風
リクエスト「風」
風
風につれなき物語(かぜにつれなきものがたり)
鎌倉時代の物語、作者不詳
風に櫛り雨に沐う(かぜにくしけずりあめにかみあらう)
風雨にさらされて辛苦奔走すること、さまざまな苦労を体験すること
風に順いて呼ぶ(かぜにしたがいてよぶ)
風下に向かって叫べば声が届きやすくなるように、勢いに乗れば成功すること
風に付く(かぜにつく)
風に任せる / 風の便りにことづけする
風に柳(かぜにやなぎ)
程よくあしらって逆らわないさま、柳に風
風に靡く草(かぜになびくくさ)
権力者、有徳者になびき従う者のたとえ
風の下水(かぜのしたみず)
風のために落ちるしずく
風の間(かぜのま)
風のやんでいる間、かざま
風の脚(かぜのあし)
風の吹いてゆく動き、またその速さ
風の使い(かぜのつかい)
風の便りのこと
風の便り(かぜのたより)
風が吹きおくること、風の使い / 噂、風の伝(かぜのつて)
風の姿(かぜのすがた)
風に吹かれて草木のなびくさま / 麗しいさま、風姿(ふうし)
風の子(かぜのこ)
寒風の中でも遊び楽しむことから、子どものこと
風の手枕(かぜのたまくら)
風に吹かれながら寝ること
風の宿(かぜのやど)
風を人とみなして、その宿るところ
風の祝(かぜのはふり)
風をしずめるために風神を祭る神官、風の祝子(かぜのはふりこ)
風の色(かぜのいろ)
草木の動きで知られる風の動き、またその趣き、かぜいろ
風の神(かぜのかみ)
風の神、級長津彦命(しなつひこのみこと)・級長戸辺命(しなとべのみこと)のこと
風邪を流行らせる疫神
江戸時代、疫神を追い払うと称して仮面をかぶり太鼓を叩いて門付けして歩いた乞食
風の神送り(かぜのかみおくり)
風邪が流行るとき、疫神を送り出すまじないの行事
風の神祭(かぜのかみまつり)
風災を免れ豊作を祈る祭り、風鎮祭、かざまつり
風祭(かざまつり)
風を鎮めるため二百十日の前後に行う祭り、風日待、とうせんぼう
竜田、または広瀬の神を祭って豊作を祈ること
風の前の塵(かぜのまえのちり)
物事のはかなく不安定なことのたとえ、風前の灯火
風の息(かぜのいき)
気象用語、風速・風向の不規則な変動のこと
風の病(かぜのやまい)
邪気にあたって受けるという病気 / 神経系統の病気、すなわち頭痛などの総称 / 感冒
風の聞え(かぜのきこえ)
ほのかに聞くこと、噂、風聞(ふうぶん)
風の訪れ(かぜのおとずれ)
風を人に例えて、風の吹いてくるさま
風の盆(かぜのぼん)
風の神を鎮め、豊作を祈る行事、おわらまつり
風の流れ(かぜのながれ)
風流なこと
風ほろし(かぜほろし)
かざほろしのこと
風疿(かざほろし)
発熱の後に生じる皮膚の発疹、風邪によるものとされた
風を吸い露を飲む(かぜをすいつゆをのむ)
仙人が食を絶って生活すること
風を結ぶ(かぜをむすぶ)
風をつかむ、雲をつかむと同じ
風を食らう(かぜをくらう)
悪事などがばれた様子に感づいてすばやく逃げ去る
風威(ふうい)
はげしい風の威力
風隠れ(かぜがくれ)
防風のために作る物陰、風の当たらない物陰
風韻(ふういん)
風の音 / おもむきのあること、雅致、風趣、風致
風雨(ふうう)
風と雨 / 風の加わった強い雨、あめかぜ、あらし
風雲(ふううん)
風が吹き始める前兆としての雲、かぜくも
竜が風と雲を得て天に昇るように、英雄豪傑などが世に頭角を表すよい機会
風雲の会(ふううんのかい)
竜が風雲を得て勢いを得るように、英主と賢臣が出会うこと
英傑などが時期に乗じて志を遂げる好機
風雲の志(ふううんのこころざし)
風雲に乗じて大事をなそうとする志
