表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界<おせっかい>人情ラプソディ~いや、『おせっかいスキル』で無双って何⁉️~  作者: 立沢るうど


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

109/123

第百九話……宝石の効果⁉️

 ビルさんを先頭、たすく以外のメンバーはビルさんの後ろに続き、たすくはシンガリでモンスター達を挟む形となり、メインストリートに向かった。

 洞窟門を通れない大きさのモンスターは、たすくが浮かし、門と壁の上を移動させた。


 一行がメインストリートに差し掛かると、多くの観覧者がその様子を見守り、モンスター達を見上げていた。

 そのほとんどは、好意的な声をかけてくれて、実現方針が広まっていることを確認できた。

 一方で、犬の鳴き声と共に否定的な声も聞こえてきた。


「お、大きい動物! 怖い! 怖いよ! あっち行け!」

「子どもかな……? 動物じゃなくてモンスターなんだけど……」

「……。その方向に子どもはいませんが……聞こえますね……」


 その声はずっと聞こえてきていたが、確かに子どもの姿は見えない。


「もしかして……この宝石の効果で、犬の声が聞こえるようになったのかもしれない」

「えぇ⁉️」


 遠隔のたすくの声で、私達は思わず振り返った。


「どうかしたか?」

「Tくんは聞こえなかった? 犬の言葉。『あっち行け!』とか」


「『ワンワン』って言ってるヤツのことか? その鳴き声しか聞こえないな」

「そっか、ありがと。ちょっと、たすく! そもそも宝石の効果が出ないようにしたんじゃないの⁉️」

「ごめん。行進の間、ちょっと考えてみたら、コミュニケーション系の効果があるんじゃないかと思い始めて、さっき無効化を解いた。

 それで、動物の声を俺が聞けるようになったから、それをみか達に流してみたんだ。流したと言っても音波を物理的に流したんじゃなくて、イメージでしかなかったんだけど、上手く行ったみたいだな」

「ということは、動物に限らず、みかさんに通訳してもらわなくても、私もモンスターさん達の声が聞こえるようになるわけですか。仮にそのネックレスを装備しなくても」

「そもそも、たすくにしか装備できんかもしれんのぉ。いや、最初に手にしただけであって、貢献度は洞窟側からは測れんから何とも言えんか……。誰が何を倒したとかであれば分かりやすいが」

「どうなんだろうね。コミュニケーションが鍵なら、独占装備はポリシーに反するんじゃない? その受け渡しもコミュニケーションになるわけだし。だから、窃盗はできないとか」

「……ラピス、面白い考え……」


 私達が話していると、いつの間にか犬の言葉は元の鳴き声だけになり、たすくが何かしたことが分かった。


「ごめん。俺からやっておいてなんだけど、動物の声は無効化した。それもイメージだけでできたんだけど、とりあえず検証は後にして、これからのことに集中するために」

「まぁ、動物は実現方針の対象じゃないからね。完全にノイズにしかならないか。動物を連れた人間については、しっかり含めてるから問題ないし」

「その時も思ったが、流石じゃったのぉ。モンスターが動物なら殺していいと思う可能性を含めるとはのぉ」

「あ、もう広場に着くよ!」


 かつて処刑台があった広場は、変わらず多くの人が観覧のために集まっていた。

 今回は、特等席は用意されていない。イベント自体がすぐに終わるからだ。


「いよいよか……」


 Tくんが呟いた。


「大丈夫だよ、Tくん。『いよいよ』じゃなくて、もうとっくに始まってるんだよ。私達がメインストリートに着いた時からさ。どういう意味かは分かるよね?」

「……。なるほどな……。ありがとう、みか。本当に心強い味方だ。泣いて抱き締めたくなるぐらいに」


「はい、セクハラ」

「いや、ギリギリ大丈夫だったろ!」


 私達は笑った。

 この先、特別なことなど何もない、まるで日常のように。


 だって、もう分かるんだから、この先が。

 集まった観覧者の顔を見れば、誰だって。



 これまでの私の不安は、メインストリートを歩いている間に、すでに蹴り飛ばしてどこかに消えていた。

「面白かった!」「つまらん……」

「続きが気になる!」「次回作に期待!」

「おせっかいすぎ!」「言うほどおせっかいか?」


と思った方は、以下の「☆☆☆☆☆」から、応援をお願いします!


星一つであっても、皆さんの反応が大変励みになります。

星五つであれば、なおのこと!


ブックマークもよろしくお願いします!



最後に、本話をお読みいただき、ありがとうございました!


Xアカウント @tachizawalude

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