番外編:二字熟語以外6 無
無い図(ないず) 世界地図にもない、珍しいこと
無き手を出す(なきてをいだす) 秘術を尽くす
無き名(なきな) 身に覚えのないうわさ
無くて七癖有って四十八癖(なくてななくせあってしじゅうはちくせ)
人には多かれ少なかれ癖がある
無げのあはれ(なげのあわれ) うわべだけの同情
無悪不造(むあくふぞう) 悪事をほしいままにする
無為徒食(むいとしょく) 何の仕事もせずぶらぶらと遊び暮らすこと
無韻の詩(むいんのし) 絵画、無声の詩とも
無学文盲(むがくもんもう) 学問がなく文字を読めないこと
無冠の帝王(むかんのていおう) 新聞記者・ジャーナリスト
※地位はないが強い力のある者、権力に屈しない者のこと
無技巧の技巧(むぎこうのぎこう)
芸術創作において、ことさら技巧に頼らずかえってそれに勝る効果を得ること
無義道(もぎどう) 非道なこと、没義道
無言劇(むごんげき) パントマイム
無限軌道(むげんきどう) キャタピラー
無告の民(むこくのたみ) よるべのない気の毒な者
無手勝流(むてかつりゅう) 戦わないで勝つこと/自己流
その右に出る無し(そのみぎにでるなし) 一番優れていること
無常の風(むじょうのかぜ) 無常が人の命を奪い去ること
無常の刹鬼(むじょうのせっき) 死
無常人(むじょうど) 墓の穴掘り人
無常迅速(むじょうじんそく) 歳月は人を待たず、人の死が早く来ること
無常鳥(むじょうどり) ホトトギスのこと
無道者(むどうしゃ) 人道にそむく者
無文冠(むもんのかんむり) 無文の絹を張った冠
無文太刀(むもんのたち) 凶事の際に身に帯びる




