設定資料室〈黒髪の流れ星〉
時系列としては〈火種〉の後半部分から始まり、〈骨肉〉の前半部分まで。
◎登場人物
☆ラリア(ボイスイメージ:早見沙織さん)
二十四歳→三十四歳。黒髪、茶眼。
外伝の主人公。ランティウスの剣技の師の娘で、本人の腕前も高い。
地上の調査中にランティウスを庇って死亡したとされるが、四肢を失った状態で蘇生し、ランティウスの非公式ながら側室となる。
☆ランティウス(ボイスイメージ:諏訪部順一さん)
二十歳→三十歳。銀髪、黒い瞳。
エリスとルーディリートの兄で諸悪の根源。若長。
地上で秘密裏にラリアと同棲生活を送る。
地上と地下で時間の流れが違うことを利用して、二重生活を成立させていた。
☆ディオニウス(ボイスイメージ:喜多村英梨さん)
七歳。黒髪、黒眼。
ラリアとランティウスの子。
地上の時間は地下の十倍の速さ。
地下族は地上で生活していても、加齢は地下の時間と同期している。
地上にある地下族の遺跡には高度な科学技術と魔法技術が組み合わされた機器が設置されており、長はこれらの維持管理を行っている。
ラリアが浸されていた溶液は液体呼吸を可能としている上に、栄養補給も可能。
欠損四肢の再生には、タンパク質、ミネラルなどの原材料を溶液にして投入し、幽体に従って再構築する魔法技術が使われている。この方法での再生は強度不足という不具合があるが、地下族の祖先たちは肉体強化の魔法を併用して不具合を解消していた。
ランティウスは入手困難な材料を代用品で補った為、そこまでの強度が得られなかった。
地下族の剣術は二系統に分かれており、剣術師範と長一族のみが両方の剣術を修めている。
ラリアは剣術師範の娘であり、ランティウスの稽古相手でもあったので例外的に両方を教わっている。ゆくゆくは側室として迎える予定があった。
流星斬は左足を前にする基本の立ち姿で上体を左に捻り、剣の切っ先を左方向に一文字に構えた体勢から放たれる。
剣速を極限にまで高めることで真空波を生み、あらゆるものを切断する。
伝説的存在の初代族長は、文字通り落下して来た流星を斬ったと言われている。
普段の食事は、調理の魔法で作っている。
この魔法は本人が作ったことがある料理を、材料さえ揃えれば瞬時に作れる便利な魔法である。
食材は地上の民から購入しており、ランティウスは都市部の市場へ赴いている。
なおラリアが出産する頃、ランティウスは地上の民で孤児になっていた娘と、行き倒れ同然の産婆を同居させていたが、物語の都合上、これらの描写は省略した。




