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師匠に会いに&Side師匠 ごめんなさい&Sideアルス 必ず会いに行くからね!!

数日以内にだから当日に投稿してもいいはずだ!ってことで続きです。プロローグはここまでです。



 リアはフードを深く被った状態で瘴気に満ちた山の中を歩いていた


「相変わらずここの瘴気濃いなぁ」


 ちなみに、空気の魔力濃度が一定以上高い物が瘴気である。


 また、その一定以上、というのは魔力に対する耐性、魔力耐性が一切ないものであれば死に至る程の魔力濃度のことである。ただ、1括りに瘴気と言っても魔力濃度の高さにはもちろん違いが出るため濃い瘴気、薄い瘴気などとというように大雑把に分けられてはいる。そしてここは濃い瘴気の方であった。普通の者が来れば即死する。そんな場所で平気な顔で居られるのは流石は属性保持者と言ったところか


「何で師匠はこんなとこに住むんだろうなぁ。まぁ、人と関わるのが面倒だからだろうけど」


 そう、リアは今闇魔法の師匠の元へと向かっている。ちなみにその人は昔【闇】の属性保持者となったことがある。ヤベェ奴が育てた奴はヤベェ奴になるということなのだろうか








 リアが歩いていると突然ガラリと景色が変わった。辺り一面霧に囲まれていたのが一気にはれ、日がさんさんと降り注ぐ木に囲まれた屋敷が目の前にあった


「ん?」

「リア!!久しぶりだね!!」


 そう言って後ろから黒髪に義眼の女性に抱きつかれた


「師匠!!急に抱きつかないでください!!」


 どうやらリアの師匠のようだ。まぁ、それ以外の人なら何者だとなるが


「いいじゃないか」

「よくないです」

「仕方ないなぁ」


 師匠がようやっとリアを離した


「あ、そうそう!今回の属性保持者発表会、見たよ!!【水】と【闇】の属性保持者になったんだね!!いつの間に【水】まで鍛えていたんだい?」

「【水】は師匠に出会う前に鍛えました」

「え……うちの弟子やば(ボソッ」


 ヤベェ奴に育てられたからヤベェ奴なのかと思っていたが【水】に関しては元からだったようだ。スペックがおかしい。師匠も驚きすぎて固まっている


「取り敢えず屋敷に入っていいですか?」

「え、あ、はい」


 驚いた反動でリアの師匠が敬語になっているがリアは気にせずに屋敷に入っていった


「あ、ちょ、待てーー!!」

「どうせ屋敷で待ってるんだけどなぁ」


 そう言いつつも足を止めてくれたリアは優しい。……もちろん、何で師匠が待てと言ったのかを考えなければ、という条件つきだが








 リアと師匠は横に並んでソファーに座った。ちなみにこのソファーには自動回復効果が付いているためソファーに座るだけで肉体的・精神的両方の疲れを癒すことが出来る。リアはこの屋敷に来るにあたって数時間歩き続けたから心地よさそうだ


「ところで何でこんな山奥に住むんですか?どうせ結界があるのに。」


 そう、急に景色が変わった事から既に分かっていた人もいるだろうがこの屋敷の辺り一帯には結界が張られている。それも2種類


 1つ目はこの屋敷の主人として登録されている者、つまりリアの師匠と、師匠に認められた者に害意があるものがこの屋敷を見つれられない様にする結界。2つ目は1つ目の結界と同じ条件を満たした者の許可がなければ魔法を使えないようにする結界だ


「万が一に備えてだよ」

「ふーん」

「信用されてない……」


 その通り、リアは全く師匠の言葉を信用していない。万が一など起こっても問題ないだろう、と師匠の強さを信用しているからだ


「まぁそれはさておき、本題は?私はリアの師匠だからね。弟子が困っているなら、全力で協力するよ」


 ……リアの師匠は感情の読み取れない(・・・・・・・・・)笑顔でそう言った






◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

Side師匠 ごめんなさい


「まぁそれはさておき、本題は?私はリアの師匠だからね。弟子が困っているなら、全力で協力するよ」



 ……私は、私の弟子のことを愛している。無論恋愛的な意味ではない。あくまでも師弟として愛している。そう、愛しているんだ。……だから、私はリアを助けたい。だが……期待してしまった。リアをあの町に行かせれば私の狂ってしまった元弟子を助けてくれないかと、殺してくれないかと期待してしまった。だから私は


「私が属性保持者だってバレないで居られそうな所を知らない?」


 と聞かれたときに


「それなら、魔術国ルーテシアに行ってみればいいんじゃないかな?あそこなら魔法の扱いが上手い人が多いから多少強くても怪しまれないよ」


 と、例の私の元弟子が活動圏としている国を挙げてしまった。そしてリアは


「なるほど。行ってみるね!」


 そう、()()()()()()()




 そしてリアはもう用はないと言わんばかりにこの屋敷を立ち去り、魔術国の方へ向かっていった




 ……私はいずれこのやり取りをとても後悔することになる。これが切っ掛けでリアの心が()()壊れてしまったから







 ごめんなさい






◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

Sideアルス 必ず会いに行くからね!!


