お・ね・が・い!
「はいはーい!僕の名前を呼んでくれたのはアイちゃんだね!どうかなぁ…気は変わったぁ?僕と…け、結婚するう?」
「…まあ…色々考えた結果ね、やっぱりここは貴方と結婚して王妃になって楽に生きるのが良いかなあって…」「流石はミラールの王女!頭のキレが違うね!良く分かってる…」
「あ、あの…」「ん?…ナギちゃん?」「わ、私も…奥さんになりたい…」
涙を浮かべた清楚な感じがイミテの胸にズギューンと突き刺さった!「カ…カワイイ…タイプは違うけど…どちらの王女も僕のお嫁さんに相応しいよ…あんなオッパイだけのプラティナとは全く違う…僕は何であんな女を…早速、結婚披露宴の準備をしないとね…」
「ちょーっと!待ったぁぁぁぁぁ!」
アイの声が洞窟の中に響き渡った。
「な、なんか嫌な響きだなあ…どうしたの?アイちゃん…まさか気が変わったとか?」
「違うわよ…あのね、私達…まだイミテ様の事を何も知らないの…結婚するなら私もナギさんも優しい人が一番良いじゃない!
だからさ…婚前旅行に連れて行って欲しいのよ…」「…婚前旅行?」
「そう!私…あの…大きな…ベヒモスだっけ?ここに来るときはゆっくり景色を見てる暇が無かったわよね…だからあれに貴方と一緒に乗せてもらってこの世界を空から見て周りたいの!ねぇ…貴方…旦那様になるんだったらそれくらいの夢…か・な・え・て!」
「う〜ん!どうしよっかなあ?えへへ…」
アイがイミテに甘えている姿を見て感心していたナギにすかさずアイはウインクをして合図を送る…ナギは頷いて…
「あ、あの…」「ナギちゃん?どうしたのかなぁ?」」「わ、私も…お・ね・が・い…」
「カワイイ…!ようし!分かった!じゃあ善は急げだね!これから三人で婚前旅行に行こうよ…」
イミテはパチンと指を鳴らして結界と牢屋を消し去った…「ベヒモス…僕のお嫁さん達と僕を乗せて大空を自由に飛んでよ…」
イミテとナギ、アイの三人はベヒモスに跨り風穴からゆっくりと空へ舞い上がった…「ぐ、ぐふふ…今夜にはあのナギの大きなオッパイとアイのくびれたナイスバディは僕のものだぁ…!」