風雲の情(ふううんのじょう)
自然の山野をさすらう旅に出たいという心
風雲急を告げる(ふううんきゅうをつげる)
事態が急変し、大事件が起きそうな様子となる
風越(かざこし)
風の吹きこすところ
風炎(ふうえん)
フェーンのこと
風煙(ふうえん)
風と煙、風と靄 / 風に流れているかすみ / 戦乱のたとえ
風押え(かぜおさえ)
風に吹かれて飛散するのを防ぐためのおもり
風音(かぜおと)
風の音、かざおと
風下に居る(かざしもにいる)
人の影響下に居る、人の風儀を見習う
風下に立つ(かざしもにたつ)
後れを取って劣位にいる
風花(かざはな・かざばな)
初冬の風が立って雪または雨のちらちら降ること
晴天にちらつく雪 / かざほろしの異称
風花(ふうか)
風に吹かれて散る花 / 風の吹く前にみなぎりわたる霧 / まだら雲
風華(ふうか)
すぐれた人柄と才能 / 外見・姿の美しさ
風雅(ふうが)
詩教大序にいう六義(りくぎ)の風と雅
詩歌・文芸・書画などにかかわること / みやびなこと
風雅人(ふうがじん)
風雅を楽しむ人、風流人
風解(ふうかい)
結晶水を含んだ結晶が空気中で漸時水分を失って粉末状の物質に変わる現象
風懐(ふうかい)
心に考えていること、心の中 / 風流を愛する気持ち
風概(ふうがい)
風格 / 風光 / みさお、節操
風角(ふうかく)
昔の占いの一種、風気(ふうき) / 風に乗って聞こえる角笛の音
風乾(ふうかん)
空気中に放置するか風を送るかして、ものを乾燥させること
風寒(ふうかん)
風と寒さ、風が寒いこと / 陰暦11月の異称
風巻(しまき)
風の烈しく吹きまくること、またその風
風巻く(しまく)
風が激しく吹きまくる
風漢(ふうかん)
気がちがった男
風鑑(ふうかん)
識見、見識 / 容貌・風采を見てその人の性質を鑑定すること
風間(かざま)
風のやんでいる間、かぜま / 風の吹いているとき
風の通る隙間、風穴 / 暴風雨で出漁できないとき、しけ
風岸(ふうがん)
風の吹く川岸 / かどがあり親しみにくい性質
風眼(ふうがん)
膿漏眼の俗称、淋菌によって起こる急性結膜炎
風起(ふうき)
風が起こる、風が吹く / 軍勢などが風のように急におこりたつ
風軌(ふうき)
人柄・風格がきちんとしている / 世間の風俗
風鬼(ふうき)
風の神
風儀(ふうぎ)
ならわし、風習 / 作法にかなった姿、型通りの姿 / 身のこなし
風戯え(かぜそばえ)
風に吹かれてゆらゆらと動くこと
風義(ふうぎ)
世の中の手本となるような行い、風誼
風脚(かざあし)
風の速さや強さ、かぜのあし
風魚之災(ふうぎょのわざわい)
海で大嵐にあう災害 / 大風と悪い魚の災難、転じて外敵の来襲
風狂(ふうきょう)
風雅に徹すること / 常軌を逸していること、またその人
風琴(ふうきん)
オルガン / アコーディオン、手風琴 / 風鈴
風禽(ふうきん)
凧、いかのぼり
風穴(ふうけつ)
昔、そこから風が吹き出ると考えられていた地面の穴 / 山腹などにある風が吹き出る穴
風月(ふうげつ・ふげつ)
風と月、清風と明月 / 詩歌を作ること、文才のある人 / 男女が情を交わすこと
風月を友とする(ふうげつをともとする)
自然に交わり、風量三昧にくらす
風憲(ふうけん)
風俗が乱れないように取り締まる規則、また取り締まる役人
風見(かざみ)
風の方向を知る道具、風向計、風信器
風見の烏(かざみのからす)
お高くとまっていばっているさま / くるくるよく回るさま
風見草(かざみぐさ)
梅の異称 / 柳の異称
風見舞(かぜみまい)
