番外編:二字熟語以外11 弓
武器名とかで差をつけられるかも
弓と弦(ゆみとつる) 曲がっているものとまっすぐなもののたとえ
弓の結(ゆみのけち) 賭弓で勝負を決めること
弓の者(ゆみのもの) 弓衆のこと、武家の職名
弓の取柄(ゆみのとつか) 弓の手に握り持つところ
弓の手(ゆみのて) 弓を射る術
弓の天下(ゆみのてんか) 京都三十三間堂の通し矢で、矢数を最も多く射た者
弓の鉾形(ゆみのほこなり) 弦を張った弓のような形
弓は三つ物(ゆみはみつもの)
弓の奥義は流鏑馬、笠懸、犬追物に尽きる
弓は袋に刀は鞘(ゆみはふくろにかたなはさや) 天下が治まって武器の必要がないこと
弓は袋を出さず(ゆみはふくろをいださず) 天下が泰平であることの形容
弓も引き方(ゆみもひきかた) 人は誰でも自分に関係のある者にひいきすること
弓を引く(ゆみをひく) 反抗する、そむく、たてつく
弓を外す(ゆみをはずす) 武装を解く
弓を鳴らす(ゆみをならす)
魔物を退散させるために、矢をつがえずに手で弓の弦を鳴らす
弓月の君(ゆづきのきみ) 伝説上の人物、融通王
弓弦師(ゆみづるし) 弓づるを作る人
弓弦打(ゆづるうち) 魔をはらうために弓弦を打ち鳴らすこと
弓裁ち(ゆみたち) 装束の袖付けを前肩から袂まであけること
弓擦羽(ゆすりば) 矢羽のうち矢を弓弦につがえて射放した際に弓に擦れていく羽
弓折れ矢尽きる(ゆみおれやつきる) 力尽きてどうすることもできないたとえ
弓箭の道(きゅうせんのみ) 武士の果たすべき道、弓馬の道
弓蔵し(ゆみかくし) 軍隊で、射手の身を隠すために設ける筵張り
弓倒し(ゆみだおし) 矢を射放った後、弓を伏せること
弓破魔(ゆみはま) 破魔弓のこと
弓馬の家(きゅうばのいえ) 武士の家柄、武家、武門
弓馬の道(きゅうばのみち) 弓を射、また馬に乗る道 武道・武芸
中世、武士の守るべき道徳
弓矢の家(ゆみやのいえ) 代々、弓矢の道に携わる家、武家
弓矢の長者(ゆみやのちょうじゃ) 弓矢の道に長じた者
弓矢の冥加(ゆみやのみょうが) 弓矢に対する神仏の加護、武運
弓矢執る身(ゆみやとるみ) 弓矢を手に取り用いる身、すなわち武士
弓矢取(ゆみやとり) 弓矢を手に取って用いること、また武士
弓矢神(ゆみやがみ) 弓矢を司る神、軍神
弓矢八幡(ゆみやはちまん)
弓矢の神である八幡大神または八幡大菩薩 武士が誓約の時に言う言葉
少しも偽りのないことに言う語 誓って真実
弓弭の調(ゆはずのみつき)
大和朝廷時代の伝説上の男子人頭税
弓矢で獲た鳥獣などが主な貢納物だったから
弓弭高(ゆはずだか) 弓などを高く振り立てること
拵え弓(こしらえゆみ) 装飾を施した弓
側黒の弓(そばぐろのゆみ) 外竹と内竹とを塗らないで、側木だけ黒く塗った弓
手束の弓(たつかのゆみ) 手に握り持つ弓
二張の弓(にちょうのゆみ) 武士が二心抱くたとえ
桃の弓(もものゆみ) 桃の木でつくった弓、追儺のとき鬼を射るのに用いた
荒木の弓(あらきのゆみ) 荒木でつくった弓、また強弓
側白木の弓(そばしらきのゆみ) 外竹と内竹とを塗って側木だけ白木のままの弓
飾り弓(かざりゆみ) 新年の祝いなどに飾る弓
反り弓(かえりゆみ) 反り返った弓
天の羽羽弓(あまのははゆみ) 天の羽羽矢を射る弓
真巻弓(ままきゆみ) 木と竹とを継ぎ合わせて作った弓
また、真弓に籐や樺を巻いたものを言う
白巻弓(しらまきゆみ) 黒塗りの弓に白い籐を巻いた重藤
筑紫弓(つくしゆみ) 筑紫産の弓
鹿児弓(かごゆみ) 鹿を射る大きい弓
真鹿児弓(まかごゆみ) 古代、真鹿児矢を射るのに用いた弓
安達の真弓(あだちのまゆみ) 上代、陸奥安達郡から製出した真弓
白真弓(しらまゆみ) 白木のマユミでつくった弓
殿上の賭弓(てんじょうののりゆみ)
天皇が臨時に殿上の侍臣に弓を射させてご覧になった儀式
破魔弓(はまゆみ) 魔障を払い除くという神事用の弓
丸木弓(まるきゆみ) 丸木で作った弓
白木弓(しらきゆみ) 漆を塗らない白木のままの弓




