夏の甲子園準決勝 第一試合……のダイジェスト
ごめんなさい。前回に続き今回も短めです。
夏の甲子園準決勝、第一試合は大阪桐葉(大阪府)対市立下松(山口県)。その結果は大方の予想通り大阪桐葉の大量得点での勝利となった。
否、それでも市立下松だって健闘はしていた。
攻めにおいては馬酔が走り、四熊、花表が打つ。それで主戦投手・戌角から3打点を挙げている。特に四熊には悪球打ちが有るわけで、際どいコースもなんのその。この度もそれで本塁打を1本放っている。お陰で三打席目からはずっと申告敬遠だったけど。
一方、その後の五番・花表は、四番・四熊に比べると残念ながら極普通。否、その普通ってのが普通なんだが……って言っててわけ解んなくなってきた。
まあともかく、市立下松も四熊に対策を打たれた時点で得点は打ち止めとなったわけだ。
で、守りの方だが、これも主戦投手の無敵ががんばってたんだけど……。果然り相手が悪かったってことだろう。
一応、四番の大島に対しても対処は確りしていた。ただ、大阪桐葉の四熊対策と同じで、三打席目からの敬遠策。つまり、一・二打席で本塁打が2本の3打点を挙げられる結果に。
まあ、これだけなら両校条件が同じで互角ってことになるんだろうけど、強打線と称される学校の強打者が大島ひとりってわけもなく、その前後の三番、五番のクリーンナップも当然強打者。それどころか他の打者達、下位打線ですら結構打つ。お陰で無敵はボロボロに。続く即席も果然り同じ。
残念ながら無敵は名字通りの『無敵』ではなかったというわけだ。逆に即席はまるで本当の『即席』呼ばわり。ちょっとばかり気の毒だ。
まあそんな理由で結果は8対3と大阪桐葉の勝利となったわけだ。
ただ、予想通りの結果ではあるけど少しばかり残念だ。この学校って結構面白い名字が碌々してたから。
そんなことよりも、次の試合。これからの試合がオレの本命。横浜港学園の優曇華学院戦だ。
幸い横浜港学園はオレ担当の三塁側。堂々と応援できるってもんだ。
ただ、相手の優曇華学院は強打を誇る強敵、勝敗の予想が着かない。厳しい勝負となることだろう。
それでもオレは信じている。
だから好い試合を観せてほしいものだ。
※作中のルビには、一般的でない、作者流の当て字が混ざっております。ご注意下さい。