暴風後、被害や安否をたずねること
風軒(ふうけん)
風の吹いてくるのきば、風通しのよい軒
風戸(かざと)
風の吹きこむ戸口
風後(かざじり)
かざしもに同じ
風光(ふうこう)
風が草木を揺り動かし葉にあたっている日の光をきらめかすこと
けしき、ながめ / 人柄・品格 / おもかげ
風色(ふうしょく)
風光におなじ
風口の蝋燭(かざぐちのろうそく)
尽きやすいこと、また儚いことのたとえ
風構え(かざがまえ)
漢字の部首の一種
風香調(ふこうちょう)
琵琶の調子の名
風合羽(かざがっぱ)
木綿製の風よけの合羽、江戸時代の承認の旅行用
風告(ふうこく)
それとなく遠回しに伝える
風沙(ふうさ)
砂を巻き上げる風、風砂
風冴ゆる(かぜさゆる)
冬の風が冷たく凍るように吹き渡るさま
風餐露宿(ふうさんろしゅく)
風を食し露に寝るの意で、野宿すること、露営、旅の苦しみをいう
風姿花伝(ふうしかでん)
能楽書、花伝書、花伝
風師(ふうし)
かぜの神、風伯、風神
風死す(かぜしす)
夏の盛りにまったく風がやむこと、耐えられない暑さを覚える状態
風持草(かぜもちぐさ)
萩の異称
風湿(ふうしつ)
漢方で関節及び筋肉リウマチのこと
風疾(ふうしつ)
風のようにはやい
風邪薬(かぜぐすり)
酒の異称
風守(かざもり)
風見に同じ
風守り(かざまもり)
風の様子を見て出発の頃合いを待つこと
風樹(ふうじゅ)
風に吹かれて揺れる木、風木 / すでに死んだ親を思うこと、風樹の嘆
風樹の嘆(ふうじゅのたん)
孝養しようと思い立った時には既に親が死んでいてできない嘆き、風木の嘆
風従(ふうじゅう)
風になびくように従う
風招き(かざおき)
風を呼び起こすこと、かぜおき
風食(ふうしょく)
風が砂を岩石面に吹き付けて岩石をすり減らし破壊すること、風蝕
風信(ふうしん)
かざむき / 風の便り、噂
風信子(ふうしんし)
ヒヤシンスの当て字
風信子鉱(ふうしんしこう)
ジルコン
風振り(かざふり)
舞などで袖を振りかざすこと
風振る領巾(かざふるひれ)
風を吹き起こさせる呪力をもったひれ
風神(ふうじん・ふうしん)
風をつかさどる神、風布、風伯、風天
風震し(かざぶるし)
風邪、がいけ
風塵(ふうじん)
風に吹き立つ塵、きわめて軽いもののたとえ / 俗世間 / 乱世、兵乱
風吹烏(かざふきがらす)
風に吹かれてただよう烏の意
遊里のひやかし客やみすぼらしい浮浪人をあざけっていう言葉、風来坊
風政(ふうせい)
上に立つ者が人柄で人民を感化すること、よい政治をすること
風生(ふうせい)
風が吹きおこること、またそのたとえ
風声(ふうせい)
風の音 / 風格と声望 / おとずれ、たより、消息
風声鶴唳(ふうせいかくれい)
敗兵が風の音や鶴の鳴き声を敵かと思って恐れること
おじけづいた人がちょっとしたことにも驚き恐れること
風切鎌(かぜきりがま)
風除けのまじないに屋の棟または竿の先につける鎌
風切る領巾(かぜきるひれ)
風を止め鎮める呪力を持ったひれ
風雪(ふうせつ)
風と雪 / 風と共に降る雪、ふぶき / きびしい苦難のたとえ
風船(ふうせん)
古風な言い方で気球のこと
風早(かざはや)
地名
風葬(ふうそう)
死体を樹上や山林、平地に運び、地中に埋めずにさらしておく葬法、曝葬、空葬
風霜(ふうそう)
霜気を含んだ冬の北風 / 年月、星霜 / きびしくはげしい苦難のたとえ
風騒(ふうそう)
文学のたしなみ / 色っぽくなまめかしい、あだっぽい
風待ち(かざまち)
船が出航しようとして港などで順風をまっていること、かぜまち
風待草(かぜまちぐさ)
梅の異称
