ユーレイ?オバケ?
管理人さんにお礼を言ってとりあえずみんなは話し合って、魔界に戻ることにした…
アイ達ミラールはベヒモスとイミテの動向を調べることに…ナギやソーディア王は避難している国民達を誘導しながら綿密な計画を…ゴルド達ジュエラは魔法兵士達を集めてベヒモスの襲来に備えて…それぞれが最終決戦に向けての準備を進めていた。
そして優也はジュエラ王宮から少しはなれた南の岸壁、外海へと続く岩山で囲まれた岬にミス、リルを連れてきていた…
「童達…では行くぞよ…」ミスとリルはヴァルの声は聞こえるが姿が見えないので変な顔をしている…「パパ…おねえちゃんはどこにいるの?」「こえだけしかきこえないね…」
「そうか…童達には分かりにくいな…実体化するか…」ヴァルプルギスはうっすらと見えるくらいに実体化して優也の横に現れた…
それを見たミスとリルは「おねえちゃんって…ユーレイ?」「ユーレイってオバケ?」
「ええい!わらわはオバケではないわ!
優也…お主、子供の躾はキチンとしておかないとダメだぞ!」
僕はミスとリルを抱きしめて「このお姉さんはね、パパの守護霊って言って本当に偉い神様のような存在なんだよ…だからちゃんと挨拶やお礼を言わないとダメだよ…」「はーい!わかったよ…パパ!」「はーい!こんにちは!おねえちゃん…」
「何じゃ…聞き分けの良い童達ではないか…
ではわらわが、お主達の力を引き出すからの…腹に力を入れて踏ん張るんじゃぞ…」
ヴァルは両手を伸ばしてミスとリルの頭の上に手をかざした…そして二人の魔法因子の情報を書き換え始めた…「あはははははは!」「な、なんかくすぐったいよ…」「なんと…!優也!この童達は二人共、魔法の素質が底無しじゃ…このまま成長していけば、あの三大魔女はおろか…わらわ並の魔法力を手に入れるやもしれん…」「そ、そう…でも病気とかしないで元気でいてくれたらそれで嬉しいよ…」「全く…お主らしいのう…ゴルドなら食いついてくるとこじゃ…」
「さあ…これでガンマータを使えるぞよ…」
ヴァルはミスとリルの因子の情報の書き換えが終わったようである…
「じゃあ…ミス、リル…前にお母さんがイミテに叩かれた時みたいに呪文をあの海に向かって放ってくれるかい!」「わかった!」「いくよ…パパ…」二人の伸ばした手から赤の魔法陣と青の魔法陣が放たれた…
二つの魔法陣が重なり合い、強大な魔法力の渦が発生した…ミスとリルは両手を前に突き出した…
「ガンマータ!…はっ!」




