第五十話……子作りの方法!
「嫌なことを思い出させて、ごめん……。でもみかは、『私がおせっかいを焼いたぐらいで』って言ってたけど、そんなの全然おせっかいじゃないじゃないか……。
ソイツらのただの八つ当たりだ! 男に至っては、脅迫に近い! もしかして、それも計算付くだった可能性だってある!」
「かもね。まぁ、それこそ証拠がないし、ホントに良かったよ。興味がすぐに移ってくれて。
じゃないと……いや、何でもない。今のは忘れて。まだ寝ぼけてるみたいだから……」
「たすく様に初めてを捧げられませんからね! でも、本質スキルがどう働くんでしょう? やってみましょうか!」
「そうじゃな! みかもたすくと子作りしようぞ! わしらについても、方法を是非考えてくれ!」
「みかお姉ちゃん、子どもってどうやって作るの? お風呂の時みたいに教えてよ!
あ、もしかして『アレ』みたいに気持ち良いの? だったら、私見たことあるかも! 民家を夜覗いた時に!
動物と同じってことなんだよね? 私、たすくお兄ちゃんといっぱい子作りしてみたい!」
三人とも私の体を揺らして、やいのやいのと言っている。
「そういうことは言わなくていいの! これじゃあ、『おせっかいすぎる淫乱パーティー』だよ!」
「どうする、みか? 試してみるか? 俺も初めてだから、どうなるか分からないけど、先っちょだけでも」
「典型的なセクハラオヤジか!」
「ごめん、今のは言ってみたかっただけ」
「否定しても、『色欲魔』改め『セクハラ魔』の称号はもう揺るがないから!
まぁとりあえず、さっきの話だけど、ラピスの背中に乗れなかったことから、私の『目』の方が優先されるってことと、私の『目』より、おせっかいスキルが優先されることは分かってるんだよね。
だから、おせっかいスキルを使っていない状態で、私が視線を外さなければ、たすくと女の子が繋がれる可能性はある。お風呂の時は、ほとんど見てなかったから普段通りだった。
たすくにとっては、『ソコ』に存在しないものを存在していると認識できるか、そして『ソレ』が神経や感覚と繋がるのかがポイント。
女の子にとっては、本来存在しなかった『モノ』が、私が見えない体内で存在し続け、最終的に妊娠できるかがポイント。
人とモンスターについては、一つ仮説がある。神様に少なからず昔から愛されているであろうノウズ地方、またはその冒険者がモンスターに対してどういう理念や行動を取っているかによって、人とモンスターの間に子どもができるか決まっている……かもしれないって話。
あとは、破瓜の痛みがなく、化物のグロい肉とかも利用しないで、事前に確認する方法もあるけど、結果如何では、がっかりしながら世直し旅をする羽目になるから、オススメはしない。
逆に、たすくは妊娠できるのかっていう疑問もあるけど、それは気持ち悪いから考えないこととする」
「風呂場では少し体験したけど、女の子の気持ちと感覚をより知ることができるから、アリっちゃあアリなんだけど、俺も考えないことにする」
「セントラルの変革までは、お預けという感じでしょうか……。
ちなみに、事前の確認方法とは? 誤ってその状況になっても困るので、耳に入れておいた方が良いかと」
「それは大丈夫だと思うけど……『セクハラ魔神』のたすくには聞かれたくないから、ちょっと集まってくれる? 絶対に、そこを中心にセクハラしてくるから」
「あっさりランクアップさせるな! するわけないだろ、そんなこと!」
セクハラに関しては、一切信用できないたすくの弁明は無視して、私はその方法を女の子達に教えた。
「そ、そんな恥ずかしいことをするんですか⁉️」
「わしらにも可能性があって嬉しいし、それを恥ずかしいとは思わんが、子作りと同じく、洞窟内で冒険者がしている所は確かに見たことがあるのぉ。その前に、水魔法で下半身を綺麗にしていたか。
ただし、口の中を見せたりはしていなかった。まぁ、それは今回の確認のためだけのことじゃろうが」
「動物では見たことないね。二足歩行じゃないからやりづらいし、雌は気持ち良くないから? 人間は普通にしてたよ。家の中でも外でも。水魔法を使ってないこともあったし、口の中を見せてたこともあった!」
「う……。それって、サザエ村が変態の集まりみたいなものじゃないですか……。まぁ、相手がたすく様であれば、何でもしますけど……。
よく考えてみれば、その方が興奮するかもしれませんし」
「それなら、セレナも変態ではないか!」
「いいんだよ。『最高のおせっかいサイコパス甘えん坊泣き虫おせっかいすぎる淫乱変態パーティー』なんだから」
「おせっかいが二回入ってる……。ラピスって記憶力良いんだね。よしよし」
「一体どんな話をしているんだ……」
スキルで直接読まれないように、後ろを向かせたたすくが、遠くで何か言ったが、念のためにしばらく女の子達だけで雑談して、両者の意識から外れるまでそのままにした。
その上で聞き出そうとするなら、もう軽蔑対象だ。
十分に雑談をしたところで、そろそろいいかなと思っていたら、丁度良いタイミングで部屋の扉がノックされ、王族兼来賓専用調理スタッフによる夕食の準備が始まった。
ビルさんが言った通りの豪勢な食事で、ラピスとプレアの分まで用意されていた。
モンスターだから食べる必要がないのに、なぜか味覚はあるようなので、私達と一緒に色々な料理を美味しく食べ、たすくの豆知識を聞きながら、感想を言い合うこともできた。
また、食べ切れない分は、ラピスとプレアに任せることで、文字通り隅々まで夕食を楽しむことができた。
忙しいサーズさんとビルさんへの感謝の言葉は、調理長の完了報告に合わせて伝えてもらい、明日にも改めて伝えることにして、私達はそのまま部屋で寛ぐことにした。
「面白かった!」「つまらん……」
「続きが気になる!」「次回作に期待!」
「おせっかいすぎ!」「言うほどおせっかいか?」
と思った方は、以下の「☆☆☆☆☆」から、応援をお願いします!
星一つであっても、皆さんの反応が大変励みになります。
星五つであれば、なおのこと!
ブックマークもよろしくお願いします!
最後に、本話をお読みいただき、ありがとうございました!
Xアカウント @tachizawalude




