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番外編:二字熟語以外24 月


月の位(つきのくらい) 江戸時代、遊郭にいた下等な遊女のこと


月の宴(つきのえん) 月を眺め賞するために催す宴


月の顔(つきのかお) 月のおもて、月の光


月の客(つきのきゃく) 月見の人


月の鏡(つきのかがみ) 満月、晴れ渡った月 / 月を映す池水の面をたとえたもの


月の桂(つきのかつら) 中国の伝説で、月の中に生えているという背の高い桂の木


月の剣(つきのつるぎ) 三日月の異称


月の座(つきのざ) 月の定座(つきのじょうざ)


月の雫(つきのしずく) 露の異称 / 葡萄の実に白砂糖の衣をかけた菓子


月の出(つきので) 月が東から昇ること、またその時刻


月の出汐(つきのいでしお) 月の昇るとともに満ちてくる潮、つきのでしお


月の女郎(がちのじょろう) 江戸時代の揚げ代1匁の下級女郎


月の障り(つきのさわり) 月の光を隠すもの


月の扇(つきのおうぎ) 能の動作の一、抱扇(かかえおうぎ)に同じ


月の船(つきのふね) 大空を海にみなし、月が空を行くさま


月の前の灯火(つきのまえのともしび) けおされて見る影もないもの


月の鼠(つきのねずみ) 月日の過ぎゆくこと、月日の鼠


月の霜(つきのしも) 月光の冴えて白いことを霜にたとえていう


月の都(つきのみやこ) 月の中にあるという宮殿、月宮殿 / 帝都の美称


月の眉(つきのまゆ) 三日月の異称


月の氷(つきのこおり) 澄み渡って氷のように見える月、月の光が水に映ってきらめく様


月の林(つきのはやし) 公卿の仲間、月卿(げつけい)


月よ星よと眺む(つきよほしよとながむ)

 月や星を美しいものと仰ぐように、非常に寵愛し、賛美する


月を指せば指を認む(つきをさせばゆびを)

 道理を説いて聞かせてもその本質を理解できず、その文字や言語に拘泥して詮索すること


月映え(つきばえ) 月光に照らされて美しく映えること


月下翁(げっかおう) 月下老人に同じ


月下老人(げっかろうじん) 男女の仲を取り持つ人、月下氷人


月下香(げっかこう) チュベローズの別称


月下点(げっかてん) 月を天頂に見る地方


月下美人(げっかびじん) サボテンの一品種 / 月下香の別称


月下氷人(げっかひょうじん) 男女の縁をとりもつ人、なこうど、媒妁人


月下老(げっかろう) 縁結びの神


氷上人(ひょうしょうじん) 縁結びの神


月宮殿(げっきゅうでん) 月宮に同じ / 皇居 / 江戸吉原の遊里


月天子(がってんし)

 三光天子の一、月を神格化したもの、月宮に住み四天下を照らす

 月天、月神天、月宮天子(がっくうてんし)、名月天子


月球儀(げっきゅうぎ) 月面の球状小模型


月桂冠(げっけいかん)

 月桂樹をアポロン神の霊木としその冠を被らせて称賛の意を表したもの

 転じてもっとも名誉ある地位、勝利のしるし


月見草(つきみぐさ) 萩の異称


月見草(つきみそう) 草の名前、つきみぐさ / オオマツヨイグサの誤称


月見月(つきみづき) 陰暦8月の異称


月見の宴(つきみのえん)

 月見の酒盛り、月に団子・芋・オミナエシなどを供え、歌を詠み酒宴を催す


月見ず月(つきみずづき) 五月雨で月が見えないことから陰暦5月の異称


月光殿(がっこうでん) 月宮殿に同じ


月光菩薩(がっこうぼさつ)

 薬師如来の右脇に侍する菩薩、月浄、月光遍照、月光王


月冴ゆ(つきさゆ) 冬の月が冷たく澄む


月人男(つきひとおとこ) 月の異称、つきひと


月世界(げっせかい) 月の世界、月界


月世界(つきせかい) 富山の干菓子の商標名


月星日(つきほしひ) 月と星と日、三光 / ウグイスの鳴き声


月雪花(つきゆきはな) 雪月花のこと


雪月花(せつげつか) 雪と月と花、四季おりおりのよいながめ


月前の星(げつぜんのほし) 他の勢力に気圧されて影が薄い存在


月長石(げっちょうせき) ムーンストーン


月夜見(つきよみ) 月の神、つくよみ / 月、つくよみ


月読男(つくよみおとこ) 月を擬人化していう言葉、つきよみ、つきよみおとこ


月日貝(つきひがい) イタヤガイ科の二枚貝、海鏡


月満つれば則ち虧く(つきみつればすなわちかく)

 何事も盛りに達すればやがては衰え始める、物事には必ず盛衰がある

 月盈つれば即ち食す(つきみつればすなわちしょくす)


