番外編:二字熟語以外12 眼
目薬の木(めぐすりのき)
樹皮を煎じて洗眼に用いるのでこの名がある、長者の木
眼中釘(がんちゅうのくぎ)
じゃまものや自分に害なす悪人のたとえ
眼中人無し(がんちゅうひとなし)
人を人とも思わない高慢なさま
眼中の人(がんちゅうのひと)
見知った人、知人
眼中人(がんちゅうのひと)
いつも心にかかっていて忘れられない人
眼高手低(がんこうしゅてい)
批評はうまいが、創作は下手なこと
眼光紙背に徹す(がんこうしはいにてっす)
書物を読んで、字句の解釈にとどまらず、その深意を読み取る
眼鏡蛇(めがねへび)
インドコブラの異称
眼鏡が狂う(めがねがくるう)
人物などを見損なう、鑑定しそこなう
眼意足(がんいそく)
剣道の試合の三要件、目の注ぎよう、意の配りよう、足の踏みよう
果たし眼(はたしまなこ)
相手を打ち果たそうとする決死の目つき
天の眼(てんのまなこ)
人の善悪を監視するという天の眼識
台風の眼(たいふうのめ)
はげしく動いている物事の中心となる勢力・人物
作り眼(つくりまなこ)
わざとおそろしい目つきをすること / 色目を使うこと
蚤取り眼(のみとりまなこ)
ノミを取るときのように小さなものでも逃がすまいとする真剣な眼つき
雲烟過眼(うんえんかがん)
すばやく目の前をよぎる雲煙を見るように、物事に執着しないこと
金眼銀眼(きんめぎんめ)
ネコの眼球の一方が金色、他方が青色をしたもの
団栗眼(どんぐりまなこ)
まるくてくりくりした目
黒障眼(こくしょうがん)
病気の一つ、黒内障とも、黒底翳/クロソコヒとも
一隻眼(いっせきがん)
他の人と違うすぐれた見識
熊鷹眼(くまたかまなこ)
クマタカが餌食を探し求めるときの目つきのように、凶暴・貪欲な人の恐ろしい眼
青白眼(せいはくがん)
親しむ眼つきと憎む眼つき
権柄眼(けんぺいがん)
ひとをおさえつけるような横柄な眼つき
紅毛碧眼(こうもうへきがん)
赤い髪と青い眼、欧米人
千里眼(せんりがん)
遠隔の地の出来事を直覚的に感知する神秘的能力、天通眼
和蘭千里眼(おらんだせんりがん)
眼鏡のこと
紫髯緑眼(しぜんりょくがん)
紫色のひげに緑色の眼、中国で西域の異民族の容貌を称したことば




