第八十話……甘え合い⁉️
お風呂にサッと入って、たすく側のベッドに集合した私達。
すると、リズがベッドに上がり、女の子座りで両手を広げた。
「…………ん……いいよ……」
「え、何が……?」
「……甘えていいよ……」
「あー、終わり間際に言ってたヤツね。じゃあ、お言葉に甘えて……って、体が勝手に……! リラックス空間だから、余計に危なかった……」
「口も勝手に動いてないか……?」
「ママ~、私も~」
「わしも~」
「リズさんに言われたら、ラピスちゃんもプレアさんも抗えないんでしょうね……」
「……よしよし……」
「『リズママ』爆誕!」
「プリズムは、イタリア語で『プリズマ』と言うから、カリスマと合わせて『リズママ』になるのは自然だな……って、おい!」
たすくのよく分からない解説を他所に、突然リズが胸の部分だけ肌を露出させた。しかも、巨乳化させて。
「……はい、おっぱい吸っていいよ……」
「たすく! 見ちゃダメ!」
「いや、もう見ちゃったけど!」
「ん~、チュパチュパ……」
「チュパチュパ……」
「ラピスちゃんはまだしも、プレアさんまで……。魔壁の魅力、恐るべし!
か、かく言う私も体が引っ張られて……」
「……セレナもいいよ……」
「でも、二人で埋まっちゃってるじゃん……」
「あ⁉️ リズが……ぶ、分身した!」
「マ、ママ~」
「……よしよし……」
「セレナが蟻地獄ならぬ『リズ地獄』に……!」
「元々が雲状だから、密度を変えれば分身が可能なのか……。
こうなったら……みか! 俺達だけで甘え合うしかない!」
「なんでそうなるの!」
「……二人もいいよ……」
「くっ……! たすくには、まだリズのおっぱいを吸わせるわけにはいかない……! 背に腹は代えられないか……。ありがとう、リズ。とりあえず、気持ちだけ貰っておくことにして……。
じゃあたすく、私に甘えていいよ。落ち着いたら甘えさせてほしいって言ってたからね」
「ほ、本当にいいのか……? じゃ、じゃあ……」
たすくが恐る恐る私に近づき、私の胸に頭を預ける形で静かに収まってきた。
「随分大胆な甘え方だね。でも、いいよ。たすくのおかげでここまで来れたんだから……。しかも、割と楽しく。
ありがとう、たすく。よしよし」
「俺もありがとう、みか。ずっと側にいてほしい……」
「いるよ。たすくがたすくでいる限り……」
「……。ああ……必ず……」
たすくは、すぐに眠りについてしまった。相当疲れていたんだろう。スキルも使いっぱなしだったし、もちろん精神的にも。
今はただ、おやすみ。私達の英雄さん……。
「み、みかさん……振り返っては……いけません……! ぬ、沼が……魅力が……!」
私も寝ようかと思った瞬間、地獄の底から振り絞るようなセレナの声が聞こえてきた。
「え……もしかして……。ちょっと、たすく! コラ! 起きなさい! プログラムを忘れるな!」
「ん~……?」
感慨に耽る間もなく、私はたすくを叩き起こした。
幸い、一度切れたおせっかいスキルは、すぐにセクハラ発言をさせることで使えるようになり、長時間使用の反動みたいなこともなかった。
なので、安心して私は眠ることができた。
また、魅力マックスのリズに触れたとは言え、セレナも疲れていたので、禁断症状に喘ぐこともなく、すぐに眠れたようだ。
たすくはと言うと、私のすぐ右横で眠っていた。
たすくばかり甘えるのはズルいからね。私はたすくの腕に軽くしがみついて、少しだけ暖かい夜を過ごした。
大変な一日だった。誰もがそう思っていた。
しかし、終わってみると、妙な清々しさを感じた。明らかにみんなのおかげだ。
私もみんなの役に立てていたら良いな。
みんな大切な仲間だから。
この『最高のおせっかいサイコパス甘えん坊泣き虫おせっかいすぎる淫乱変態お笑い芸人面白個性派パーティー』の……。
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