんの声から。元には戻せるようだから、特にみんなを守らないでやってみる」


 そして、ユアさんが目を瞑り、意識を集中させた。

「面白かった!」「つまらん……」

「続きが気になる!」「次回作に期待!」

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最後に、本話をお読みいただき、ありがとうございました!


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