第三十五話……いきなり高ランク化物!
「化物ランクは、二人とも『刑罰』ランクだね」
サウズ城の正門から少し離れた所まで来た私達。
歩きながらの話し合いの結果、これまでの『化物レベル』を『化物ランク』とし、対応方法や裁定レベルを各ランク名にすることにした。
差し当たって、正門にいる二人の兵士をランク付けしたところだ。
現在の村長さんやセレナの両親、ビルさんは『友人』ランク、以前のセレナの両親やビルさんは『対話』ランク、以前の村長さんは『情状酌量』ランク、支部のヤツらやさっきのヤツらは『死刑』ランク、第三王女とそのお付きは『邪道』ランク、おせっかいパーティーのメンバーは『純粋』ランクとした。
『刑罰』ランクは、『情状酌量』ランクの一つ上で、対話して情状酌量を考慮したとしても、ある程度の刑を科されるのは仕方がないと思われる可能性が高い人達だ。
実際どうなるかは分からない。あくまで、最初の印象ということだ。
他のランクもあるが、出会う頻度は高くないんじゃないかということで、割と適当に決めたものもある。
本当は冒険者や洞窟のランクのようにアルファベットで細かく分けた方が良いのかもしれないが、それぞれを記憶する時間も労力も今はもったいないので、そういう感じになっている。
しばらくして、私達が正門に着くと、二人の兵士が槍を交差させた。
「待て、お前達!」
「俺達は……」
「セントラルの第三王女と名乗る人物に心当たりはあるか?」
「え……? いや……その……」
想定外の質問に、私達は虚をつかれた。
しかし、冷静に考えれば、常時発動中のおせっかいスキルで正しい答えを導き出せるはずだ。
「……。知っている……。それも含めて、サルディア・サザリ財務事務次官に説明の機会を与えられた。元々の目的は、冒険者のヒアリングだったが、南門でそうするように言われた」
「……。少し待て!」
兵士の一人が門から城の中に入って行った。間違いなく成功だろう。
「入れ!」
しばらく待っていると、中に入った兵士から声をかけられ、私達は門をくぐり抜けた。
たとえ『刑罰』ランクでも、ちゃんと仕事はするんだ……。
「うわっ!」
「どうした? あまりのイケメンにビックリしたのか?」
城の正面扉が開けられ、中が見えると、私は体をのけ反って声を上げた。
たすくのフォローがなかったら、かなり不自然な驚きに思われただろう。
そこには、『死刑』ランクよりさらに一つ上、『確信犯』ランクの化物が一体、待ち構えていたのだから……。
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