月明星稀(つきあきらかにほしまれなり)

 月が明るく輝いているので、星がまばらにしか見えない

 大人物の勢力に押されて他の者の勢いがふるわないことのたとえ


月夜烏(つきよがらす)

 月のよい夜に、うかれて鳴くからす、うかれがらす

 夜遊びに浮かれ出る人のたとえにも使う


月夜茸(つきよだけ) 暗所で青白く光る、猛毒


月夜に釜を抜かれる(つきよにかまをぬかれる)

 明るい月夜に釜を盗まれる、ひどく油断する、月夜に釜


月輪観(がちりんかん) 密教の最も基本的な行法


数え月(かぞえづき) 12月のこと


産みが月(うみがつき) うみづき、臨月


朝行く月(あさゆくつき) 朝まで残っている月影、残月


ささはなさ月(ささはなさづき) 陰暦8月の異称


月見ず月(つきみずづき) 五月雨で月が見えないことから陰暦5月の異称


花つ月(はなつづき) 陰暦3月の異称


草つ月(くさつづき) 草花の盛りの月から陰暦8月の異称


梅つ月(うめつつき) 陰暦2月の異称


果ての月(はてのつき) 12月、極月(ごくげつ)、師走


半ばの月(なかばのつき) 半月 / 中秋の月 / 琵琶、なかばなる月


限りの月(かぎりのつき) 12月の異称


夏越の月(なごしのつき) 夏越の祓が行われることから陰暦6月の異称


由縁の月(ゆかりのつき) 地歌の一つ


夏の月(なつのつき) 夏の涼しい感じの月


胸の月(むねのつき) 胸中が曇らないで清いたとえ


後の月(あとのつき) 9月13夜の月、豆名月、栗名月 / 閏月


初三の月(しょさんのつき) みかづき / 新月


名残の月(なごりのつき) ありあけの月 / 1年の最後の名月、陰暦9月13夜の月


春の月(はるのつき) 春のいくぶんぼんやりしたほのぼのとした風情の月


心の月(こころのつき) 心の清く明らかなこと、悟りを開いた心、心月


陽炎稲妻水の月(かげろういなづまみずのつき)

 捕えることのできないもの、身軽ですばしっこいもののたとえ


自性の月(じしょうのつき) 自性の清澄なこと


窓の月(まどのつき) 窓に差し込む月影 / 和菓子の名


最中の月(もなかのつき) 陰暦15夜の月、満月


冬の月(ふゆのつき) 冬の夜に寒々と照る月


今日の月(きょうのつき) 陰暦8月15夜の名月、こよいの月


真如の月(しんにょのつき) 真如の理が衆生の迷妄を破ること


秋風の月(あきかぜのつき) 陰暦8月の異称


法の月(のりのつき) 仏法が衆生の迷いを晴らすこと、真如の月


田毎の月(たごとのつき) 姥捨て山の山腹の水田一つ一つに映る月


三明の月(さんめいのつき) 三明の徳が円満で一切を照らすこと


雨夜の月(あまよのつき)

 雨降る夜の月、恋人の姿など想像するだけで実際には見られないこと


春惜しみ月(はるおしみづき) 陰暦3月の異称


さくも月(さくもづき) 陰暦5月の異称


燕去り月(つばめさりづき) 陰暦8月の異称


木の葉採り月(このはとりづき) 桑の葉を採る月から陰暦4月の異称


新たなる月(あらたなるつき) 8月15夜、東の空に昇ったばかりの清新な月


片割れ月(かたわれづき) 半月、弦月、弓張月


愛逢月(めであいづき) 織姫と彦星から陰暦7月の異称


蝉の羽月(せみのはづき) 薄い着物を着ることから陰暦6月の異称


時雨月(しぐれづき) 陰暦10月の異称


常夏月(とこなつづき) 陰暦6月の異称


卯の花月(うのはなづき) 陰暦4月の異称


女郎花月(おみなえしづき) 陰暦7月の異称、おみなめしづき


木の芽月(このめづき) 陰暦2月の異称


寝覚月(ねざめづき) 陰暦9月の異称


神楽月(かぐらづき) 陰暦11月の異称


小田刈月(おだかりづき) 陰暦9月の異称


棚機月(たなばたづき) 陰暦7月の異称


回帰月(かいきげつ) 月が軌道上を運動し横径を360度移動するのにかかる時間


初空月(はつそらづき) 陰暦1月の異称


花見月(はなみづき) 陰暦3月の異称


月見月(つきみづき) 陰暦8月の異称


初見月(はつみづき) 陰暦1月の異称


雪見月(ゆきみづき) 陰暦11月の異称


梅見月(うめみづき) 陰暦2月の異称


夢見月(ゆめみづき) 陰暦3月の異称


暮古月(くれこづき) 陰暦12月の異称


梅つ五月(うめつさつき) 陰暦2月の異称


霜降月(しもふりづき) 陰暦11月の異称、しもつき


袖合月(そであいづき) 陰暦7月の異称


早花咲月(さはなさづき) 陰暦3月の異称


花残月(はなのこしづき) 陰暦4月の異称、はなのこりづき


乙子月(おとごづき) 陰暦12月の異称


親子月(おやこづき) 陰暦12月の異称


色取月(いろどりづき) 陰暦9月の異称


猿猴取月(えんこうつきをとる)

