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奥さまは魔王女  作者: 奏 隼人
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思わぬティータイム

優也は思った…「ここで決めないと…また甚大な被害が出てしまう…」


「クロノ!」時を止めた世界でベヒモスに直接ホーリーを叩き込むつもりで呪文を練った…


ババババッ!優也のてのひらからホーリーが放たれる…が、ベヒモスから出ているオーラが魔法を通さない…


「優也…この黒いオーラは闇のオーラではなくて魔法を無効化してしまうオーラのようじゃ…先ずはこれを何とかしないと…」ヴァルの声が頭の中に響いた。


魔法が通じない…じゃあコイツとどう闘ったら良いんだ?…ダメだ…いいアイディアが浮かんで来ない…「優也!クロノを解除するのじゃ!ここは一旦退こう!」「分かった…!」優也がクロノを解除した瞬間、ヴァルプルギスの声がみんなの頭の中に響き渡った…「ゴルド!…国民達を避難させるのじゃ!ダイナ!…ここにいる全員を一旦瞬間移動じゃ!エクス!…さっきのように一瞬奴の動きを止めるのじゃ!」ヴァルの的確な判断で僕達はとりあえず難を逃れた…


ベヒモスを拘束した魔法はエクスさんのソーディア王家の得意魔法だった…しかし空中に浮いたあれだけの巨体を拘束するなんて…よく考えたらとてつもない魔法力だ…しかもエクスさんとパルテさんは肉体は滅んで今は魂だけなのに…


「くそっ!またくだらない魔法を使いやがって!ベヒモス!何とか脱出するんだ!」

お義父さんは素早く反応してベヒモスの拘束されて暴れている間にソーディアとミラールを周ってみんなを避難させた…ジュエラはラリーさんが対応してくださったようだ。


そして…ティナの身体を使ってダイナさんはみんなを一瞬で瞬間移動させた。


「ふう…何とか脱出出来たわね…あら?ここって…」ティナが辺りを見渡す…すると近くの窓が開いて「あら…優也さん…ティナちゃんも…またみんなでパーティーかい?お茶でも入れようか?」


全員が瞬間移動したのは人間界の優也とティナのマンションの駐車場だった…「あっ!管理人さん…すみません!す、すぐに部屋に戻ります…」優也とティナはペコリと頭を下げる…「良いんだよ…私も暇だから…こっちに来てみんなでお茶飲んで行きなよ…」


「じゃあ…お言葉に甘えて…」僕達は管理人さんの部屋でお茶を頂きながらこれからの作戦会議を立てることにした…



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