番外編:二字熟語以外25 死
一応、あまりにも現代の価値観と違っているものは入れませんでしたが、もしも不快に思う言葉があったら教えてください。本編から削除する等の対策を取ります。
死して後已む(ししてのちやむ)
死ぬまで行い続ける、命ある限り努力して辞めない
死に花(しにばな)
死に際の名誉、死後のほまれ
死に花が咲く(しにばながさく)
立派に死んで死後にほまれを残す、死の間際に晴れがましいことがある
死花を咲かせるとも
死に外れ(しにはずれ)
死にそうな危険から免れること、免れた人
死に光り(しにびかり)
死に際の立派なこと / 死んでからのほまれ、しにばな
死に至る病(しにいたるやまい)
聖書にある言葉、絶望を意味する
死に装束(しにしょうぞく)
死者に着せる衣服 / 武士などが切腹するときに着た白い装束
死に籠り(しにごもり)
蚕が繭を営む中に死んで、完全蛹にならないもの、死籠繭
死ぬる子は眉目よし(しぬるこはみめよし)
とにかく早く死ぬ子は器量がよいものである
死ぬ者貧乏(しぬものびんぼう)
生きてさえいればまたいい目も見られるのに、死者は一番損だ
死ねがな目抉ろ(しねがなめくじろ)
死ねばよい、そうしたら目をくりぬいてやろうというような貪欲非道のたとえ
死の商人(しのしょうにん)
軍需品を製造・販売して巨利を得る大資本を指していう語
死の大王(しのおおきみ)
死神
死の舞踏(しのぶとう)
多く死を象徴する骸骨があらゆる人々の相手として踊る図像、ダンスマカブル
死んでも命があるように(しんでもいのちがあるように)
生きていることへの執着が極めて強いことにいう
死んで花実がなるものか(しんではなみがなるものか)
死んでしまっては幸福にはあえないから、命を捨てるのは愚かである
死んで花実が咲くものか、とも
死海写本(しかいしゃほん)
1947年以来数回にわたって死海北岸クムランその他の洞窟から発見された古写本
死灰復然(しかいふくねん)
勢力を失った者が力を取り戻すことのたとえ
また、消えかけた野心が復活することのたとえ
死灰復燃ゆ(しかいまたもゆ)とも
死且不朽(しすともかつくちず)
死んでも名声はいつまでも残ること
死屍に鞭うつ(ししにむちうつ)
死んだ人の言動を非難・攻撃する、死者に鞭うつ、鞭屍(べんし)
死者の書(ししゃのしょ)
古代エジプトで副葬品とした死後の世界への案内書、死人の書
死出の旅(しでのたび)
死ぬこと、死出の山に赴くこと
死出の山(しでのやま)
冥土にあるという険しい山、死の苦しさを山にたとえたもの
死出の田長(しでのたおさ)
ホトトギスの異称、死出の山から来て鳴くことから、死出田長(しでたおさ)
死出三途(しでさんず)
死出の山と三途の川に赴くこと、冥土に行くこと、死ぬこと
死出立(しにいでたち)
死装束に同じ
死杖の祭(しじょうのまつり)
死刑囚のために社を建てその霊を祀る祭
死人花(しにんばな)
墓所などに生えることからヒガンバナの異称、しびとばな
死生不知(ししょうふち)
死ぬのをものともしない、命知らず、死生知らず
死生命あり(しせいめいあり)
人の生死は天命で決まっており、人力ではどうすることもできない
死線を越えて(しせんをこえて)
生死を超越して、生死を念頭に置かず、決死の覚悟で
死馬の骨を買う(しばのほねをかう)
さして優秀でない者を優遇してすぐれた者が集まってくるようにしむけること
死馬の骨(しばのほね)
かつては抜群であったが今は何の価値もないもののたとえ
死命を制する(しめいをせいする)
他人の生死の急所をおさえその運命を自分の手でにぎる
横様の死(よこざまのし)
横死の訓読、非業の死、犬死
士為知己者死(しはおのれをしるもののためにしす)
兵士は自分をほんとうに知ってくれる者のために命を投げ出す
十死一生(じっしいっしょう)
到底生きる見込みのないこと、九死一生をさらに強めていう
十死一生日(じっしいっしょうのひ)
陰陽道で万事に大凶の日、十死日(じっしび)
生老病死(しょうろうびょうし)
人の一生の四つの苦しみ、四相、四苦
生まれること、年を取ること、病気になること、死ぬこと
万死に一生を得る(ばんしにいっしょうをえる)
九死に一生を得ると同じ