 先代の【闇】の属性保持者、アルス視点での属性保持者発表会




「アルスーー!!ここの串焼き上手いぞ!!」

「アルスさん!此方のレストランの方がいいですよ!」

「おっまレストランと比べんなよ」

「美味しい物をという事なんだから問題ないでしょう?」


 ……初めまして。アルスです。久しぶりに知り合いの【土】と【水】に会ったらなんかこうなりました。どうすればいいんだろう。早く発表会始まって



『やっほー!10年ぶりだね人間諸君!!今日は5年に1度の属性保持者発表会だーー!』

『今回の発表は僕たち天使族が行うよ!前回は精霊達に譲ったからね!』


 やった!!始まった!!


「2人とも、始まったみたいだよ」

「うっわ、もうちょい空気読めよな天使ども~」

「まぁ、始まったなら仕方ないです」


『今回変わるのは、【火】【水】【闇】の3つの属性保持者だーー!』


「えっ!?2人じゃなくなんの!?」

「えっ!?もうこんな面倒なものじゃ失くなれるんですか!?」

「うわぁ!!最高じゃないか!!」


 ほんとに最高だよ!!もう【闇】の属性保持者様ーって追いかけられなくなるんだね!!


『そして変わっていない【風】【土】【光】の属性保持者に関しては割愛するよーー!』


「え?割愛されんの!?」

「あはは、まぁ、いいんじゃない?」

「アルス!?」


『まず始めに!新たな【火】の属性保持者の名は!!グローリア・フェール!!人間国の公爵令嬢にして迷宮初突破を繰り返した者だーー!!』


「お!ここは周りが思っていたようにこうなったか」

「まぁこの人は何度も迷宮見つけて攻略してるからね~」


『年は17!!よっていま!!属性保持者最年少記録を更新したーー!!』

『50年ぶりの記録更新だーーー!!』


「もうそんなにたっていたんですね」

「5年に1度しかないからなぁ」


『だがしかし!!次の記録更新は最も速く!!今代の【水】の属性保持者!!』


 そして画面に映されたのは……僕の妹、リアだった。……いや、似ているだけの別人という可能性も……


『その名はリア!!年は13という成人にも満たない年だーー!!』

『……え?何で私?』


 本人だぁぁぁぁぁ!?


 何年も探してたのにこんな形でみつけられるなんて!!嗚呼、神よ!!


「誰だ?あんなやつ見たことないぞ??お前らはあるか?」

「いえ、私も知りませんね」

「リア……!!」

「?アルスさん知ってるんですか?」


『えっ!?何故なのかわかんないの!?君がしたこと考えれば当たり前だよ!?』

『ちょっと強い人を殺したくらいだよ??』

『ちょっと強い!?そんな扱い!?というか何で屋根の上にいるの!?』


「僕の愛する妹が生きていたなんて!!」

「え!?あの子がそうなんですか!?」


 というかそこは屋根の上なんだね。屋根をみると傾斜が緩やかだから南の、雨が降らない地域の辺りにいるのかな!?


『下にいたら何にも見えないから』


 かわいい!!


『えっ、ああ、なるほど??……そもそもどうやって登ったんだよ!!(ボソッ』

『ええと、取り敢えず!!【闇】の属性保持者を発表するよ!!』


 天使はもう諦める事にしたようだね!!


『【闇】の属性保持者は!!ってまた君!?【水】の属性保持者となったばかりのリアだーー!!初の2属性保持者です!!』


「【闇】まで!!流石は僕の愛する妹!!」

「え、妹に取られていいの??」


『こっちはホントに心当たり無いんだけど……』

『僕もよくわかんないよ!!』

『ああ、もう!!取り敢えず後ですべての属性保持者にご褒美として何が欲しいか聞きに行くから!!じゃあね!!』


 必ず!!必ず会いに行くからね!!


「おーい、アルス??大丈夫か??」



ーーーーーーーーーーーーーーーーー


 アルス=シスコン


 ちょっと一人称になれてなかった頃に書きました



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