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わあいブクマふえたのら

ここで考えられる返し方は概ね2パターンだろう。具体的にはベイジルごすずんに対するスタンス……ではない。


こちらを伺う視線のうち、ローガン氏の物に感じる違和感はつまりそういうことだ。


簡単に整理すると、未だに当機は脅威かどうかを観察されている段階だと言うことだ。


ここで下手に質問すれば、あるいは気がついている事を漏らせば即座に都市とやらに報告が行くのだろう。


第一として、もし当機がここでベイジルごすずんの安全に関して薄い反応なりを返すとする。


すると当然未だに疑っているローガン氏は当機がやはり別の目的を持っていると誤解を確信するわけだ。


ではそういった誤解を深めないようにする場合で、もしそういった思考に気がついてる優秀な当機アピールをした場合。


こう言った場合もやはり同様に当機に対して対応がされるだろう。


では直接的にベイジルごすずんを守るために暴れますとでも言えばどうなるか。


そうなれば大丈夫なんて思う奴はおそらく思考回路がお花畑なのだろう。


その回答は直接的にベイジルごすずんでは当機の制御も監督も出来ないと示すようなものだ。


つまりごすずんに対するスタンスで言えばどう回答しても結局脅威度は大きいと判定されるトラップである。


その上看破したぜとドヤった所で解決できない問題だ。


ならばどうすれば良いのか。もちろん当機は優秀なのでわかってるんだよなぁ。


1、床に寝そべります


2、手足をバタつかせます


3、要求を突きつけます


「死んじゃうのはやーだー! でも当機ごすずんのお世話するのー!」


聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥という言葉がある。


つまり、一時的に恥を書くような行動に出てもその後の総合利益を考えれば、ね?


案の定、と言うべきだろうか。当機に対する視線が明らかに警戒の色を失っている。


こうして当機はこの難題に対して完璧な回答を返すことに成功したのだった。

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