番外編：二字熟語以外3 明・夢
先見の明（せんけんのめい） 事が起こる前にそれを見抜く見識
柳暗花明（りゅうあんかめい）
柳は繁って暗く花は咲いて明るい、春の野の美しい眺め/花柳街、色町、色里
手松明（てだいまつ） 手に持つ小さな松明
陣松明（じんたいまつ） 陣営でともす松明
存在証明（そんざいしょうめい） アイデンティティ
不在証明（ふざいしょうめい） アリバイ
天地神明（てんちしんめい） 天地の神々、天神地祇
則哲の明（そくてつのめい） 人の価値をすばりと見抜く力、眼力
白黒分明（はっこくぶんめい） 善悪の区別が明らかである
明鏡も裏を照らさず（めいきょうもうらをてらさず）
賢明な人にも目が届かないことがある
明告鳥（あけつげどり） にわとり
明石玉（あかしだま） 珊瑚珠に模して作った練物、紅色の玉
明窓浄几（めいそうじょうき） きちんと整理された清らかな書斎
明々白々（めいめいはくはく） はっきりしていて少しの疑いもないこと
夢の逢ひ（ゆめのあい） 夢の中で会うこと
夢の直路（ゆめのただじ） 夢が通うまっすぐな道
夢許り（ゆめばかり） きわめてわずかな程度のこと
夢見月（ゆめみづき） 陰暦三月の異称
夢見鳥（ゆめみどり） ちょうちょう
夢想剣（むそうけん） 夢に神仏の示現を受け悟って作ったという剣
夢路を辿る（ゆめじをたどる） 心地よくねむる
栄華の夢（えいがのゆめ） 栄華の永続しないことを夢に例えていう
現の夢（うつつのゆめ） この世の現実が夢のようにはかないこと
心の夢（こころのゆめ） 思い惑うことを夢に例えていう
荘周の夢（そうしゅうのゆめ） 現実と夢の区別がつかないこと、胡蝶の夢
黄梁一炊の夢（こうりょういっすいのゆめ） 富貴・功名のきわめてはかないこと
昨日の花は今日の夢（きのうのはなはきょうのゆめ）
栄枯盛衰の映りやすいこと、「昨日の襤褸、今日の錦」
春の夜の夢（はるのよのゆめ） 短くはかないこと
憂き世は夢（うきよはゆめ） 浮世の物事のはかないこと
同床異夢（どうしょういむ）
表向きは同じ立場でありながら、考えや思惑が異なっていること
唖子の夢（あしのゆめ） 自分ではよく知っているのに、うまく言い表せないこと
蕉鹿の夢（しょうろくのゆめ） あきらめよいこと
揚州の夢（ようしゅうのゆめ） 昔の豪遊を夢にたとえていう
一場の春夢（いちじょうのしゅんむ） その場限りで消えてしまうもの
華胥の夢（かしょのゆめ） 良い夢、昼寝
