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『霧島華音・転』 ~『不思議』の『何でも屋』~  作者: hermina
第4章 『自分攻略サイト』 ~一郎の章~
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『自分攻略サイト』 ~一郎の章~ 終

「まあ、その後の記憶はありません。」

「気が付いたら、ベットの上で・・・手術も終わって今日のお昼にはICUから、一般病室ですよ。」


全治1ヶ月・・・だそうだ。

幸い、骨折等で済んだ。やはりトラックが最後の最後で逸れたのが良かったらしい。

俺は、移ったばかりの一般病室で、『華音様』と話をしている。


「そうか、運命は変わったのだな。二郎。」

「しかし、私は何も手を出すなと言った筈だったのだがな。」


「華音様、私は一郎ですよ。」


「ああ、分かっているよ。」

「二郎はな・・・」


「お前の守護霊だよ。」・・・『華音様』はそう言うと「話を聞かせてくれてありがとう。」と、帰っていった。

守護霊・・・その意味は俺でも分かる。

あの時に見えた気がしたのは、やはり二郎だったのだ。

俺は少し疲れたので、眠る事にした。


夢で、二郎にあった。


「ありがとう。二郎。」


(なに、お安い御用だよ。兄貴。)

(兄貴が、昔と同じ・・・優しい兄貴で良かったよ。)

(あの・・・俺が死んだ事故の時も最後まで俺を助けようとしてくれたもんな。)


「それは・・・当たり前の事だ。」


(なら、今回の事も当たり前の事だよ。兄貴。)


俺達は夢の中でいろいろな事を話した。

俺は大人の姿、二郎は子供の姿のまま。

しかし、二郎は俺と共に・・・俺の守護霊としてだが成長してきたのだ。


目が覚めると・・・懐かしい・・・とても気分が良い朝だった。

それは・・・


・・・この世には不思議な事が結構ある。

その事に気が付いた、そんな不思議な話。

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