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『霧島華音・転』 ~『不思議』の『何でも屋』~  作者: hermina
第1章 『願いが叶う壺』 ~花子の章~
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『願いが叶う壺』 ~花子の章~ 終

後日。

香奈さんが『霧島華音』にやって来た。


「華音さん、先日はありがとうございました。」

「これ、好物だと聞きました。」


へぇ〜

今時の子にしては、礼儀正しい子だなぁ〜

それに・・・


「おお、『さのや』じゃないか!」

「花子、お茶を頼む。」


華音様の好物の『さのや』も持参である。

『さのや』は華音様の好物なのだ。

私は早速お茶を入れて戻ると・・・


「その『壺』は、まさか・・・」


「『願いが叶う壺』だ。」

「値段は1000万円に消費税。」


もう、華音様・・・本気にしちゃったらどうするんですか・・・


「華音さん・・・あなたは・・・」


「華音様。」

「冗談が過ぎますよ。」


一応、フォローを入れる。


「・・・いっつ、かのんじょーく。」


こういう所が子供っぽいんですよね〜華音様は。


「へ?」


ほら、香奈さんが唖然としちゃってるし!


「大丈夫、あれは抜け殻。」

「『此の手』の『壺』は、悪魔とか妖怪とかを封印するのに使える。」


「つまり商品にするので、代金は問題ないですよって事です。」

「・・・売れる気はしませんけどね。」


値段設定がおかしいですからね・・・


「それより、その後はどうだ?」


「ええ、香織かおりちゃんに、知真ちるまちゃん葉和はわわちゃんって双子の子に・・・」

「こんな事ならば、もっと早く話しかけていれば良かったです。」


「そうか、良かったな。」

「それとだな・・・たまに・・・たまにだぞ? 此処に遊びに来ても・・・」


「え?」


くすくすくす

私は思わず笑みが漏れてしまう。


「私達も香奈さんの友達ですよ。って言いたいんですよね?」

「華音さまっ」


「な、花子、ち、違う、『さのや』持って来て欲しいだけで、その・・・」


つられて香奈さんも笑う。

こうしてると、華音様もそのくらいの歳の女の子何だけどなぁ〜

何て言ったら、怒られる・・・かな?

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