 身の程をわきまえずに無理なことを望むと災いをうけることのたとえ


春花秋月(しゅんかしゅうげつ)

 春の花と秋の月、自然の美観


氷壺秋月(ひょうこしゅうげつ)

 氷を入れた玉製の壺と秋の名月、心が清く澄んでいること


初春月(はつはるづき) 陰暦1月の異称


秋の初月(あきのはつづき) 陰暦7月の異称


夏初月(なつはづき) 陰暦4月の異称、夏端月とも書く


霞初月(かすみそめづき) 陰暦1月の異称


梅初月(うめはつづき) 陰暦12月の異称


雪消月(ゆきぎえづき) 陰暦2月の異称


梅の色月(うめのいろづき) 陰暦5月の異称


染色月(そめいろづき) 陰暦8月の異称、紅染月べにぞめづき


其色月(そのいろづき) 陰暦8月の異称


暮新月(くれしづき) 陰暦1月の異称


鳴神月(なるかみづき) 陰暦6月の異称


唐の正月(からのしょうがつ) 冬至


目の正月(めのしょうがつ) 目の保養、目正月


雨降り正月(あめふりしょうがつ) あまよろこび


年積月(としつみづき) 陰暦12月の異称


吹雪月(ふぶきづき) 卯の花を雪に見立てて陰暦5月の異称


紅染月(こうぞめづき) 樹木の紅葉する月、陰暦8月の異称


春待月(はるまちづき) 陰暦12月の異称


雪待月(ゆきまつつき) 陰暦11月の異称


鳥待月(とりまちづき) 陰暦4月の異称


風待月(かぜまちづき) 陰暦6月の異称


迎風待月(げいふうたいげつ)

 風を迎え入れ、月の出を待つ、男女が密会すること


年端月(としはづき) 陰暦正月の異称


長月花(ながつきばな) 菊の異称、長月草


日月の旗(じつげつのはた)

 金糸・銀糸で日月の紋をあらわした綿の旗


日月地に墜ちず(じつげつちにおちず)

 人が守るべき正義は滅びず、まだ残っている


日月星辰(じつげつせいしん) 太陽と月と星


閑日月(かんじつげつ) 暇なとき / 心に余裕のあること


英雄閑日月(えいゆうのかんじつげつ)

 英雄は心に余裕があり、ゆったりしている


寿同日月(じゅどうじつげつ)

 謎語画題、太陽と月に波と桃を書く、祝賀の図


風月を友とする(ふうげつをともとする)

 自然に交わり、風流三昧に暮らす


一竿風月(いっかんのふうげつ)

 魚釣りをしたり自然を楽しんだりして世間の俗事を忘れること


羞花閉月(しゅうかへいげつ)

 美貌にうたれて花は恥じらい、月は隠れるの意

 女性の容姿のきわめて美しいことの例え


沈魚落雁(ちんぎょらくがん)

 美人の容貌のすぐれてあでやかなこと


涼暮月(すずくれづき) 陰暦6月の異称


天満月(あまみつつき) 満月


猛月の宴(もうげつのえん) 猛夏、または猛冬の宴


七夜月(ななよづき) 陰暦7月の異称


夕月夜(ゆうづきよ) 月の出ている夕暮、ふゆづくよ


露隠りの葉月(つゆごもりのはづき) 陰暦11月の異称


神来月(かみきづき) 陰暦11月の異称


屋梁落月(おくりょうらくげつ) 友を想う気持ちの深いこと


千里月(せんりのつき) 遠く千里の彼方をも明るく照らす月


早緑月(さみどりづき) 陰暦正月の異称


嘉辰令月(かしんれいげつ) めでたい日と月


吟風弄月(ぎんふうろうげつ) 風月を題にして詩を作る


嘯風弄月(しょうふうろうげつ)

 風に吹かれ、詩歌を口ずさみながら月を眺める


呉牛喘月(ごぎゅうつきにあえぐ)

 牛が月を見て太陽と見間違えてあえぐ

 勘違いで怯える人の恐れの甚だしいこと


光風霽月(こうふうせいげつ)

 心が高明で執着なく、快活・洒落なこと

 晴れた日の明るい風と雨の降ったあとの澄み切った月


月季花(げっきか) コウシンバラの漢名


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