表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奥さまは魔王女  作者: 奏 隼人
34/105

いいかな?ダメ?

「ご祈祷?」「ええ…この間、ジュエラ王宮の増築工事が行われてたでしょ?」「…派手にやってしまったからね…」そう…以前ミスとリルが呪文で破壊してしまった部分と二人の新しい姫と王子…つまりミスとリルのために今回ジュエラ王宮の後側を大きく増築するという事だと聞いていた。僕が言うのも何だが、お義父さんとお義母さんに限らず世の中の孫にとってじいじとばあばの存在は何と有り難い事だろうか…


「今週末に王宮の無事と繁栄を願ってご祈祷に来てくださるの。ダーリンも参列してね。」「良いけど…僕は見てる位しか出来ないよ…」「それで良いのよ。私がダーリンが一緒じゃなきゃ嫌なんだから…うふふふふ…」


ナギさんの一件以来、ティナが可能な限りは僕と一緒に居たいと言う…

もちろん僕は美人で優しくて非の打ち所がない妻に大満足で浮気をするつもりもないが、

これでそういう事があろうものなら昔、僕の頭に落ちたカミナリが何倍にもパワーアップされた威力で落ちるだろう…想像するだけでも恐ろしい。


「あっ…そうだ!忘れてた!」昨日、僕に届いた一通のハガキをティナに見せた…「今週の金曜の夜、高校の同窓会があるらしいんだけどね…行ってもいいかな?」


それまで鼻歌混じりで洗い物をしていたティナの手がピタッと止まった…


「ダーリンの…学校の…友達と?」「うん。」「綺麗な人…いるの?」「それは分かんないよ…でもそんなに綺麗な人は結婚してるんじゃない?ティナだって…」「それは…そうだけど…あーん!心配だわ…」「何にも無いって…」「仕方無いなぁ…」


僕は早く帰ってきて寂しい想いをしたティナに熱い口づけをするという条件で同窓会の出席を許して貰えた…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