第三十一話……新メンバー加入!
「で、これからどうするの?」
「そうだなぁ、プレアはどうしたい?」
「わしは……自分の夢を実現させるためには、人間についてまだまだ勉強する必要があると、お主達のおかげで考えておる。じゃが……」
「じゃあ、俺達と一緒に行動するか」
「よ、よいのか⁉️」
「ああ。プレアの夢は素晴らしいものだと思う。人間とモンスターが笑い合っていることを想像するだけで、俺も笑顔になれるほどだよ。
ただ、現実的には相当難しいことだ。お花畑と言われても仕方がない。さっきの話みたいに、人間同士ですら、いがみ合っているんだからな。
でも、そこで諦めていては何も進まないことも事実。俺も力の限り協力するよ。一緒に笑い合おうぜ!」
「たすく……。わしは……わしは……嬉しい……。未だかつて、こんなに嬉しかったことはない! お主となら、わしの……いや、わし達の夢を叶えられる! と言っても、半分叶ったようなものじゃが……。わしもお主達の力になろうぞ!」
「ふふ、理想の関係だね!」
「私からも、よろしくお願いします。ところで、プレアさんは、ラピスちゃんのように人間の姿に変身できるのですか? できない場合は、そこも考える必要がありますが」
「きっとなれるよ! 私がやり方を教えてあげる!」
ウキウキでラピスがプレアに教え始めた。
「あ、プレア。変身を試すのは、ちょっと待って。たすくが見てない所でやってね。服も用意しないといけないし」
「では、また私が買ってきましょうか。外の人達には、どう説明しましょうか」
「そうだな……。プレア、この洞窟の奥にもプラチナ鉱石はあるのか? 俺達がモンスターを食い止めつつ、それを採りに行くことにして、その探索に必要な物を準備するためにセレナが外に出た、っていうのはどうだ?」
「あるにはあるのじゃが……」
「残念ながら、洞窟の最奥には、どんな洞窟であっても最低一週間かかるので、それに必要な荷物は、かなりの量になります。逆に不自然な説明になってしまいますね」
「そうか……。そのプラチナ鉱石を手土産に、サウズ中央政府に殴り込もうとしたんだけどな……」
「それ自体は悪くない案ではないでしょうか。単に、『ドラゴンは逃げて行ったけど、もう少し様子を見たいから、中で見張っている。長引くことも想定して、少しだけ食料等を用意したい。外だと人数が多いから戦いづらく、全員往復の二度手間になるから』とでも言えばいいかと」
「よし、説明はそれで行こう。不審がられた場合の対応は、セレナに一任する」
「では、わしがそのプラチナ鉱石を持ってこようか? わしなら往復二時間程度で戻ってこられるぞ。ドラゴンの姿だから、あまり多くの鉱石を器用に持ってはこれんが。
誰かが一緒に来ればあるいは、と言ったところじゃが、わしの身体に捕まるのは、滑って困難じゃないかのぉ」
「それにしても、画期的すぎますね……。世界が一変しますよ。あるのはプラチナ鉱石だけじゃないですからね」
「俺のスキルを使えば、もっと早いんじゃないか? なんか上手いことできそうな気がするぞ」
「あのさぁ、神様の一人が言ってたんだけど、たすくのスキルは、『限度を知らない』かもしれないんだよね。
今まで意識してなかったから発揮してなかったけど、例えば『視力』もこの世界に働く力の一つなわけだから、実は洞窟の奥まで透視とか遠視とかできたりするんじゃないの? それが曖昧な表現だとすると、光の屈折や謎の空気、空間とかを極限まで利用するとかで。
その上で、遠隔の力でバキッと鉱石を持って来られるとかさ」
「それほどになると、もう世界を掌握できますね……」
「よし、やってみるか……」
「う……せっかくのわしの活躍の場が……」
「プレアお姉ちゃんにもその内あるよ。別に活躍しなくたっていいんだし。旅を楽しめばさ」
「そうそう……って、あっ!」
気が付くと、ものすごい勢いで洞窟の奥から何かが飛んできた。
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