風袋(かざぶくろ)
風の神がもっているという袋 / 武具の指物のひとつ
風袋倒し(ふうたいだおし)
みかけだおし
風鐸(ふうたく)
古風な言い方で風鈴のこと
風竹(ふうちく)
竹が風に吹かれて音を立てること、またその竹
風潮(かざしお)
台風などのためにおこる高潮
風蝶草(ふうちょうそう)
植物、漢名、白花菜
風鳥(ふうちょう)
スズメ目フウチョウ科の鳥の総称、極楽鳥、比翼の鳥
風定め(かぜさだめ)
陰暦10月10日の異称、この日の風の方向でその年の風向きをうらない定める
風和ぎ(かざなぎ)
風がやんで波の静まること、風凪ぎ
風破窓を射る(ふうはそうをいる)
風が窓の破れから吹き込む、貧しいわび住まいにいう
風馬(ふうば)
盛りのついた馬
風配図(ふうはいず)
気象用語、ウィンドローズ
風標(かざじるし・かぜじるし)
風見に同じ
風返し(かざがえし)
佐渡で破風(はふ)のこと / 東北・北陸地方で鼻隠(はなかくし)のこと
風紋(ふうもん)
砂丘の表面などに風によってできた模様
風友(ふうゆう)
風月を友とする人、詩人
風葉(ふうよう)
風に吹き散らされる木の葉
風雷(ふうらい)
疾風と迅雷 / 非常に大きな音、非常におそろしいもの、勢いが盛んなことのたとえ
風落ち(かざおち)
果実が風のために落ちること、また落ちた果実
風流れ(かざながれ)
鷹狩りのとき放った鷹が風に吹かれて他へそれて行くこと
風流雲散(ふうりゅううんさん)
風のように流れ、雲のように散る、あとかたもなく消え去ること
風鈴草(ふうりんそう)
キキョウ科の植物、カンパニュラ
風烈(ふうれつ)
風が激しく吹く、またその風
風露(ふうろ)
涼しい風と露
風露草(ふうろそう)
フウロソウ科の植物、イブキフウロ / ゲンノショウコの誤称
風浪(ふうろう)
風と波 / 海面を吹いている風によって起こる波
ならい風(ならいかぜ)
冬の強い風、ならい
煽ち風(あおちかぜ)
吹きあおる風
沖つ風(おきつかぜ)
沖を吹く風
時つ風(ときつかぜ)
季節・時刻によって吹く風 / ちょうどよいころに吹く風
天つ風(あまつかぜ)
天を吹く風
辺つ風(へつかぜ)
岸辺を吹く風
浚いの風(さらいのかぜ)
降り積もる雪を吹き散らす風
貝寄せの風(かいよせのかぜ)
貝を浜辺に吹き寄せる風の意、陰暦2月20日ごろに吹く西風
鮎の風(あゆのかぜ)
東の風、東風|(あゆ、あい)
家の風(いえのかぜ)
家に代々伝えられたならわし、または業
仇の風(あたのかぜ)
害を与える激しい風、逆風
科戸の風(しなとのかぜ)
風の異称、級長戸の風
無常の風(むじょうのかぜ)
風が花を散らすように無常が人の命を奪い去ること
心の風(こころのかぜ)
人の心のきびしく荒いさまを風に例えていう
親の風(おやのかぜ)
陸から沖のほうへ吹く風、おおがら、おおかわら
神代の風(かみよのかぜ)
神代の遺風
野分の風(のわけのかぜ)
野の草をわけて吹く風の意、台風、野分(のわけ)
永祚の風(えいそのかぜ)
永祚元年に吹いた大風
颪の風(おろしのかぜ)
山地から吹き下ろす風
山颪の風(やまおろしのかぜ)
山から吹き下ろす風
あかしま風(あかしまかぜ)
暴風、はやて、あらしかぜ、あからしま風
横しま風(よこしまかぜ)
横ざまに吹く風
滑り風(ぬめりかぜ)
うかれたそぶり、なまめいた風体
乱り風(みだりかぜ)
かぜ、風邪
悪風(あくふう)
海上で荒れる大風、暴風
虻風(ぼうふう)
風をアブの群れに例えていう、疾風、はやて
暗風(あんぷう)
暗やみを吹く風、闇風
遺風(いふう)
故人のやり方 / 昔から伝えられている風習 / 足の速い馬、駿馬
