番外編:二字熟語以外8 師
二字熟語以上に職業・人を表す言葉が多い気がします。
心を師とす(こころをしとす) 自分自身の心を正しいとして他人の教えを問題にしない
師走狐(しわすぎつね) 師走に鳴く狐、その声は冴えて聞こえるという
師走坊主(しわすぼうず) おちぶれやつれている坊主
師弟は三世(していはさんぜ)
師弟の縁は前世から現世を経て後世にわたる深い因縁である
師範代(しはんだい) 師範に変わって門弟に教授する人
祈りの師(いのりのし) 他人の依頼を受けて祈祷する者
戒の師(かいのし) 出家する人に戒を授ける法師
楽の師(がくのし) 音楽を奏する人
問罪の師(もんざいのし) 罪を問いただすために遣わす軍隊
一字の師(いちじのし) 詩や文の一字だけ直してくれた人でも先生である
笛の師(ふえのし) 笛を吹くことに長けた人
舞の師(まいのし) 舞楽の教授を専門にする者
鍼医師(はりくすし) 鍼術を専門として行う医者
演歌師(えんかし) 街頭でバイオリンに合わせて演歌を売ることを業とした者
喧嘩師(けんかし) 好んで喧嘩をする者
神楽師(かぐらし) 里神楽を踊る人
世間師(せけんし) 世情に通じて巧みに世渡りする人、世慣れて悪賢い人
土器師(かわらけし) 土器を作ることを専門にする人
御天気師(おてんきし) 晴天の日に活動する詐欺師の一種
寝業師(ねわざし) 人の虚を突いたり裏面から工作して、物事を巧みに取り運ぶ人
居合師(いあいし) 居合を見世物にする者
所作師(しょさし) 所作事に巧みな役者
祝詞師(のりとし) 伊勢神宮の昔の神官、正員外で祈祷などを司る
荒事師(あらごとし) 荒事を得意とする俳優/一般に荒っぽい仕事をする人
仕事師(しごとし) 巧みに事業を計画・経営する人
色事師(いろごとし) 芝居で色事を得意とする役者/女たらし
濡事師(ぬれごとし) 濡事を得意とする俳優/女たらし
軍談師(ぐんだんし) 軍談を読むことを職業とする人
道中師(どうちゅうし) 道中で旅人などの財物を欺き盗む者、ごまのはい
庖丁師(ほうちょうし) 料理人
唱導師(しょうどうし) 説法をする者
茶番師(ちゃばんし) 人をだます名人
勝負師(しょうぶし) ばくちうち/運を天に任せて大胆に事を行う人
如何物師(いかものし) 偽物を作ったり売ったりする人、いかさまし
小物師(こものし) 露店などで商人と結託し客を装って客を誘う者、さくら
手柄師(てがらし) 技に堪能な人
正米師(しょうまいし) 正米の取引をする商人
かな法師(かなぼうし)
男の子、特に自分の子を話題にしたり、人前で呼んだりするときに使う
地面師(じめんし) 自分に所有権のない土地を勝手に売り飛ばす詐欺師
山猟師(やまさつ) 山で猟をする猟師
暖簾師(のれんし) ごまかし物を売りつけるずるい商人
思惑師(おもわくし) 思惑で売買する相場師
傀儡師(かいらいし) 人形遣い/物事のかげにいて他人を操る人




