番外編:二字熟語以外13 音
音に聞く(おとにきく) うわさに伝え聞く / 有名だ、評判が高い
音の壁(おとのかべ) 音速を超えがたい障壁と考えた時代に言われたことば
音合せ(おとあわせ) 地震・雷などのとき、キジが鳴くこと
音差し(ねざし) ねいろ
音吐朗々(おんとろうろう) 声がさわやかで、滞りなく出ること
音博士(おんはかせ) こえのはかせ、オンハクジとも
音無しの構え(おとなしのかまえ)
音をまったく立てない姿勢・態度、転じて働きに対して何の反応も示さないこと
音無紙(おとなしがみ) 鼻紙用の薄くて柔らかい和紙
雁り金(かりがね) ガンの鳴き声、ガンそのもの
亡国の音(ぼうこくのおん) 亡国の兆しある音楽、音調
時の音(ときのね) その時節にふさわしい楽器の音調
波の音(なみのと) 波のおと
麦の音(むぎのおと) 麦打ちの音
忍び音(しのびね) ひそひそ声 / 陰暦四月ごろ、ホトトギスのひそめて鳴く声
忘れ音(わすれね) 季節を通りすぎて鳴く、虫などの音
エオルス音(えおるすおん) アイオロスの琴に由来する
一口同音(いっくどうおん) 異口同音に同じ
鄭衛之音(ていえいのおん) 鄭と衛の国の音楽、みだらな音楽とされた
亡国之音(ぼうこくのおん)
ほろびた国の音楽、国を滅ぼしそうなみだらで悲しい音楽
濮上之音(ぼくじょうのおと)
みだらな音楽、亡国の音楽 桑間濮上之音/ソウカンボクジョウノオト
乱世之音(らんせいのおん) 乱れた世の中で行われるよくない音楽
空谷の跫音(くうこくのきょうおん)
空谷に聞こえる人の足音、転じて寂しく暮らしているときに受ける人の訪れ
また、非常に珍しいことのたとえ
跫音戛然(きょうおんかつぜん) 足音がカツカツと聞こえるさま




