第八十一話……性欲四天王!
朝、窓から溢れる光で目が覚めた私は、違和感を覚えた。
「…………。な……なんで全裸なのたすく! ……って、私も!」
ガバっと上半身を起こし、何が起きているか理解した私。
眠っている間、私とたすくが全裸で抱き合っていたのだ。
「いや……リズに脱がされたんだよ……」
「なんで⁉️」
「…………くっついたら暑いと思って……」
見ると、セレナもラピスもプレアも全員全裸だった。しかし、まだセレナは寝ている。
「脱がされている間、どうして俺達の目が覚めなかったのかと言うと、疲れていたこともあるけど、リズの能力だろうな。目を閉じていても輝きが透過して、眠っている状態が心地良いと感じるから、目が覚めにくいんだと思う」
「それはいいとして……たすくは先に目が覚めてたのに、私に抱き付いたままだったでしょ!」
「いや、起こしちゃいけないと思って……」
「でも、そんなにガチガチにしてるでしょ!」
「これは、朝だからしょうがないんだよ!」
「……。ん……? え……⁉️ 感覚あるの?」
「あ……そう言えば……。あ、消えた。感覚が」
「どういうこと?」
「何かあったんですかぁ……?」
セレナも目が覚めたようだ。
「もしかしたら……。正直に言うと、みかの寝顔と俺に抱き付いてくれてることが、すごくかわいいと思ったから、愛おしくなって……その……性欲が沸いてきたからなのかもしれない……。今なら紛らわせる必要もないと思って……」
「……。まぁ、それはそれで嬉しいけど……。じゃあ、たすくが本気になれば、『デキる』可能性は高くなったわけだ」
「今の話で思い付いたのですが、おせっかいスキルは『あらゆる力への干渉』ということですが、『干渉』の方を軸にしているのであれば、『性』に干渉することもできるのではないでしょうか。
完全な性転換とまでは行かなくても、『一部』だけとか……。みかさんの本質スキルでたすく様が男に見えるのは、その可能性を秘めているからとか。もしかすると、まだスキルアップが必要なのかもしれませんが」
「それはあり得るな……」
「じゃあ、『エロ漫画大王』のたすくの想像力で、『ふたなり』にもなれるかもしれないのか……」
「『ふたなり』とは?」
「やっぱり、みかも詳しいじゃないか……。両性具有のことだよ。ちなみに、現実では完全な両性具有は存在しない。見た目だけなら両性具有だけど、中身が伴っていないという意味で。結局、病気や障害の一種だからな。
スキルがある世界では分からないが……やってみるか……」
「待って! 成功しちゃったら、性欲モンスター達がとんでもないことになるから! それもセントラルの変革が終わってからにして!」
「仕方がありませんか……」
「くっくっくっくっ……。性欲モンスターとは私のことかな? では、その時が来たら、モンスターらしく襲っちゃおうかな?」
「くっくっくっくっ……。ここにもおるぞ? 快感を貪り尽くし、子種を絞り尽くす性欲四天王の一人が」
「…………私が性欲四天王の中でも最強……。分身でありとあらゆる快感を与え、自分でも得るから……。あ……くっくっくっくっ……」
「もしかして、私もその四天王に含まれているんですか……。
くっくっくっくっ……だとしたら変態レベル九十九のサザエ村出身のこの私が最強……」
セレナが回り込み、私とは反対側に来て、たすくに抱き付いた。
ラピスもプレアも正面からたすくに抱き付き、リズは背後から抱き付いた。
そして、『くっくっくっくっ』とまだ笑っている。なんなのこれ……。
朝なのにテンションが高いのは、リズの能力でリフレッシュしているからか……。
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