陰風(いんぷう)
冬の風、北風、朔風(さくふう) / 薄気味悪い風
袖の羽風(そでのはかぜ)
袖を振るためにおこる風を鳥の羽に見立てていう
雨風(あめかぜ)
酒好きでありながら菓子などを好むこと
雨風食堂(あめかぜしょくどう)
菓子・飯・酒、なんでも食べさせる食堂
雨風祭(あめかぜまつり)
農作の雨風の害を避けるため、行う祭り
哭雨風(こくうふう)
夏至のころ、にわかに吹いてくる南西の風
床の浦風(とこのうらかぜ)
床を浦に見立てて、そこに吹く風、寝所に吹く風
鳰の浦風(におのうらかぜ)
琵琶湖の上を吹く風
炎風(えんぷう)
ひどく暑い夏の風
萩風(おぎかぜ)
萩を吹きうごかす風、招ぎ風
木の下風(このしたかぜ)
木の下を吹く風
夕下風(ゆうしたかぜ)
夕方、地面を這うようにして吹いてくる風
家風(いえかぜ)
故郷の家のほうから吹いてくる風
火風(かふう)
火と風、火焔を伴う風
花風(はなかぜ)
桜の花の盛りに吹く風、花をまき散らす風
木の芽風(このめかぜ)
木の芽を吹く春風
回風(かいふう)
つむじ風、旋風、廻風
凱風(がいふう)
南風、初夏に吹くそよかぜ / 恩恵のたとえ
空風(からかぜ)
冬に湿気や雨風を伴わずにはげしく吹く風、からっかぜ
帰風(きふう)
船の戻る方向に吹く風
急風(きゅうふう)
はやて、陣風
巨風(きょふう)
凱風、南風
鯉魚風(りぎょふう)
陰暦9月の風、秋風
協風(きょうふう)
穏やかに吹く風、そよかぜ
狂風(きょうふう)
激しく吹きまくる風
暁風(ぎょうふう)
あけがたに吹く風
業風(ごうふう)
地獄に吹くという激しい風
玉風(たまかぜ)
冬の強烈な季節風である北および北西の風
金風(きんふう)
秋風、商風
天狗風(てんぐかぜ)
にわかに空中から吹き下ろしてくる旋風
恵風(けいふう)
めぐみの風、春風 / 陰暦2月の称
結風(けっぷう)
つむじかぜ
黒風(こくふう)
砂塵をまきあげて、日光をおおう旋風、暴風
朔風(さくふう)
北風、朔吹(さくすい)
雌風(しふう)
湿気をおびた不快な風 / 嫉妬深い女心
春疾風(はるはやて)
春の季節に特有の強風、突風
終風(しゅうふう)
一日中吹く風 / 西風
恋の初風(こいのはつかぜ)
人を恋そめる心、初恋の心
真風(まじ)
南または南寄りの風
涅槃西風(ねはんにしかぜ)
浄土からのお迎えの風といわれる
朝風(あさかぜ)
ハヤブサの異称
魔風(まかぜ)
悪魔が吹かせ、人を誘う風、まふう
小夜風(さよかぜ)
夜吹く風、よかぜ
極楽の余風(ごくらくのあまりかぜ)
気持ちの良い涼風、極楽の西風とも
黒南風(くろはえ)
梅雨期の初めに吹く南風
白南風(しらはえ)
梅雨明けに吹く南風、しろはえ
山背風(やませかぜ)
琵琶湖沿岸で春夏の風、ながせかぜ、瀬田あらし
麦風(ばくふう)
麦畑を吹いてくる風、初夏の風
悲風(ひふう)
悲しさを催させる風 / 秋の風
舞風(まいかぜ)
つむじかぜ、つじかぜ、旋風
暴風(あらしまかぜ)
暴風、疾風、あからしまかぜ
盲風(もうふう)
砂ぼこりで前方が見なくなるほどの大風
揺風(ようふう)
つむじ風
葉風(はかぜ)
草木の葉を吹きうごかす風
言の葉風(ことのはかぜ)
和歌の姿
若葉風(わかばかぜ)
みずみずしい若葉を吹きすぎる風
空穴来風(くうけつかぜをきたらす)
人にすきを与えること
葛の裏風(くずのうらかぜ)
くずの白い葉裏を返して吹く風
恋風(こいかぜ)
恋心の切なさを風が身にしみわたるのに例えていう言葉
晨風(しんぷう)
あさかぜ / ハヤブサの異称
腥風(せいふう)
なまぐさい風、殺伐な気




