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アクセス数でわかるあ、今日は誰か読んでたんやなって感じ

 『私』的には先ずは相手側の臨戦態勢を解きたいところなのだが、『当機』としては別段脅威でもないのでさっさと誤解を解けばいいやとなる。


 まあ確かに此方の把握している限りであれば相手側がそれこそ『私』の知る核のようなモノでも持ち出さなければノーダメージなわけで。


 向こう側もそれを把握しているのかは知らないが、外見で言えば圧倒的に有利な割に脂汗まで出ている。


「まずもって宣言すると、当機には特に企みなどは存在していない」


「企みでも目的でも使命でも何でも同じだ! お前ら遺跡の連中が人間相手にしたら最終的には殺す一択だろうが!」


 なにそれ物騒。少なくとも当機にはそんなアレは無いぞ? ……無いよね? 多分無い。じゃあ無いってことで。


「当機以外に関しては管轄外だが、当機に関して言えばそのような事は無い」


「あ? ヨリック共を殺った殺人機械オートマトンと同じ遺跡に居たんだろうが!」


 当機やってないし。冤罪どころの騒ぎじゃないし。


「ローガンさん、だから俺がやられる所を助けたんですって! そもそも先輩達とばらける前にはコイツよくわかんないのの中に入ってましたし!」


 培養層とかいろいろと似たような物の名前は出てくるが、少なくとも馬鹿ごすずんは知らないらしい。


 まあともかく当機はそんな物騒な目的なぞ持っていない! なんなら目的自体無いぞ! ふはは!


「じゃあ一体何を目的に人間のテリトリーに侵入かますってんだ?」


 なりいきというか、そこなごすずんにほいほいついていった結果ですが。という冗談を言ったら怒られっかな?


 情報収集以外に特に目的もないが、まあそう正直に言ったら警戒心しか出ないよなぁ。まあ強いて言えば。


「ごすずんのお世話以外に無いが?」


 多少の恩義とはいえそういうのを全部ポイするほど薄情ではないつもりなので? さしあたってどの程度かは知らんが。


「世話? そこの馬鹿のか?」


「ごすずんが馬鹿なのは否定できないが、それ故にお世話する必要があるのでは?」


 出来るだけ真顔で返す。


「さしあたっては焼いただけの肉を美味しいとか言えない程度には」


「お前ポンコツ! やっぱり今朝のは嫌がらせか!」


 死にそうなな顔しながら食べ切ったのは偉かったと思うぞごすずん。


「ぷっ……ふぅ、そうかよ」


 先程までの警戒を解き、肩から力が抜けるローガン氏。もし当機が演技派のさつりくまっすぃ-んっだたらこの隙を狙ったりするのだろう。やらんが。

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