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『霧島華音・転』 ~『不思議』の『何でも屋』~  作者: hermina
第4章 『自分攻略サイト』 ~一郎の章~
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『自分攻略サイト』 ~一郎の章~ 其の一

9月14日。

この日の朝の記憶が無い。

先ず・・・朝、何時に起きたのだろう?朝食は?そして何故、『ココロード』に居たのだろう?

記憶に残るのは、その後からである。

何故か『ココロード』にいた俺は、お婆さんに話しかけられた。


「華音様にはお会いできたかね?」


「華音様?」


そこは『霧島華音』という、店の前。

俺には、そこに来た記憶が無ない。


「え、ええ、会えました。」


俺は、お婆さんに適当に挨拶をすると、その場を後にする。

そういえば聞いた事がある。

『ココロード』に華音様なる人物が居て、何でも相談に乗ってくれる・・・と。


「あそこがそうなのか。」

「でも、店・・・のようだったな。」


占い師か何かなのか?

まあ、腹も減った事だしと、近くのラーメン屋に入る。

その後、宝くじ売り場でスクラッチを買ったら、なんと1万円が当たった。

今日はついているな。

そんな事を考えながら、家路に着く。

家に帰ると、パソコンの電源が入っている事に気が付く。


「あれ?消し忘れたかな?」


インターネットブラウザには、『ページが表示できません。』というエラーが表示されている。

何か調べていた??その記憶も無い。

と、言うことは・・・朝、何かをインターネットで調べて、そして『華音様』の元に行った。

そういう事なのだろうか?

昨日・・・飲みすぎたか??

まだ少し、昨日の酒が残っている気がする。

しかし、記憶が無くなる程とは・・・そうして、その日は家でだらだらと過ごした。


9月15日、9月16日、9月17日、9月18日、9月19日、9月20日・・・平穏。何時も通り。仕事も適当に終わらせる。

何時も通りの日、そして・・・9月21日。

この日も、夕方までは普段通り・・・普段通りのだらだらとした休日。

夕方、時刻は18:30分。

俺は、飯でも食べようと『ココロード』に向かった。

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