草
草からイメージされる言葉は、やっぱり草、植物の草でしょうか。
でも、草にもいろいろな意味があるようです。
上等ではないこと・民間にいること、など。
植物の異称に関しては番外編にまとめました。
草茅(そうぼう) 雑草/民間にいること
草具(そうぐ) 粗末な食事/とりあえずまにあわせにととのえる
草屈(くさかまり) 草むらに潜み、敵陣の様子をうかがう者
草窃(そうせつ) こそどろ・夜盗
草賊(そうぞく) 山野にうろついている盗賊/とるにたらない賊徒
草亭(そうてい) くさぶきの粗末な家 ※自分の家の謙譲語
草薙(そうてい) 乱れをおさめるたとえ
草昧(そうまい) 物事がはじまったばかりのころ
草木(そうもく) 植物全体のこと
草菜(そうらい) 草地/未開の地
神草(しんそう) 不思議で効き目のある草/薬用にんじん
汀草(ていそう) 水際に生えている草
腐草(くちくさ) 蛍 ※蛍は腐草からできたものという俗説
碧草(へきそう) 麦に似た草の名、酒をつくる
芳草(ほうそう) 良い香りがする草花、多くは蘭をさす
落草(らくそう) おちぶれる/盗賊の仲間に入る
霊草(れいそう) 芝のこと ※芝は古来、不死の仙草とされた
恋草(こいぐさ) 恋の思いの激しいこと
勁草(けいそう) 節操・意志の堅固なこと
瑶草(ようそう) 仙境に生えるという美しくかぐわしい草
瓊草(けいそう) 玉のように美しい、良い香りのする草




