冥
冥
「死後の世界」の言いかたがたくさんあります
冥暗(めいあん) 暗がり / 冥土の迷い
冥応(みょうおう) 知らないうちに神仏によって与えられるおかげ、ごりやく
冥恩(みょうおん) 眼に見えない神仏の恩
冥加(みょうが) 目に見えぬ神仏の助力、冥助、冥利 / お礼、報恩
顕加(けんか) 冥加に対する言葉
冥晦(めいかい) くらい、まっくら / くらやみ
冥界(みょうかい) 六道のうち、地獄・餓鬼・畜生の三悪道、冥土、冥道、特に地獄
冥界(めいかい) めいど、よみじ、あの世、死後の世界
冥官(みょうかん) 冥界の官人、閻魔の庁の役人
冥感(みょうかん) 信心が神仏に通ずること
冥感(めいかん) 真心が目に見えない神仏の心を感動させる、みょうかん
冥鑑(みょうかん) 「冥見(みょうけん)」に同じ
冥見(みょうけん) 眼には見えないが神仏が常に衆生を見て守護すること、冥覧
冥頑(めいがん) 道理にくらく態度がかたくななこと、頑冥
冥器(めいき) 葬式に用いるいろいろな飾り物や、墓地に埋める身の回りの品
明器(めいき) 死者ともに埋葬する器物、多くは生前の模造品、冥器
冥鬼(めいき) 冥界にいるという鬼・幽霊
冥鬼(みょうき) 地獄の鬼、冥土の番人
冥境(めいきょう) よみじ、めいど、冥界
冥顕(みょうげん) 見聞できない冥界とできる顕界、死後の世界と娑婆世界
冥護(みょうご) 神仏が知らず知らずのうちに守ってくれること、神仏の加護
冥護(めいご) 「冥護(みょうご)」に同じ
冥鴻(めいこう) くらく高い所を飛ぶ鴻、俗世間をさけて志を高くいだく者
冥合(めいごう) 知らないうちに一致すること
冥婚(めいこん) 死者同士、あるいは死者と生者との儀礼的結婚
冥衆(みょうしゅ) 人の目に見えない諸天・諸神
冥助(みょうじょ) 目に見えない神仏の助力、冥加
冥棲(めいせい) ひっそりとしたところに暮らす
冥想(めいそう) 現前の境界を忘れて想像をめぐらすこと、瞑想
冥捜(めいそう) 目に見えない状態のものを捜す、心のなかの記憶を探る
冥土(めいど)
死者の霊魂が迷い行く道、また行きついた暗黒の世界、冥途とも書く
冥界・黄泉・黄泉路(よみじ)・冥府・冥路(めいろ)・冥境
冥道(みょうどう) 冥界 / 冥界にあるもろもろの仏、冥衆(みょうしゅ)、めいどう
冥罰(みょうばつ) 神仏が人知れずくだす罰、めいばつ / 死後に受ける刑罰
冥府(めいふ) 冥土、死後の世界 / 冥土の役所、閻魔の庁、地獄
冥報(めいほう) 冥土からこの世に対してする恩返し
冥眛(めいまい) 物事の筋道にくらいこと
冥蒙(めいもう) 奥深くてくらいさま
冥黙(めいもく) 静かに沈黙するさま
冥佑(めいゆう) 神仏の助け、冥祐
冥慮(みょうりょ) 人の目に見えない神仏の心、神仏の思慮、深いおぼしめし
冥霊(めいれい) 木の名、大椿(たいちん)という木、一説には亀のこととも
冥茫(めいぼう) うすぐらくとりとめのないさま、冥芒
晦冥(かいめい) 日の光が隠れて暗くなること、くらやみ
空冥(くうめい) はてしない暗い大空
玄冥(げんめい) 北方の神 / 雨や水の神
高冥(こうめい) 高くて奥深い / 天のこと
昏冥(こんめい) くらいこと、くらやみ
混冥(こんめい) 物事が深遠でその状況・本体が明らかでない
紫冥(しめい)
大空、雲や霞が日に映じて紫色になることから
紫虚(しきょ)、紫空(しくう)、紫穹(しきゅう)
神冥(しんみょう) 神の冥加
青冥(せいめい) 青空、蒼冥(そうめい) / 昔の名剣の名
沈冥(ちんめい) 病気 / ひっそりしている、打ち沈んでいる
沈冥(ちんみょう) 生死の迷いにしずみ仏法の根本が分からず欲望にくらまされる
宕冥(とうめい)
暗くてその果てがよく分からない、天の高いさまに言う
のびほうだいであること、または目が見えないこと
南冥(なんめい) 南方にあるという大海、南溟
北冥(ほくめい) 北方の大海、北溟
幽冥(ゆうめい) かすかで暗いこと / 冥土、よみじ
幽冥(ゆうみょう) 「幽冥(ゆうめい)」に同じ
杳冥(ようめい) 山や霧などがくらくて奥深いさま
窈冥(ようめい) 物事が奥深くてはかりしれないさま / 薄暗いさま




