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奥さまは魔王女  作者: 奏 隼人
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修羅場

「うわっ!つめたーい!」「パパ、みててね!それっ!バシャーン!」


魔界には海は高い波がうねっている外海しか無い。だから海水浴は出来なくて三国の真ん中にそびえ立つ火山の周りにあるカルデラ湖で淡水浴が一般的である。


今日もミスとリルにせがまれてお義父さんとお義母さんも誘って湖までやってきた…


「ほら…ダーリン…あれを見て…うふふふふ…」白い女優帽のようなフワリとした帽子に白いワンピース…結婚して何年か経つのに自分の妻に思わず見とれてしまう…

こんなに綺麗なティナ…僕だけが独り占めはズルいかな?綺麗な妻を他の人にも見てほしいなあ…



そして水着に着替えたティナは黒い水着がよく似合っている…そのグラマラスなボディーに未だに目のやり場に困ります…その豊満な胸…誰にも見せたくありません!「ダーリーン!」ムギュッ!ティナに抱きしめられて、

柔らかな感触で意識が遠のいていく…

「ダーリン?あーん!しっかりして!ダーリン!」



「う…う…ん…」僕が目を開けると…ティナ…それに花柄のワンピースの水着姿のナギさん、真っ赤なボタニカル柄の水着を着た愛ちゃん…あっ!やっぱりこれは夢なんだ!

こんな美人の水着姿が三人も見れる訳が無い…夢ならもうちょっとだけ眺めてても怒られないかな?「ダ、ダーリン…私以外の水着をちょっと見過ぎだよ!」「優也さん…恥ずかしいです…でも水着どうですか?可愛い?」「優也くん…そんなに見たいの…ふふふ…いつでも私の部屋に来て…子供は諦めてはいないわよ…」な、なんか夢にしてはリアルな感じ…



「夢やないで、兄ちゃん!」「ム、ムラサメ!」「ヒマやからジュエラ王宮へ遊びに行ったんや…そしたらラリーのおっちゃんがティナちゃんは旦那と一緒に湖に行ったって…早速姉ちゃんと人間界の水着を調べて魔法で出したんや!ワイはもっと際どい水着で兄ちゃんを攻めろって言うたんやけど…姉ちゃんがこれが限界やからって…」


た、確かに可憐で少女のようなナギさんにはビキニよりもこちらの方がより魅力的に見えるかも知れない…そ、それに…ティナに負けず劣らずの胸…いつもフワッとした服を着ていたのであまり気付かなかったけど…


ナギさんの胸を見ていた僕の顔をグイッと引っ張って自分の方に向けたのは…愛ちゃんだった…ムギュッ…あっ!こちらも柔らかい…


「私も仕事でこの近くに寄ったんだけど…優也くんがここに来るって未来眼で見えたから…どう優也くん…元カノも見ないうちに成長したでしょ?うふふ。貴方さえよければいつでもいいのよ…


「ゆ、優也さん…次は私の所にも来てください…」ムギュッ!ああ…いい香りが…


「ふ、二人共、ダーリンは私の旦那様なんだからね…何やってるのよ!」ティナが負けじと僕の顔を奪還する…ムギュッ…


ムギュッ…ムギュッ…ムギュッ…


僕の顔は柔らかな胸の弾力のピンボール状態となった…「うっわー!兄ちゃん!ホンマにモテモテやな!こんなん初めて見るわ!」



「パパたちたのしそうだね…」

「あたしきいたことあるよ…あれが〝しゅらば〟ってやつなんだよ!」「ねえ、おねえちゃん!しゅらばってなに?」「…あんまりよくしらない…」


ゴルドがミスとリルに声をかけた…


「おーい!お前達!あんまり遠くに行っちゃダメだぞ!また悪い奴に捕まっちゃうぞ!」


「はーい!」「はーい!」


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